樋口 高裕 先生からの回答
にのぶさんへ
ALPの上昇は、肝臓由来、副腎由来、骨由来の3種があります。
GPTの上昇が若干あることから、肝臓由来が最も考えられますが、このままほうっておくのはいかがなものでしょうか。動物の場合、自覚症状を訴えませんので、症状が出てくる頃には手遅れになることも少なくなりません。
血液検査で、ALPアイソエンザイム(外注検査)を調べれば、どこ由来の可能が高いかがわかります。
肝臓由来なら、肝機能を高める、副作用の少ないお薬がありますので、かなり良くなる可能性があります。
厄介なのは、副腎由来のもので、クッシング症候群や糖尿病といった病気に関連することが多く、早期に治療を検討する必要があります。
ご心配なら、主治医の先生にご相談されて、検査されることをお奨め致します。
なお、MCHCは貧血の指標で、低いときに意義を持つので、貧血がなければ、まったく心配いりません。
どうかお大事にしてください。
2013/06/21 13:24 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
こんにちは、早速のお返事ありがとうございました。
ずっと不安に思っておりましたので、丁寧な説明でとてもよくわかりました。
やはりほおっておかず、すぐに検査をしてもらおうと思います。
お聞きして本当によかったです。
ありがとうございました。
2013/06/28 01:24
血液検査結果
こんにちは、初めて質問させて頂きます。
9歳のMシュナウザーの女の子です。
3ヶ月ほど前、乳腺にできた良性の腫瘍をとるための手術をする際に行った、血液検査結果についての質問です。
ALP胆管障害、という項目の数値が、基準0~150に対して1670もあります。
先生に尋ねましたら、この値は気にしなくて良い、と言われました。
先生がそうおっしゃるなら、とそのまま帰宅しましたが、やはり、ずっと気になっております。
その他の値は、GPT(ALT)が基準15~60に対して81、MCHCが32~36に対して46.7。
基準を超えていたのはこれだけですが、これら全て、気にしなくて良いと。
ALPの値の高さがやはり心配で、本当にほおっておいて良いものか、普段の生活で変えた方が良いものはないのか(食生活など)、お聞きしたく投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。