岩田 賢一 先生からの回答
はじめまして
わたしの患者さんの猫も23歳で点滴に週2回きてましたが最近永眠いたしました。
もう1年半前から来院していました。最初は痙攣するので診てほしいとの依頼でしたが血液検査の結果、腎不全末期で上記の検査結果よりさらに悪い数値でした。しかし幸い食欲だけはあったので脱水の状態をみながらの皮下点滴で維持してきました。痙攣もだっすいからのものとわかり点滴してでなくなりました。この間薬としては腎臓の薬(活性炭)と血液の循環を良くする薬を処方しなんとか点滴も1ヶ月に1度か2度するくらいで維持できるようになりました。
みーちゃんの場合は病院からかえるとストレス疲労からか食欲や元気もなくなるとのことなので体内の活性酸素が出やすくなるのではないでしょうか。活性酸素が出過ぎると他の健康な細胞を自分の免疫物質が攻撃し痛みなどいろんな症状を出します。病院にはストレスを軽減する薬がおいてあるところもあります。私も患者さんに処方しいい結果がえられてます。
点滴は脱水の状態(皮膚のつまみテストでわかります)と食欲の状態でされてはいかがでしょうか。
年齢が20歳ですと白内障になっているかもしれません。目がみえないけど明るさの程度はわかる場合院内の待合室をぐるぐるまわるばあいが私の患者さんでも認められました。
2007/06/20 11:43 参考になった! 0
投稿者 ねいろ さん からの返答
岩田先生、お忙しいなかありがとうございます。さっそく、主治医の先生にストレスについて相談してみたいと思います。
今日は前回の点滴から3日目で、ご飯もしっかり食べて、お手洗いも快調です。弱い飼主ですが、みーと一緒に頑張ります。
2007/06/27 11:43
須藤 永子 先生からの回答
高齢のみーちゃん、よく頑張っていますね。私の浅い経験の中でも腎不全の猫ちゃんは沢山みるものです。みーちゃんのように、皮下点滴で体の中の毒素を薄めて、尿が出ているうちはなるべく出すように治療を進めた子もいます。腎臓がマダ働いていれば本当は静脈点滴の方が効果はありますが、自宅での看護が出来なくなる(もしも、のときに飼主様が立ち会えない可能性がでてきます)ので、皮下点滴を行っているのでしょう…。
腎臓が機能しなくなると尿の排泄が困難になり水膨れのようになってしまいます。まだそのような状態ではなさそうなので治療を!と勧めたいものですが、通院のストレスで何も食べないようなら、医療用活性炭と強制給餌、保水など別の治療法も併用し通院回数を少しでも減らせないか?かかりつけの病院の先生に相談してみてはどうでしょう。
ねいろさんとみーちゃんにとって、気持ちと体への負担が少しでも軽くなる方法が見つかればいいですね。食欲と口臭、嘔吐の有無、尿の排泄量、飲水量に注意を払い、先生と相談しながら一番納得の行く生活を見つけて行って下さい。
お大事にしてください。
2007/06/20 11:48 参考になった! 0
投稿者 ねいろ さん からの返答
須藤先生、お忙しいなかありがとうございます。主治医の先生に、点滴後のみーの様子や通院でのストレスについてよく相談したいと思います。通院の回数を減らしたいと相談するのは治療方針に意見するみたいで気が引けていたのですが思いきって相談してみます。
今日は前回の点滴から3日目でご飯もしっかり食べて、お手洗いも快調です。弱い飼主ですがみーと頑張ります。
2007/06/27 11:48
老猫の余生について
我家にいる猫(雑種)について色々と検索していたなか、
このような素晴らしいサイトにたどり着くことができました。
7月の暑いさなか、本当に小さな小さな生まれたての
猫が学校の前に一匹だけちょこんと居て、このままでは
暑さで死んでしまうと思い、家に連れて帰ってきて
間もなく21年になります。
その子が一年ぐらい前に、ご飯を全く食べず
口からヨダレを出してうずくまってしまい
病院に連れて行くとかなり酷い歯肉炎だそうです。
それでも、獣医さんのおかげで帰ってきてしばらく
するとご飯もたくさん食べるようになり元気に過ごしておりました。
ただその時に初めて健康診断をしていただき腎臓の数値が
高いことがわかりました。これは老猫の代表的な病気だそうで
年齢のわりには他の数値は正常で心臓なども異常はなく
大変、上手に育てられてますねとお褒めいただきましたが
やはり家族にとってはとても心配で心配で辛い毎日でした。
そして今年の初めに乳腺腫瘍も発見されたのですが、この年で
手術は危険ですし、麻酔すら命が危ないとのことで
このまま見守ることに決めました。
それと同時に、家の中をクルクル回るようなことがあり、目の動きから
これは脳になにか障害が起きている可能性があるそうですが
麻酔が出来ないことからMRI検査ができず、たとえそれが
出来て脳の異常(腫瘍など)を発見できても手術は危険なので
どうすることも出来ないと判断されました。
月に一度の定期健診を続けてきて一年、最近、BUNの数値が
少しずつあがり始め、家での薬ではダメになり、とうとう背中への点滴
治療が始りました。最近の採血の結果BUN74.9 CRF2.0 AST27 ALT48 IP4.3
今まで外にもほとんど出ず、病院通いなどもなかったので
本人はすごくストレスを感じており、点滴の気持ち悪さもあるのでしょうか
病院から帰ってから2日間はほとんどご飯も食べず鳴きながらも
部屋の隅から出てきません。呼吸も荒いです。
点滴から3日後ぐらいから、ご飯を食べ始め普段通りに戻るのですが、
そのころにはまた点滴の日がやってきます。
そしてまた終わると元気がなくなり・・・の繰り返しです。
本当に辛そうで、かわいそうで見ているのが辛いです。
これを頑張れば完治するなら治療を続けようと思うのですが
腎臓は完治することは無いと分かり、延命だけの為なら病院に
行くのは止めようかと迷ってます。残りの人生、好きなものをあげて
好きなように過ごさせてあげようかとも思います。
本人の意見を聞けたらいいのですが・・・。
自分の家族(人間)ならやはり治療を続けさせると思います。
この猫も私の家族の一人だから続けているのですが・・・。
この治療を止めてしまうと猫は辛い状態になるのでしょうか?
止めるにしても、続けるにしても辛い状態です。
ここにいらっしゃる先生方、同じような経験をされた飼主さま、
ぜひ、皆様のご意見をお聞かせ下さい。
長文になりまして申しわけありません。