松葉 洋宗 先生の過去の回答履歴一覧|3ページ目
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はじめまして、ワンちゃんは飼い主さまに引き取ってもらって
良かったですね。
原因については
【肝臓機能低下症】
肝臓障害や門脈シャント症という肝臓へ行く栄養血管の
奇形で生じる肝臓障害
【栄養吸収障害】
寄生虫が腸内に居る、アレルギー性腸炎を起こしている
腫瘍が腸にあり栄養吸収が出来ないなどが原因になります。
【蛋白の漏出】
腸管の炎症性腸疾患などにより蛋白が腹腔内に漏れている。
腎臓障害により蛋白が腎臓から漏れているなどが考えられます。
腹腔内超音波検査や血液検査で肝臓機能検査(TBA)
尿検査、尿中蛋白クレアチニン比の検査
場合によっては内視鏡や試験開腹して腸管の病理検査を
行う必要があるかもしれません。
通常の病院では少し手にあまる場合もありますので
大きな病院を探してこれらの原因について検査と治療を
行ってくれるか聞いてセカンドオピニオンを受けましょう。2012/12/22 21:24 -
初めまして、海外での事で言葉もよく解らないでしょうから
不安ですよね。
おそらく前十字靱帯という部分が断裂したのだと思います。
この部分は切れると痛みが激しく辛いことから
大きめの犬では手術することで痛みが無くなり
靭帯が切れたことによる膝関節の不安定性がなくなり
運動できるようになります。
全く同じようになることは難しいですが
うまくいくと激しい運動以外には生活に問題ないくらいに
回復するでしょう。
早急に手術することで関節内が炎症を起こすことが
少なくなります。
また損傷した足をかばう事で反対側も同じように
なる事もよくあります。
ですから今後の生活の質を高くするためや
痛みを抑えるためなどを考えると手術が
ベターな選択と考えられます。2012/12/20 22:19 -
- 質問カテゴリ:
- 首・肩を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして、首が痛い様子でご心配ですね。
この症状から考えられるのは
【頚部椎間板ヘルニア】
頸椎(首の骨)と頸椎(首の骨)の間にある椎間板という
クッション物質の中身が飛び出して骨の中を走っている
脊髄を圧迫するので痛みが生じた。
【椎間板脊椎炎】
椎間板というクッション物質が存在する場所で感染が起きて
炎症で痛みが生じている。
【椎体腫瘍】
犬種的に腫瘍が多いので骨に腫瘍が出来てその炎症で
痛みが生じている
【脊髄内腫瘍】
椎体の中を走っている脊髄の周りに腫瘍が出来て圧迫している
ので動くと痛みを生じる
【頚部椎体不安定症】
高齢になり頚部の骨(椎体)が不安定になりそのために
中を走っている脊髄を圧迫するので痛みが生じている
などが考えられます。
神経学的検査やレントゲン検査、血液生化学検査、炎症マーカー
MRI検査やCT検査が必要になってくる可能性が高いでしょう。
一般病院...2012/12/17 20:15 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
はじめまして、気になる症状で心配でしょうね。
肛門括約筋という肛門のしまり具合を調節する筋肉に障害が
起きている可能性が高いと思います。
その原因は筋肉自体が何かしらの障害を受けている、あるいは
肛門括約筋を支配している神経に障害があるの2つが考えられます。
病院で触診して問題が無かったことから筋肉の障害ではなく
筋肉を支配している神経に問題が生じていると思います。
神経障害を生じている場所として考えられるのは
馬尾と呼ばれる尾の付け根あたりの背骨の中を走っている
脊髄に椎間板ヘルニアや脊髄炎などの障害で排便障害が
出ている可能性が高いでしょう。
レントゲン検査や神経学的検査、できればMRI検査を行い
原因を特定する必要があるでしょう。
・神経障害とはどんなことが原因でおこるのでしょうか?
>脊髄炎や椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、外傷性神経障害
などによって起こります。
・日...2012/12/03 21:13 -
はじめまして、まだ若いのに飼い主さまとしては心配ですよね。
症状や経過、犬種を考えると脳炎や水頭症などの脳疾患である
可能性が高いでしょう。おそらく大脳皮質の運動野などに障害
が出ている可能性が高いと思います。
てんかんの部分発作も考えられますが発作だと
同じような症状を繰り返す事が多いのでどちらかというと
脳炎ではないかと疑います。
その他にも心臓病や低血糖などでも同じような症状が出ますが
心臓疾患の場合には先天的な疾患である可能性が高いため
1歳で症状が出てきた場合にはもっと運動すると苦しいなどの
症状が出ても良いと思います。
また低血糖を起こすなら肝臓疾患や腸炎があると思います。
既に2回も異常な症状が出ているので早めにMRI検査を受けるべき
だと思います。
麻酔は確かにリスクがありますが、発作をおこしたり状態が
悪い時に撮影する方がリスクが高くなります。
それよりは状態...2012/12/03 19:08 -
質問承りました。
最初は2回/日の尿だったが現在は少量の尿を頻回している
しかも排尿する時間が長いということですね。
年齢や症状から考えられるのは
尿道結石や細菌性膀胱炎を伴う尿道結石が生じている事が
強く疑われます。よく見る症状です。
特に若齢の猫で多くみられるストラバイトと呼ばれる結晶が
尿中に生じて結石となったり砂状のストラバイト結晶が尿道を
狭くしている事が考えられるでしょう。
これが大きくなると結石になり、膀胱に大きな石となったり
腎臓にも結石が出来て血尿する、尿道に石が出来て排尿障害
を起こすなどの症状が出ます。
このストラバイトと呼ばれる結晶は若い猫でよくみられる
のですが尿中のペーハーがアルカリに傾くとなりやすく、
体質的に尿がアルカリに傾く、食餌中にマグネシウムが多い、細菌性膀胱炎で細菌が原因で尿がアルカリに傾くなどがあると出てきます。
単に先天的な腎機能...2012/12/01 16:30 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
初めまして、獣医師の松葉です。
2か月前より突然に便の出が悪くなったという事ですね。
便の形が変形していることや以前は無かったようですから原因の可能性として考えられるのは
大腸や直腸、肛門という消化器でも下方の場所で便の通過を
邪魔しているものがあると考えられます。
例えば外に出たりするのであれば何かしらの事故で骨盤が歪むような事故があった。
直腸の下にあるリンパ節があるのですが、この部分が
異常に腫れた(悪性リンパ腫や感染症による反応で腫れた)
ので腸が押されて形が変形したり狭窄して排便が困難に
なった。
骨盤内に腫瘍が出来て腸を押しているために排便困難になり
便が変形している。
大腸や直腸、肛門の壁にポリープが出来たので腸が狭窄して排便困難になった。
大腸や直腸、直腸を取り巻くように新生物(良性あるいは悪性腫瘍)が出来て腸が狭くなっているので排便困難になった。
などが可能...2012/11/28 21:21