松葉 洋宗 先生の過去の回答履歴一覧
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初めまして、質問有難うございます。
まだ若くして痙攣発作が有るとのことでご心配ですね。
まず治療方針に関してですが、MRI検査が必須です。
それにより脳炎や水頭症、脊髄空洞症、てんかんの疑いなどの
病気の現在の状況を推測して、さらに今後の方針について
立てられるでしょう。
ただ難点としては麻酔をかけてMRI検査をする必要があります。
状態が良くないと麻酔後に覚醒しない、神経症状や呼吸器症状が
重くなるなどのリスクがあります。
こういう病院のMRI検査を行っている先生は状態をみて
治療優先か検査優先かを判断してくれます。
私であれば、まずは酸素室に入れてネブライザーという
吸入療法や消炎剤、抗生剤を処置してさらに利尿剤の点滴
肺のレントゲンや炎症マーカーCRPの状況をみて
使用可能と判断した場合にはステロイドを少量併用します。
それで落ち着いたところでMRI検査をして手術が必要なら
手術を行う方向です。
VPシャ...2014/06/02 20:32 -
- 質問カテゴリ:
- 背中・腰を痛がる / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
初めまして、今回は大変でしたね。
わかる範囲でお答えさせていただきます
①ダックスのような好発犬種では1ヶ月後に別の個所で
椎間板ヘルニアになることは珍しくはありません。
体質で椎間板ヘルニアを起こしやすいので、階段の上り下りや
飛び跳ねたりを手術前と同様にしているとまた起こしやすい
ように経験上では思います
②犬種から考えるとおそらく腰の部分でヘルニアが生じている
のでしょう。他の疾患である可能性は低いように
思います。2013/09/24 15:31 -
初めまして、白血球数が低くて心配とのことですね
猫では白血球が血管の辺縁に多く存在して
採血時に興奮していない状態だと、その辺縁にある
白血球が正確に測定されずに実際にある白血球数より
低く検査結果が出ることは有名な話です。
変動が大きいのもその辺りが原因だと思います
ですから少し運動したり、興奮したりした状態で
一度採血するとより正確な白血球数がでます。
一度試してみて、明らかに白血球数が増えるなら病気では
ありません。
おそらく病気でない可能性が高いと思います2013/09/24 15:24 -
初めまして、こんにちは。
慢性の下痢ということですね。
一般的に考えられるのは
①腸炎を起こすウィルスや細菌、寄生虫、原虫などが隠れている。
IDEXX社という検査会社ではこういう便に隠れて出てこない
下痢するウィルスなどをDNA検査で調べる方法があります。
この方法ですと便中に実物がみつからなくてもそのDNAで
検出できるのでかなり診断には有効です。
お近くの病院でも頼めば出来るでしょう
②食餌アレルギー
食餌アレルギーを調べる検査があるのでIgE抗体という
アレルギー反応物質を調べる検査をして食べる事が出来る
ものを調べると改善することがよくあります。
当院でも慢性下痢で食餌アレルギー検査で調べて
食餌を変えるとピタッと下痢が止まる症例がよくあります。
これもスペクトラムラボという会社があるのでここで
アレルギー検査をすると92種類のアレルゲンについて
調べてくれ...2013/09/14 12:26 -
初めまして
質問は夜も起きていて、飼い主様を起こすようになったので
困っているということですね
考えられる病気としては甲状腺機能亢進症です。
中高齢の猫では多い病気です。
甲状腺ホルモンは簡単に言えば、代謝を調節するホルモンですが
猫では亢進症になると夜中も起きて徘徊する
よくご飯を食べるようになる
痩せてくる
吐くようになる
多臓器不全、高血圧症
など様々な症状を示します。
おそらく今回の症状も甲状腺機能亢進症が原因で起きている
ことが想像されます
一度病院で甲状腺機能亢進症かどうか甲状腺ホルモンを
測定してもらいましょう。
治療は内服薬や外科治療があります。2013/09/05 00:45 -
初めまして、川崎市の獣医師の松葉です。
質問ありがとうございます。
メラノーマの場合には悪性腫瘍なので
膨らんで大きくなる傾向があります。
ですからシミみたいなものが急激に広がって腫れてくる
赤みや痛みを伴うものでなければ皮膚の色である
可能性が高いと思います。
前述のような症状がある場合にはメラノーマを含め
悪い腫瘍である事が多いので早めに病院に行きましょう。
2013/08/26 10:43 -
質問承りました。
精神不安が原因と考えられるますが
副作用も無いものでお勧めとしては
フェリウェイというフェイシャルホルモンを
散布するものがお勧めです。
http://www.virbac.jp/product/pheromone/feliway.html
ビルバックという世界的なメーカーが作っていますし
信頼性はあると思います。
行動学の専門の先生たちもまだ科学的な根拠は無いが
お勧めだとは言っています。
私も使用した事がありますが、
確かに効果が出る事が多いように感じますので
お試しください。
動物病院などで頼むと購入が出来ます2013/06/27 14:36 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明
ご質問有り難うございます。
非常に若くで生じていることから考えられる原因としては
腎臓からの出血です。
希な病気ですので教科書にも滅多に記載されていませんし
通常はすぐに思いつくことは難しいですね。
腎臓の血管に異常があるために血液から老廃物を濾過する
役割をする血管で通常は起こらない血液の尿中への
漏れが起きているのでしょう。
6ヶ月までに肝臓や腎臓の臓器が形成されていくので
その成長過程で最初は症状があまり無かったものが
臓器の成長で次第に出てきたと考えられます。
治療法は経過をみるか、貧血を起こすなどの症状が出てくる
場合には片側の腎臓摘出しか方法はありません。
腎臓は片側が残っていれば生活できます。
大学などの2次診療を行っている所で一度相談してみましょう。2013/06/01 10:07 -
ベットからの落下事故で大変でしたね。
わかる範囲でお答えします。
手術はリスクが大きいのは確かです。手術後に亡くなる
可能性もわずかながらあるでしょう。
この手術の目的はこれ以上悪化することを避ける為の手術です。
メリットはうまくいけば
これ以上の悪化がない。さらに今受けた障害が回復した場合には
良い生活が送れる可能性もあります。
デメリットは
難しい手術ですし、手術がうまくいかない、手術後に
麻酔の影響や神経が既に障害されてために呼吸が上手く
できなくて亡くなるなどの場合もあるでしょう。
以前に呼吸が荒くなることが無かったのであれば
今回の事故が原因で生じている呼吸困難だと思われます。
呼吸困難になってからだと手術のリスクが高くなる
また既に障害された神経が回復しないことも多いでしょう。
ですから悪化する前に行うのがベターでしょう。
リハビリできる病気ではありませんので
...2013/05/04 13:17 -
こんにちは、回答させていただきます。
①膵炎は犬猫で数限り見てきましたがかなり痛みが激しい事が
多いようです。
②膵炎に画期的な治療法はありません。またこれをすれば治る
という治療は人でも動物でもありません。鎮痛剤や点滴
消炎剤、抗生剤などが治療法とされています。
③痛みを取るにはモルヒネなどの鎮痛剤がベターです。
膵炎は血液検査で膵炎を診断するマーカーや
超音波検査でわかります。
腹痛には胆石が詰まっているとか、尿管結石
など色々な原因があるので
血液検査、レントゲン検査、腹部超音波検査などをしてもらう方
が良いでしょう。
膵炎が治るかどうかは治療してみないとわかりませんが
よほど酷くない限りは改善することが多いように思いますが
内臓が弱っているので厳しいかもしれませんね。2013/03/26 10:18