遠藤 薫 先生からの回答
こんばんは。ご心境お察しいたします。最近私も自分の猫を癌でなくしています。
ここ数年犬猫の腫瘍が急に増えています。当院でも病理検査で悪性腫瘍と診断されるのが70%近くにもなります。
手術ができない末期の癌では生活の質を高める事が大切です。やらなければならない事は鎮痛です。また、治療を諦めるのではなく、内科的な治療もおこなってください。
たとえば、漢方薬やサプリメントを使用します。完治は望めませんが、少しでも進行を抑えたりすることに期待します。
食事もあまり制限せず、好きな物を与えるようにしてください。
飼い主さんが諦めると、動物は敏感に察知します。決して諦めない事です。
コロちゃんも頑張っていると思いますよ。
頑張ってくださいね!!
2005/10/15 17:37 参考になった! 7
投稿者 チャチャ丸 さん からの返答
ありがとうございました。12月19日、愛犬は亡くなりました。
腫瘍は日に日に大きくなり、最後には20cm程に肥大して、地面に着く程でしたが、前日まで散歩に行き、痛がったり、苦しんだりする事なかったのが救いです。
こちらに相談しなければ、後悔ばかりしていたかもしれません。
先生の回答が力になりました。有難うございました。
2005/10/22 05:37
橋本 祥男 先生からの回答
非常に難しい状態に成っているようですね。
ガンであり末期であるということが判っているのですから、
治療云々の事は、お話いたしません。
今後、いろいろな事が起きる可能性は有りますが、
そのような苦痛が、コロちゃんの身に起きるとは限りませんから、
穏やかな最後をお迎えするワンちゃんも、
たくさんいらっしゃるのですよ。
今から、色々な可能性を心配して生活されない方が良いと思います。
その時々で、主治医の先生と最も苦痛が少ない方法を
検討しながら、介護を行っていってください。
たくさんの飼い主さんが、
未だ起きていない心配事で、精神的に参られてしまいます。
心配事は起きてから、検討するようにして、
今は、ただ、コロちゃんとの生活を大事にしてあげてください。
飼い主様が、前向きにしっかりと心をお持ちで居ないと、
いざという時に、十分なケアが出来なくなりますから、
2005/10/17 15:57 参考になった! 5
投稿者 チャチャ丸 さん からの返答
ありがとうございます。
12月19日、コロちゃんは亡くなりました。
橋本先生の仰るとおりに、あまり苦しまなかったのが幸いです。また、先生の回答のお陰で、怖がらずにコロちゃんの看病に向き合えました。
有難うございました。
2005/10/24 03:57
牛草 貴博 先生からの回答
チャチャ丸さん こんにちわ。14歳での手術は非常に危険を伴います。破裂しそうな腫瘍をこのまま見続けるしかないというのはとてもおつらいと思います。
今ワンちゃんもQOLといって生きている間の命の質を高めてあげるということをとても重視しています。破裂するとそこからは腫瘍の腐った液や出血がどうしても出てきてしまうためワンちゃんだけではなく人間の生活の質も著しく落としてしまう結果になります。癌以外の現在のコロちゃんの状態がわかりませんが肺の転移だけが手術をしない条件にならば、治す(つまり完治)事が目的でなく生きている間の命の質を高め、飼主さんとワンちゃんのよりよい関係を維持したまま最後を迎えさせてあげるというのも我々の仕事です。また肺転移のほうは抗がん剤等の選択肢によって進行を少しでも食い止められる可能性もあります。今は17歳でも麻酔をかけることができる時代です。コロちゃんの状態を先生とよくお話し合いになっていろんな選択肢の中からチャチャ丸さんとコロちゃんが後悔しないような選択をしていただければと思います。
2005/10/17 19:05 参考になった! 8
投稿者 チャチャ丸 さん からの返答
ありがとうございます。
12月19日、愛犬は亡くなりました。抗癌剤は3日程の効果があり、その間だけ、歩く事が出来ました。しかし、レントゲンで分かったことですが、もともと肺の弱い子で、小さい頃から咳をしていましたし、手術は出来ませんでした。
腫瘍が破裂したのは18日夜で、膿がじんわりと滲んで
来ましたが、それからみるみる衰弱し、次の日の昼ごろ、数分間呼吸困難で足をばたつかせ、静かになりました。
もともと弱い体でよくここまでがんばってくれたと思います。
有難うございました。
2005/10/24 07:05
末期ガンの犬の世話
プードルの雑種で体重4キロです。乳腺腫で一度手術していたのですが、11歳頃にまた出来てきました。高齢の手術は危険だと聞いていたので、酷くならいなら、とそのままにしていたのですが、9月頃から急に大きくなるスピードが早くなり、今は10センチほどに肥大してしまいました。
その姿が可哀そうで、もう一度病院に行って視てもらうと、肺に転移していて、腫瘍を取ればもっと早いスピードで肺に出来たガンが進行するので、手術はやめようとの事でした。これから大きくなった腫瘍が破裂するそうです。行く行くは安楽死をとのことです。飼い主としてしっかりしなくてはいけませんが、これから腫瘍が破裂する痛みに耐え、同時に肺に出来た腫瘍に苦しむ愛犬の姿を想像するだけで辛くてなりません。