栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
個人的には猫の動脈血栓塞栓症は日々の診療の中で数カ月に1例ほど診ることがあります。やはり致死率が非常に高く、なんとか命をつなぎとめたとしても後遺症が残ったり、再発をしたりするケースが多々あります。
足の曲げ伸ばしですが、やはり血流を促す目的であると考えられますが、効果はやや少ないかもしれません。それでも何もしないよりはマシだと思います。
クラッシュ症候群のようなことは起こりえますが、血流が流れないとそもそも助からないので、実行するしかありません。血流が止まったままではどうにもならないので。
亡くなった原因は広く言えば心不全ですが、あと、
①過度の心負荷による肺水腫
②壊死した後肢から毒がまわってくることによる心停止(クラッシュ症候群に近い)
③腎機能低下
④過度の疼痛によるショック
などが可能性としてあげられます。
症状は劇症で、急な変化となるので、気持ちの構えができず後悔されるケースが少なくありません。
決して少なくないこの病気がいつか確実に治せる日がきたらいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします。大変な励みとなります。
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。
2026/08/06 19:23 参考になった! 0
投稿者 nekomama さん からの返答
栗尾先生
お忙しいところ、大変お詳しいご回答をありがとうございました。
足の曲げ伸ばしは、やはり、してあげた方が良かったのですね。
今さら後悔してももうどうしょうもないのですが、どうしてしてあげなかったのだろうと、本当に後悔しています。
もししていたら、可能性は低くても、今も生きていてくれた可能性はあったのですよね?
また、④は、痛みのあまりショック死したということですよね。もしそうなら可哀想でなりません。
足の曲げ伸ばしをしていたら、多少は痛みが和らいだりしたのでしょうか。それとも余計に痛かったのでしょうか?
主治医が楽観的(批判ではありません)なうえ、病院から連れ帰るときは元気だったので油断してしまいました。
夜間救急の先生は厳しい病気と言ってくださっていたのに、どうしてもっと危機感を持たなかったのかと後悔ばかりです。
亡くなる直前の呼吸は浅く、「はぁはぁ」という感じでした。
急に苦しんでという感じではなく、はぁはぁという呼吸がそのままピタッと止まった感じです。
①~④のどれか、推測が付きますでしょうか。
今まで10頭以上の猫と暮らしてきましたが、今回の病気は初めてでした。
若く元気だった子の急死も初めてでした。少なくない病気なのですね。
>この病気がいつか確実に治せる日がきたらいいなと思っています。
ありがとうございます。私も本当にそう思います。
人間だったら手術になると思うのですが、猫では難しいのでしょうか。
お忙しい先生にまたいくつも質問で申し訳ないですが、
お手すきの時にご回答いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2026/08/08 22:25
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
足の曲げ伸ばしをしても回復した可能性は極めて低いかもしれません。もちろん可能性がゼロではないですが。
痛みはどうしても出てしまうかもしれませんが、やむを得ないです。なんとか血液を流せるようにするしかないかもしれません。
可能性として多いのは②になると思います。①や④では自宅に帰ることすら困難になると推察はされます。
手術は可能ですが、それでも成功率が高くないのと、時間制限がかなり厳しくあるのと、そもそも対応できる施設が非常に少ないかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
2026/08/12 15:41
投稿者 nekomama さん からの返答
お忙しいところ、何度もお返事をありがとうございました。
丁寧なご回答に、少し心が楽になりました。
本当にありがとうございました。
こちらに質問させていただいてよかったです。
2026/08/15 01:09
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
■以下のいずれかで評価をお願いいたします!応援していただけると大変な励みになります!
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
2026/08/17 08:23
投稿者 nekomama さん からの返答
Googleの口コミをすでに書かせていただいています。
ありがとうございました。
2026/08/17 13:58
投稿者 nekomama さん からの返答
粟生先生
一旦終わらせた後で申し訳ありません。
どうしても、足の曲げ伸ばしをしてあげなかったので死なせてしまったという気持ちが消えません。もう一度だけお教えください。
>足の曲げ伸ばしをしても回復した可能性は極めて低いかもしれません。もちろん可能性がゼロではないですが。
とのことですが、逆に、この病気は、足の曲げ伸ばしをしなければ100パーセント亡くなるのでしょうか?それとも、足の曲げ伸ばしをしなくても可能性は低くても回復することもあるのでしょうか。
もし回復することもあるなら、「足の曲げ伸ばしをして回復する可能性」「足の曲げ伸ばしをしなくても回復する可能性」どちらが高いですか?
お答えになりにくい質問だと思います。お忙しい先生に本当に申し訳ありませんが、お手すきの時に、一般論、ご私見、可能性で結構ですので、お教えいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
2026/08/21 14:39
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
足の曲げ伸ばしが必須というわけではありません。
それをやってもやらなくても90%以上の致死率はある病気になります。
私個人の主観にはなりますが、
「足の曲げ伸ばしをして回復する可能性」→ 5%
「足の曲げ伸ばしをしなくても回復する可能性」→ 4%
くらいのイメージです。あまり大きな差はありません。血管の詰まり具合によるとしかいえませんが、相当につまっているとなかなか回復は見込めないと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2026/08/21 16:54
投稿者 nekomama さん からの返答
お早い回答をありがとうございます。
本当に何度も親身にご回答くださりありがとうございました。
90%以上の致死率とお伺いして、今更どうしようもないですが、正直その時に知っておきたかったと思ってしまいました。主治医の先生はよくしてくださいましたが、もう少し危機感を持たせてほしかったと思ってしまいます。
具体的な割合までありがとうございます。ほんのわずかな差ということですね。
後悔は尽きませんが、日にち薬で少しずつ前を向かなければと思っています。
本当にありがとうございました。
2026/08/21 17:08
投稿者 nekomama さん からの返答
受付終了後にまた申し訳ありません。
気持ちはだいぶ落ち着いてきたのですが、まだふと考えてしまいます。
教えていただきたいのですが、先生は、塞栓症の猫の飼い主さんに、家で足の曲げ伸ばしをするように指示されていますか?
これは、スタンダードな指示なのでしょうか?
急ぎませんのでお手すきの時にお教えいただければ幸いです。本当に何度も申し訳ありません。
2026/09/11 09:57










猫が塞栓症で亡くなったのですが、教えていただきたいことがあります
先日元気だった愛猫(オス7歳)が突然亡くなりました。発症からたった2日でした。やれることはやったと思っていますが、やはり後悔が押し寄せてきます。
症状は、突然両足が動かなくなったことです。受診したところ、心臓が悪く、股の血管に血栓が詰まった塞栓症との診断でした。治療はしっかりして頂いたと思います。
初日に、痛みのあまりだと思いますが、私の手を思いっきり噛みました。後日整形外科で薬を処方されるほどの傷でした。
先生に、家で足を持って、足の曲げ伸ばしを時々するように言われました。先生の指示で本人の安全のためにケージに入れていたのですが、また噛まれるのが怖くて、結局この曲げ伸ばしを一度もしてあげませんでした。私も混乱していて、そこにあまり気が回ってなかったということもあります。
本当に今更ですが、もし、足の曲げ伸ばしをちゃんとしてあげていたら、死ななかったのではないかと思ってしまいます。そんなことはありませんか?
また、そもそも、この足の曲げ伸ばしは何のためにするものなのでしょうか?止まった血流を少しでも流すため?もしそうなら、クラッシュ症候群のような、悪いものが流れてしまって悪化するということにはならないのでしょうか?
あと、亡くなったのは心不全と言われましたが、この考えであっているかどうかお教えください。
「心臓は異常はあったが何とか普通に動いていた。ところが血栓のため股の部分で詰まりが発生、血液を流そうとしても流れないのに、それでも血液を押し出そうとする心臓に負担がかかり(高血圧のような感じ?)止まってしまった」
いろいろと恐縮ですが、推測、可能性、一般論で結構です。どうぞよろしくお願いいたします。