インターフェロンについて

質問カテゴリ：: 吐き気 / その他
対象ペット：: 猫 / 野良猫 / 男の子 / 3歳 7ヵ月
質問者：: 埼玉県 / よちまゆさん
: 2016/12/11 17:26

はじめまして。こんにちは。
インターフェロンについて、教えて頂きたく、宜しくお願いいたします。
12月6日(火)に元気と食欲がないため、ちぃーちゃんを動物病院でみて頂きました。診断は風邪とのことで、インターフェロンの注射とお薬を出して頂きました。
12月7日(水)の7時頃、前日と同じ状況でしたが、昨日病院でみて頂いたので夕方まで様子をみようと会社に行きました。夕方帰宅したら何ヵ所か嘔吐しており、フラフラしていたため、慌てて動物病院に連れていきました。口、耳、手足に黄疸がでていて、獣医さんも昨日は症状が出ていなかったのに、びっくりしていました。
血液検査をして頂き、エイズなどの病気はないとのことでした。その後、手を尽くして頂きましたが、8日(木)10時に亡くなってしまいました。
二日前まで元気でした。それだけに急な事だったため、動揺しています。
他にも猫がいるため、今後の知識のためにも、インターフェロンの副作用について教えて頂きたく、宜しくお願いいたします。
ちなみに、たまに外に1～2時間ほどでる程度で、6、7日は１日中寝ていたため、外には出ていません。
また、兄弟(チビちゃー)は風邪気味ですが、症状は出ておりません。

井上平太先生からの回答

井上動物病院動物取扱業登録第５６-１０４号（埼玉県）

　誠にお気の毒な事でした。ちぃーちゃんのご冥福をお祈り申し上げますとともに、他の猫たちの少しでも早いご回復を祈念いたします。
　
　インターフェロンは当院でも新生子から２０歳近い高齢猫まで、発売当初からたくさんの猫たちに注射しております。系列動物病院を含めて黄疸の副作用は経験しておりません。安全性の高い薬剤と認識しております。
　ただし、薬剤の注射ですので、アレルギーやアナフィラキシー・一時的な元気消失・肝酵素値の一過性の上昇は稀には起こり得ると報告されています。
　普通に起こる事としては免疫力を上げるのでわずかな発熱が起こります。人間の場合に自殺率の上昇が問題になったことがございます。猫は自殺しませんが、沈鬱気味になる事がございます。
　
　風邪による食欲低下で肝リピドーシスを急激に起こして肝不全に陥ったか、何かの中毒が起こったのかもしれません。猫の肝臓はグルクロン酸抱合による代謝解毒が出来ないので、中毒にはかなり弱いものです。家庭にあるごく普通の油脂類や園芸植物や精油で致死的中毒を起こすこともございます。

　多頭飼いで順繰りに風邪をひくときは、しっかりとワクチンを受ける・リジンと言うアミノ酸を投与する・インターフェロンの点眼点鼻を行うなどの処置を検討してみてください。

2016/12/13 00:22 参考になった！ 1

投稿者よちまゆさんからの返答

井上先生、インターフェロンについてご回答ありがとうございます。
他にも色々と注意しなければならない事があるのですね。
多頭飼いで順繰りに風邪を繰返しているため、先生のアドバイスをもとに、今後の対応を検討してまいります。
今まで、右手が罠に掛かってしまい、痩せ細って帰ってきた猫がいたり、突然、ヨダレをダラダラ垂らしっぱなしになってしまった猫がいたりと、色々ありましたが、どちらも２週間ほど入院して、一匹は片腕になってしまいましたが、二匹共元気になりました。これまで、夜中の出来事が多かったため、誰にも相談できず不安になることがありました。また、何かありましたら、色々とアドバイスを頂けたらと思っております。
今後とも宜しくお願いいたしますm(__)m

2016/12/13 07:23