是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、茎さん。
ケンネルコフは、意外とやっかいな病気で、こじらせるといつまでも後遺症のように咳の症状が残ります。ただし、これはケンネルコフがいつまでも治らないというわけではありません。
身体の小さい小型犬では、空気の通り道である気管がもともと細いことに加えて、ケンネルコフで、気管が炎症を起こした結果さらに細くなったり、変形を起こしている為、粘液がからみやすく、咳が多く出ます。また、ケンネルコフ自体が治っても、のどの変形などがひどいとそのまましばらく咳が続くといったことになります。
成長とともに、気管も太くなっていくと咳の症状も消える事が多いので、咳の回数があまり変わらない頻度になったところで、一旦休薬し様子を見ることもよくあります。
年齢的にもあまり気管支拡張剤や、粘液調整剤などの薬は積極的に使わない方がいいと思います。
薬をやめて、咳の回数が増えるようでしたら、すぐに獣医師に相談する必要があると思いますが、特に増えたりした様子がなければ、経過を観察してあげてください。
身体の成長とともに、咳も目立たなくなるのではないかなと思います。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2007/08/17 17:50 参考になった! 0
投稿者 エルビー さん からの返答
是松先生、ご回答ありがとうございました。
咳の症状が残ったまま治療をやめてしまって大丈夫かとても心配でしたが、回数も安定してますし、元気もあるのでこのまま様子をみていこうと思います。
アドバイスをいただきとても安心しました。
ありがとうございました。
2007/08/24 05:50
ケンネルコフの治療について
はじめまして。5ヶ月のヨーキーです。7月初めにペットショップで購入、引渡しの翌日から咳が出始め、すぐに獣医さんに診て頂き「ケンネルコフ」と診断されました。
抗生剤と痰を出しやすくする薬を頂き、咳の回数はだいぶ落ち着きましたが、完治していません。
5回ほど通院し、抗生剤を3種類ほど変えて約40日薬を飲み続けました。
(薬の名前はわかりませんが、最初は淡白色のシロップ、次がかなり強い薬と言われたピンクのシロップ、最後は白い錠剤を砕いたものとオレンジのシロップです)
眠ることもできないほどひどい咳だった初めの頃にくらべ、今は本当に元気になり、食事、便も問題ないのですが、相変わらず咳の症状が残っています。
咳の回数は日に7,8回くらいで、「ケホッ、ケホッ」と繰り返した後、出てきた痰をまた飲み込んでいるようです。
獣医さんからは、もう1ヶ月以上抗生剤を飲んできたので、一度薬を絶ってこの子の免疫力が上がって自然に治るのを待ってみましょうと言われ、1ヶ月後の再診を勧められました。
咳の時以外はとても元気なので、獣医さんのおっしゃる通り、あまり気にせずこのまま様子をみても大丈夫でしょうか?
やはり薬を長く飲み続けることは副作用など問題があるのでしょうか?
それとも、きちんと完治させないと将来呼吸器などに問題がでたりすることもありますか?
ケンネルコフは必ずいつかは完治する病気ですか?
アドバイスをお願いいたします。