井上 平太 先生からの回答
行動療法の専門医に診察指導を受けられれば一番良いのですが、その前に主治医の先生にはご相談されているのでしょうか。
ウレションは我々獣医師にとっても一番治しにくい問題行動の一つです。いっさい叱っていないのは正しいと思います。怒られた経験が多いと治療に時間がかかります。
あくまでも当院での治療経験ですが、参考になれば良いと思いましてお話しいたします。
クロミカルムと言う分離不安症の治療薬があるのですが、これを投与しますと不安の他に感情の高ぶりも抑えられますので、数週間使っていくと徐々にウレションの頻度がおさまります。成功体験が積み重なるとおさまってくると思います。ただ、うまく行ってもあまり大げさに褒めすぎないようにしてください。気長に付き合っていき、うまく行かなくても個性の一つとして受け入れるのも一つです。時間が解決することもよくございます。
ただし要指示薬ですから獣医師の指導の下に使ってください。お大事にしてください。
2020/04/03 01:05 参考になった! 2
投稿者 アンジェロマードレ さん からの返答
回答を頂いたことに気付かず、今までお礼のお返事しておらず、本当に申し訳ありません。
大変、ご丁寧に教えて頂き感謝しております。
先生のおっしゃるお薬は最終手段として、大切にしておきます。天真爛漫で表情豊かな子であるところが良い個性と思っております。それがウレションにもつながるのでしょうから、感情の高ぶりをわれわれが増加させないように、もししてしまっても知らぬ顔をしながら、大人になるのを待ちたいです。余談ですが、父親犬もそっくりとのことでした。
ありがとうございました。
2020/04/06 17:07
ウレション
月齢8ヶ月のトイプードル、オスのウレションについてご相談です。
4ヶ月でわが家に来た当初から少しありました。褒めた時、撫でてやった時などですが、あまり気にせず、知らん顔して処理しておりました。
ところが、ここ最近頻度が多く、量も少し多い時があるのが気になります。
また以前からですが、ウレションした後に自分でとても気にしてちぢこまって陰部をペロペロなめています。
さらに、ウレションしてしまいそうな場面…帰宅時に走り寄る、ご褒美のミルクをもらう…などの際、自分でそれを防ぐかのように感情を抑えようとしている様子も見受けられます。それでも出てしまいますます気にする…といった感じです。
叱ることは一切していません。
一緒に産まれたメスの子も家族になっており、そちらをかまっているとやきもちを焼く傾向のある子なので、偏らないよう、かなり気を配ってきました。
また3週間前に去勢手術、2週間前にメスの子の避妊手術をし、2匹で戯れることも控えさせるなど、いろいろストレスがあったかもしれません。
こんな状況ですが、どのように接してやるのが良いのか、声かけや態度などアドバイス頂けたらありがたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。