井上 平太 先生からの回答
角膜潰瘍や充血がある場合に、根底に別の病気が隠されていないかどうかも重要です。
ドライアイや緑内障がある場合にはこれも並行して治療しないと治りにくい事があります。
ですので、治療期間がどのくらいかは個々に異なります。
それらがないのに治療が困難な場合には、自己血清点眼と言う方法もございます。自分の血清ですから、点眼してもほとんどしみませんし副作用も少ないです。
ただ、どうしても点眼をさせないこの場合には目を守るために一定期間眼瞼を縫合して角膜を守らなければなりません。
小型犬でこの年齢は人間で言えば70歳くらいですから、麻酔が不可能な年齢ではないと思いますが、詳しくは術前検査を受けないと何とも言えません。
次に狂犬病や混合ワクチンについてですが、こればかりは実際に診察している獣医師以外はリスクについて論じることはできません。心配であることを主治医に伝えてよく話し合って決めてください。
お大事にしてください。
2017/10/05 23:49 参考になった! 0
投稿者 るーすけ さん からの返答
井上先生
お忙しい中、ご回答いただきましてありがとうございました。昨年より頻発した嘔吐と元気消失の治療のため、ステロイドを服用させていますが、副作用なども
考えられるようなので、血液検査で内科的な原因がないか、獣医に相談してみます。眼圧検査の数値は正常だったようですが、白濁がなかなか消えないのが気になります。自己血清点眼というものがあるのですね。
こちらも合わせて相談してみようと思います。
狂犬病などのワクチン接種に関しては、通っている
病院の先生は推奨派なのですが、狂犬病は法律も有るので仕方がないにしても、混合ワクチンのほうは今ひとつ不安感があるので、もう一度伝えてみたいと思います。
改めまして、ご丁寧にご回答いただきまして、ありがとうございました。
2017/10/06 10:28
角膜の傷
先月の半ば頃から、右目をシバシバさせるような様子が見られ、充血していたので病院に行ったところ、
小さな傷ができているということで、抗生物質と
目に潤いを与えるという目薬をもらって帰宅。1日に3回点眼するように言われましたが、とにかく嫌がって暴れるので、口輪を付けて押さえつけて点眼していました。一週間後の再診では、傷が大きくなっていたため、別の目薬を処方され(ガチフロ、パピテイン)
こちらも1日に3回の点眼。他の家族の協力を仰げないため、一人で押さえつけて点眼し、自分で擦り付けたりしないよう、エリザベスカラーを装着させていますが、とにかくストレスが溜まるようで、食欲も無くなり、嘔吐の症状が再発してしまいました。愛犬は14歳で、昨年の夏頃より嘔吐の回数が増えたことにより、ステロイドの内服薬を3日に一度飲ませています。獣医の話では、ステロイドを飲ませていると、角膜の回復も遅くなるとのことですが、こちらを断薬してしまうと、胃腸炎も悪化する可能性もあるとのことで、続けています。傷の大きさや程度によって違うとは思うのですが、だいたいどのくらいの期間で回復するのでしょうか?点眼のたびに大暴れ、エリザベスカラー生活で、ストレスがたまるのも可愛そうですが、
失明の恐れなども怖いです。傷の状態や症状によっては外科的手術も言われましたが、年齢的なこともあり、それは考えていません。また、目の症状が落ち着いてから、狂犬病やワクチンの接種も言われたのですが、こちらも受けるべきか悩んでいます。
まとまりの無い長文になってしまいましたが、宜しくお願いいたします。
見え辛いですが、真ん中あたりにあるのがキズです。