だいじょうぶ?マイペット

糖尿病の治療について

質問カテゴリ:
食欲の異常 / 尿の異常

対象ペット:
/ ミックス / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
兵庫県 / みつの かずみさん

 
2007/06/26 23:45

始めまして。アドバイスを頂きたく思い質問させて頂きました。
猫・雑種・6歳・オス・7.2キロ。

6月の初め頃から、多飲多尿に気づき6月7日に病院に連れて行き、血液検査をしてもらいました。

血糖値:386 肝臓・GPT:94 ALP:190 白血球:5.200 血小板:OVER
でした。6月16日に、尿を持って行き検査の結果、先生に「尿糖が出てますから糖尿病ですね」と言われました。数値などは何も言われませんでした。
その日から、オイグルコン1.25を1日1錠 ウルソ100を1日1錠、与える様に言われました。あまり元気もなく食事もほとんど食べなくなったので、W/dの缶詰を病院に買いに行った時に先生に多飲多尿が変わらなければオイグルコン1.25を1錠増やす様に言われ、その様にした所、グッタリした様子だったので電話で先生にその様子を伝えると「低血糖かもしれないですね」と言われ、朝夕でオイグルコン1.25を1.5錠に減らす様言われました。
6月22日 病院で血糖値を計ると381でした。体重も0.3キロ減っていました。その日に血をサラサラにするサプリメントを処方してもらいました
名前か解りません。
薬を与え始めてから2週間たっても血糖値もほとんど下がっておらず、多飲多尿も全く改善してません。このままこの治療方法で良いのでしょうか?

こんにちは、みつの かずみさん

こうた君の様子、心配な事と思います。

まず、糖尿病の診断がなされた場合には、通常インシュリン療法を検討する事になります。
その場合には、まずは病院に入院してもらい血糖値を継続的に測定しながら、インシュリンの注射量を調べていく事が必要となります。
ただ、今回はこうた君はインシュリン療法ではなく、SU剤といって、膵臓の細胞を直接刺激して、インシュリンを分泌させるという治療法を取っているようですが、残念ながらその効果が出ていないようですね。また、SU剤はウルソとの併用はその作用を強めてしまい血糖値が一時的に過剰に下がりやすくなるため、慎重にならなくてはいけません。

お話を聞いた限りでは、SU剤でのコントロールよりは、インシュリン療法の検討に入られた方がいいような気がします。
もちろん、インシュリン治療にあたっては、お家での注射をすることをはじめとして、飼主さんの側にもある程度の覚悟は必要ですが、このままSU剤による治療の継続はあまり効果的では無いのではないかと思われます。
特に初期治療段階では、こまめな血糖値の検査は不可欠なものです。
セカンドオピニオンとして、他の病院の診察を受けてみてはいかがでしょうか。また、インシュリン治療に関しては、病院によっても考え方が異なるようですし、治療費も異なることがありますので、一ヶ月あたりのかかる費用の概算なども含めて、遠慮なく、複数の病院で相談なさってみてください。

参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください

投稿者 みつの かずみ さん からの返答

お忙しい中、回答していただいてありがとうございます。
ウルソとの併用の事は何も聞いてなかったのでビックリしました…
他の病院の診察を受けてみたいと思います。
ありがとうございました。

私も、他の先生の意見と同じです。

ネコの真性糖尿病の原因はまだ良く分かっていませんが、
血液検査をして、他の疾患が原因で起こる、二次的な糖尿状態
でないことを、まずはっきりさせてから治療を開始するのが、
大切です。また、血糖値は、食前食後でかなり差がありますから
、24時間で数回測定し(この子の、1日の血糖曲線を調べ)てから治療に入らなくてはいけません。

オイグルコン(SU剤)は、膵臓を刺激して体内のインシュリンを無理やり出させる治療法ですが、そもそも膵臓自体に
機能的なダメージがあれば、刺激してもインシュリンは
でませんから効果はまったく期待できませんし、

また効果があったとしても、それは、例えるならば
痩せ馬(膵臓)に鞭打つ治療になる可能性もあります。

つまり、一般的には、インシュリン注射による治療がメインに
なることが多いのが実際のところかとも思います。

担当の先生が、非常にネコの糖尿病の治療にお詳しいのであれば
別ですが、一般論から言えば、インシュリン治療が普通かな
とも思います。可能であれば、そのあたりの事も、先生にお聞き
するのも良いかもしれません。

ただ、血糖値が300台というのは非常に微妙な数値です。
通常は、500ぐらいに上がった血糖値を300台前半に持っていくのが一つの治療の到達点になるからです。


>その日に血をサラサラにするサプリメントを処方してもらいました

これは非常によくありません。つい数日前も、『血液さらさら
』をうたった商品を販売しているDHCなどのメーカーが、厚生省の勧告をうけて商品自体の販売を中止したりしたのを知っていますか?




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60健康食品の名称にNG 厚労省が3社に異例の指導


 「さらさら」「圧ダウン」「快眠」など、健康食品の名称の一部に医薬品としての効能や効果をイメージさせる言葉が使われているとして、厚生労働省が健康食品メーカーのディーエイチシー(DHC、東京都港区)、ファンケル(横浜市)、小林製薬(大阪市)の3社に対し、計約60品の名称変更を指導していたことが22日、分かった。

 大半はサプリメントと呼ばれる錠剤タイプの食品。3社はこのうち計54商品の名称変更を決め、ほかに9商品については販売を中止した。厚労省がこれほど大量の商品名変更を指導するのは異例。同省医薬食品局は「薬のような効能、効果を消費者に期待させる商品名は薬事法違反となる可能性がある。3社の商品には紛らわしい名称が特に多く、改善が必要と判断した」としている。

 変更はそれぞれDHC19、ファンケル18、小林製薬17の商品。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

血液さらさらなんて、医学的には意味がありませんから、そのようなサプリよりも、しっかりとデータのある治療をされたほうが
良いと思います。



投稿者 みつの かずみ さん からの返答

お忙しい中、回答ありがとうございます。
サプリメントの件ショックを受けました。なんでも先生を信じきるのも良くないんですね。私も勉強しないと。
北森先生の回答が聞けて良かったです。ありがとうございました。

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