だいじょうぶ?マイペット

甲状腺機能低下症?

質問カテゴリ:
耳の異常 / 皮膚の異常

対象ペット:
/ 柴犬 / 男の子 / 12歳 10ヵ月

質問者:
京都府 / tsukkuさん (この方の過去の質問 1件)

 
2017/06/07 17:10

12歳の柴犬の男の子です。
幼少期から、冬場に目の上の毛が薄くなる、あご、口周りをこするなどのわずかな症状はありました。

○2014年7月に頬のハゲ、後ろ足薄毛が出現。プレドニンの内服とコルタバンススプレーで改善
○2015年12月
目の周りの浮腫、口周りのただれ、脇腹の痒みが出現。プレドニゾロン3日、抗生剤投与。眼瞼炎悪化のため、エリザベスカラー装着。
○2016年1月
両耳外耳炎。ビクタスクリームやウェルメイトの点耳。
アレルギー検査では、リンパ球幼若化検査で、大豆とシシャモが要注意。IgE検査ではコナヒョウダニとヨモギが要注意。
○2016年2月〜4月
フードの切替やオヤツの変更。目の周りはやや改善。口周り、外耳炎は時々悪化。
アカラスの除外にブラベクト内服したが、効果なし。
○2016年5月
甲状腺機能検査
T4 0.9 (基準値 0.9〜2.9)
FT4 0.6 (基準値 0.9〜2.4)
TSH 0.117 (基準値 0.010〜0.330)とやや低値も症状乏しく、経過観察。
趾間炎の悪化もあり、プレドニゾロン7日間内服、2.5mgを隔日投与。改善するが、エリザベスを外すと足を噛みまくる。
亜鉛内服してみるが、効果なし。
○2016年7月
アポキル5.4mgを、1日2錠から開始。
外耳炎、目の周りの調子はよいが、趾間炎は相変わらず。
○2017年1月
趾間炎の改善とエリザベスカラー外すことを目標に10日間アポキルとプレドニゾロン2.5mgを併用。症状改善もエリザベスは外せず。プレドニゾロン2.5mgは隔日投与にする。
○2017年2月〜5月
アポキルとプレドニゾロン2.5mgを1日おきに内服。趾間炎の状態はまずまずもエリザベスは外せず。
○2017年5月
再度甲状腺機能検査
T4 0.6 (基準値 0.9〜2.9)
FT4 0.3 (基準値 0.9〜2.4)
TSH 0.030 (基準値 0.010〜0.330)
さらに低値。ステロイドの影響とのことで、プレドニゾロン2.5mgを3日に1度、4日に1度と漸減。口角炎と口周りの脱毛悪化。趾間炎もやや悪化。
5月28日再度ブラベクト使ってみる。

長くなりましたが、以上のような経過です。
皮膚は、趾間炎、口角炎が主な症状で、体幹やシッポは大丈夫です。
5月5日の採血では貧血が正常下限(幼少期からです)でした。コレステロールは正常。
この半年、やや反応が悪くなりました。散歩には行きますし、食欲もあります。体重も変わりません。水を多く飲む印象です。ふらつきや眼振もありません。足の細い震えはあります。
先日耳がほとんど聞こえていないことに気付きました。

1番お聞きしたいのは、
これまでの経過、現在の症状から、甲状腺機能低下症はないのか、診断的治療としてチラージンを飲ますのはどうなのかです。
プレドニゾロンを中止してから、甲状腺機能の再検査をしてからがいいのでしょうか。
副腎機能異常の合併の可能性を考えるとプレドニゾロンを中止するのも怖い気がします。
竜馬くんの耳が聞こえなくなって、ショックが大きく、どうしてあげるのがいいのか悩んでいます。
主治医は難聴は加齢のせいと言っていますが、甲状腺機能低下症でもある症状とも思えます。
アドバイスいただけるとありがたいです。

ちなみに、私は人間相手の内科医師です。
専門的な話もある程度分かります。
何とかよろしくお願いします。

谷口千穂

これは私の私見と考えてください。
良い状態を維持しているのは主治医の先生です。

理論上はステロイドはTSHの分泌を抑制しさらにT3・T4が低下すると言われますが、T3・T4低下によるフィードバックでTSHが上昇する作用は健康体ではかなり強力な印象です。
ですので、今ご使用程度のプレドニゾロンでT4・FT4・TSHすべて低い場合は、下垂体性甲状腺機能低下症を疑っても良いと思います。
各種負荷試験や脳MRIでさらに確定できるでしょうが、年齢を考えるとそこまで検査をシビアに行わなくても診断的治療として、チラージンを投与する事に私も一票投じます。
ちなみに補助的な療法としてR&Uと言う酵母菌株と十味敗毒湯の併用が、理論は証明できませんが数例で高い評価が得られました。

お大事にしてください。

投稿者 tsukku さん からの返答

ご丁寧な返答本当にありがとうございます。
現在、3日間アポキル、1日プレドニゾロン2.5mgと極少量ステロイドが入っています。
先々週と比べると、何となく元気な様子で、皮膚の痒みも悪化していません。難聴は相変わらずです。
一旦ステロイドを中止して、甲状腺ホルモンを再測定して、やはり低値ならチラージンを少量から使ってみようかと考えていました。

ただ、先生がおっしゃるように、下垂体性の機能低下症なら、副腎機能も低下している可能性もあり、ステロイドを完全に止めてしまうのは危険を伴うのでしょうか?
現状でも、かなり少量のプレドニゾロンなので、このまま中止しても大丈夫でしょうか?

ご多忙の中、申し訳ありませんが、再度のアドバイスを何とかよろしくお願いします。

再び 井上 平太 先生 からの回答

不確定なものが多いため、プレドニゾロンを止めて大丈夫かどうかは止めてみないとわかりません。
一般的な柴犬の体重ですと0.25mg/㎏位でしょうから、止めてショックを起こす事は無いでしょうが、皮膚症状の悪化や食欲不振は起こるかもしれません。
アジソン病は無いか・電解質特にカリウム地はしっかりとモニターした方が良いでしょう。

ただ、今が絶妙なバランスでコントロールされており、医原性のクッシングが発症していなければ、そのままチラージンを使い始めてからプレドニゾロンを様子を見ながら減らしても良いのではないでしょうか。

投稿者 tsukku さん からの返答

早速のご回答、本当にありがとうございます。このサイトを見つけて、先生にご回答いただいて、よい指針になりました。感謝致します。

竜馬くんの体重は10.8キロなので、ステロイドは確かに少量です。
先々週、プレドニゾロンを漸減していた頃が、1番体調が悪かった気もします。離脱症候群みたいなものだったのでしょうか。
プレドニゾロンを中止してみるかどうかは悩みますが、甲状腺機能、電解質等再検査後、チラージン少量内服開始を主治医の先生に相談してみます。

もう1つだけ質問させて下さい。
甲状腺機能低下症で難聴が出ることがあると読みましたが、どうなのでしょうか?
ふらつきや眼振などの前庭症状はありません。耳が聞こえないという症状が、家族には1番ショックでしたので、可能性があるなら、是非チラージンを内服させてみたいのです。それとも、12歳の柴犬なら、やはり高齢による難聴の可能性が高いのでしょうか?

再び 井上 平太 先生 からの回答

柴犬で12歳ですと多かれ少なかれ聴力が低下してきます。
甲状腺機能低下症と難聴の発生率に関しては申し訳ございませんが判りません。

投稿者 tsukku さん からの返答

何度もご回答いただいて、ありがとうございます。
この2、3週間悩んでいたことが、かなりスッキリしました。
竜馬くんの老化という現実にも向きあっていかないといけないですね。最近まですごく元気で、耳もよく聞こえていたので、なかなか受け入れられなくて。
甲状腺機能低下症の件、主治医の先生と相談します。
この度は、ご多忙の中、何度もご丁寧な回答、本当にありがとうございました。
経過など、またご報告致します。

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