是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、綾香さん
キキちゃんの眼の写真見せていただきました。
どの位、眼の虹彩縁と呼ばれる部分(黒目の縁の部分)に近接しているのか、浮遊性は無いか、周囲に血管新生や浸潤は見られないか等をもう少し調べないといけませんが、一番可能性が高いのは虹彩嚢胞なのではないかと思います。
その他には、新生物(腫瘍)の可能性もありますが、それらであれば、もう少し血管新生や虹彩の変形が見られると思います。また、新生物の場合は眼球の摘除手術が第一選択肢になってきます。
虹彩嚢胞であれば、視野の狭窄が軽度で生活に支障がなければ、手術は必要ありません。原因は、遺伝的なものや怪我など原因がはっきりしている場合もありますが、加齢により自然発生的に見られる事も多いようです。治療も特になく、悪性の新生物の可能性が無いかの経過観察の診察のみを3〜6ヶ月に一度受けてもらえれば大丈夫じゃないでしょうか。
また、視野の狭窄がひどければ麻酔をかけて、嚢胞の吸引もすることがありますが、予後などを考えてやるべきかどうかを判断することも必要です。
いずれにせよ、新生物の可能性は診察した獣医師もあまり指摘していないようですし、私も写真を拝見した限りでも虹彩嚢胞の可能性が高いと思いますが、紹介された獣医師ともよく相談しながら今後も経過を見ていってあげてくださいね
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/10/12 09:58 参考になった! 1
投稿者 さん からの返答
こんにちは
早急のご解答どうもありがとうございました。
先生の仰った虹彩嚢胞の可能性がある事を告げたら、眼科専門の方を紹介して頂き、調べていただきました
結果、是松先生に教わった通り虹彩嚢胞でした。
中身が空洞な状態なので、今のところは問題はないとのことでした。
行き成り出てきたのではなく、裏側に入っていた嚢胞が押し出されてきただけだそうで、心配は要らないそうです。
先生に回答を頂くまでは悪い病気なんじゃないか…もしかしたら死んでしまうんじゃないか…と不安で仕方がなかったので…
恐らく行き成り県外の病院に行って聞いたこともない病名を聞かされて…だったら動揺して大変なことになっていたと思います。
先生のお陰で冷静に獣医さんのの話を聞き、必要な内容等を確認することが出来ました。
病名がわかっているとこんなに安心出来るものなのか…と感心しました。
とても参考になりました。
今後は定期的にその病院に通わせて頂き、経過を見守る事にします。
本当に、ありがとうございました。
2010/10/19 09:58
猫の眼球に異常が…
初めまして、アドバイスを頂きたいと思い投稿させて頂きました。
ロシアンブルーとキジの雑種のメス猫で、八歳です。
活発な性格で、排便排尿にも特に問題はなさそうです。
食欲もあり、異常はないように感じるのですが…
四日ほど前にふと猫の目を見ると…黒目の下に、水面に一滴の黒い油を注した様な影が…横から見ると球体に盛り上がり、立体的です
丁度黒目と重なるような形で出来ているので、黒目が伸びたような感じになっています
不自然な球体が黒目の下に…黒目の動きは正常で光に反応して大きくなったり小さくなったりして異常はないようなのですが…緑内障等が関係しているのでしょうか?
光には反射しないようで、ライトを当てると(獣医さんの診察の時に見ました)そこだけ黒く残ります。
多少光を見ると眩しそうに目をそらすか瞑るかしますが、これはおそらく普通の猫と同じぐらいの反応です。
両目共今のところは正常に見えるようで、片方ずつ閉じさせても怖がったりせず、前で揺らす物体を目で追います。
しかしその眼球の中にある影はいつまでたっても消えたり小さくなったりはしませんでした。
獣医さんを何軒も回ってみたのですが、どこで聞いても見た瞬間にうちでは原因がわからない、と別の病院を紹介されます。
紹介された先でも同様でした。
何か悪い病気かウイルスなのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら、宜しくお願いします。