だいじょうぶ?マイペット

高齢猫の全身麻酔

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ 雑種 / 男の子 / 17歳 9ヵ月

質問者:
宮城県 / なるさん

 
2017/01/30 20:16

 アドバイスいただきたく、ご質問させていただきました。
右脚に腫瘍ができ検査していただいた所、肥満細胞腫と言われました。大きさは1.5cm×1.5㎝くらいでです。先生からは「これ以上大きくなると切除が難しくなり、手術しても傷がくっつきにくくなるので手術をした方がいい。ただ高齢で慢性腎不全もあるので、よく考えてみてください。」と話されました。
 先月の採血では
ALT/148 AST/135 ALP/264 BUN/44.3 Cre/1.8 T4/7.63
でした。既往としては慢性腎不全、甲状腺機能亢進症、慢性膵炎があります。メルカゾール内服していましたが、副作用で顆粒球減少症、膵炎を発症し、入院したあとは、プレドニン0.5㎎内服で経過観察しています。治療食は食べてくれず、シニア用のフードを食べています。甲状腺の病気になってからは、体重が6Kgから3.9Kgに減少しましたが、ここ半年は体重の減少はなくキープできています。
 そこで質問なのですが、高齢猫でこれらの既往や採血のデーターでも全身麻酔は一般的に行っているのでしょうか?また肥満細胞腫は良性とも悪性とも言えないと言われましたが、やはり手術した方がいいのでしょう?大きくなるだけのなら、そのままではダメなのでしょうか?
 お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

今晩は。

 猫の肥満細胞腫は非常に難解です。難解と言うのは危険と言う意味ではなく不思議な腫瘍で予後の判定が難しいという意味です。私の飼い猫にこれと全く同じ状況が起きてもとても悩みます。

 いたって健康な17歳であれば小さいうちに全摘出が一番良いのですが、すでに多臓器機能障害に陥っているという事ですから、全身麻酔により尿毒症がさらに悪化する可能性がございます。肥満細胞腫がさらに大きくなり皮膚が耐え切れなくなり自壊してしまう時期・あるいは転移していくかが、いつかは起こります。しかし、その時機と肝臓や腎臓の病気で天寿を全うする日が来るのがどちらが先か・・・答えにくいところですが人間に換算すると86歳あたりになります。
 あくまでも拝見せずに書いている事なので実情に合っていないかもしれませんが、肥満細胞腫は内科的にも抑えていく術がございます。こちらもご検討いただいた方が良いと思います。

投稿者 なる さん からの返答

井上先生、お忙しい中ありがとうございました。
先生でも悩む所なのですね。高齢ですが元気もあるので、可能であれば手術を受けさせたいと思いつつも、リスクを考えてると踏み切れないという心境です。
内科的な治療については知らなかったので、先生と相談し、この子にとって最良な治療が受けられるようにしていきたいです。
この度はありがとうございました。

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