井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|21ページ目
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肝心の効果について記述しませんでした。
腎不全に関しては再生医療の効果は限局的です。
効果が実感できるのはおおよそ10%位です。
今行っていると思われる投薬や皮下補液を止められるような効能はございません。
BUNやCRNの改善もごくわずかと言えます。
ただし少しでも延命期間の延長を考えるのであれば試す価値はあると思います。
期待しすぎないで頂ければお奨めいたします。
当院でもこのことをご理解頂いた上で多潜能幹細胞の静脈点滴による移植を行います。
今はアニコムと合同で協同組合を立ち上げております。
アニコム損保に加入していない動物でも金銭的補助がアニコムより受けられるようになり実質負担額がだいぶリーズナブルなお値段になってきております。2022/09/24 23:48 -
コロナウィルスが感染しても発症してしまうのはそのごく一部です。
元々猫が持っている抗体に依存して感染が増強してしまう場合・何らかの強いストレスにさらされた場合・他の疾患にかかった場合などです。
当院にはFIPの治療に毎日患者様がいらっしゃいますが、多頭飼育をしていても単発で発症している方がほとんどです。ただし、家庭内で複数頭が罹患しているお家もございますので手放しで楽観できるわけではありません。
十分考えてご検討下さい。2022/09/21 22:42 -
PCR検査を行い、コロナウィルス量を調べて頂くと良いでしょう。
検出限界以下であれば心配せずに二頭目を飼っても良いと思われます。しかし安全性が100%なわけではございません。
もしもPCRで陽性であればFIPの治療を受けることを検討して下さい。ただ、これはそれでも二頭目を飼いたい場合にはということです。
このまま発症せずに天寿を全うできる可能性は十分あります。抗体価だけでは判断できないのがこの病気の難しいところです。
飼わないのであれば、現在の子が発症したときにのみ治療を考えれば良いでしょう。FIPの治療はかなり高額になりますのでそう簡単に受けた方が良いとは言い切れません。今現在効果が確認できる方法はムチアンの内服とGS441524の注射などがあります。しかしどちらも保険は適用できません。
お大事にして下さい。2022/09/21 01:49 -
皮膚型は一カ所だけのことが多いのですが複数箇所の場合も御座います。
複数箇所の場合には、原発が内臓に無いかどうかエコーで調べる必要が御座います。
脾臓にあれば脾摘が必要です。消化管型の場合には特に分子標的薬の選択も考えなければいけません。
今回は脾臓などの臓器に腫瘤が無いとい言うことですから、先ずは手術で摘出して下さい。
もちろん両方とも摘出することをお奨めいたします。
細胞診とは異なる結果が出る場合がありますから念のために病理検査を受けましょう。
皮膚型は良性の転帰をとり、再発しないことが多いものです。病理検査の結果を踏まえて主治医の先生とよく相談しましょう。
お大事にして下さい。2022/09/21 01:37 -
手術をするには確かに麻酔の危険性が御座います。しかし、おそらく手術なしに現状を改善することは難しいでしょう。
手術を乗り切れて綺麗になれば良かったと思われるでしょうが、麻酔から覚めなければ安楽死をしてしまったような事になりかねません。その覚悟があるのであればお奨めしますが最終的には飼主の方が決めなければなりません。
各種術前検査をして実際に手術のリスクがどの程度あるのかを客観的に把握してはどうでしょうか。
手術が出来ない場合には、感染をコントロールするために抗生物質の内服が必要です。副作用が出てしまうのであれば別の抗生物質を選定し直すか、外用薬に頼らざるを得ません。
手術の有無とは別に、飼主の方が愛犬が何と戦っているのか敵を知りたいのであれば病理検査を受けるべきです。生検による細胞診であれば侵襲性は少ないでしょう。ご検討下さい。
場所から考えて擦り付けて出血をすることを防ぐことは難し...2022/09/21 01:16 -
再生医療には培養した多潜能幹細胞を静脈から血管内に点滴注入する方法が御座います。
幹細胞を培養して注射できるように製剤化するのに12万円以上かかります。
これを入院中に点滴する実費は病院によって異なります。
一回で済むかどうかは何とも言えません。
何歳でも可能ですが、生きたタンパク質である細胞を注入するわけですからアレルギーやアナフィラキシーショックで死亡するリスクが御座います。
行う価値は御座いますが十分に説明を受けてご検討頂いた方が良いでしょう。
ネット島で検索してご近所でこの治療をされている動物病院に直接受診して話を伺った方が良いでしょう。
お大事にして下さい。2022/09/20 22:47 -
人の汗に毒性はありません。
多少塩分はありますから毎日大量の汗を舐めれば別ですが、あり得ませんよね。2022/09/17 22:43 -
皮膚病は一般に発病してから時間がかかるほど治癒にも時間がかかります。
酷くならないうちにかかり付けの動物病院に行きましょう。
拝見しませんと病名は推測できませんので、宜しくお願いいたします。
お大事にして下さい。2022/09/13 14:00 -
本当に失礼いたしました。犬で問題ございません。
高齢猫→高齢犬に置き換えてお読み下さい。
初歩的ミスをご指摘頂き有り難うございます。2022/09/08 23:39 -
SAMA18は微妙な数字ですね。年相応とも言えますし、数ヶ月後にBUNやCRNも上昇してくる可能性もあり得ます。
まだ一般食や高齢猫用食で良いと言うことで間違えないですが、心配であれば早めに腎臓食にするのも良いことです。
腎臓食は高齢の猫に優しい食事であり、腎臓機能の低下や尿毒症の発症を遅くする効果が期待できます。
問題はあまり美味しくないことぐらいです。成長期や若い個体にはカロリーや蛋白質が若干少なめになりますが、10才であれば早めに変更する問題点は御座いません。むしろ生活習慣病の防止になるでしょう。
今はまだ色々な食事を堪能させたいのであれば、主治医の指示に従い定期的に腎臓の検査を行い必要なときに腎臓食に切り替えましょう。
お大事にして下さい。2022/09/07 23:34