佐々木 厚 先生からの回答
こんにちは。
先生の診断も対応も適切だと想います。
糸による反応も報告されています。
当院では、使用する糸を工夫して
(ほとんどの病院もそれぞれ工夫しています)
避妊・去勢・癌その他の手術を
行っていますが、問題が起きたケースはありません。
今後起きるのかもしれません。
糸の問題が、きちんとしたデータにもとずいて
ガイドラインが出るまで、
そういうリスクはお話しますが、
それを理由に手術をしないことはしません。
ひつよな手術であれば行います。
実際に手術を行うかどうかを決めるのは、
飼い主さんです。
良く情報を集め、自分で判断して、
行動してください。
良心的な医者はつねにベストを目指しています。
医学に100%安全な麻酔も手術もありません。
糸の問題以外にも、
麻酔・手術で死亡する可能性は0%ではないのです。
人間でも同じです。
決めるのは飼い主さんです。
リスクも含めて、動物と自分に正面から
向き合わないといけない場合があります。
逃げることは出来ません。
動物を守れるのは、飼い主さんしかいないのですから。
以上、お役に立てれば幸いです。
2006/06/05 09:09 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
アドバイス有難うございました。
そうですよね、飼い主である私がきちんと判断しなくてはいけないんですよね・・・
もう一度病院に伺って、先生に今後の治療方針について相談してみたいと思います。
どうも有り難うございました。
2006/06/12 09:09
手術について
2歳になるMダックス(シルバーダップル)の男の子です。
未去勢です。
半年程前、左側の後ろ足付け根部分に
小さなコブのようなものが出来ました。
特に痛がる様子もなく、暫くしたら腫れがひいた為、
病院で診てもらわなかったのですが、
先月、フィラリアのお薬を貰いに行った際に先生に相談をしたところ、
鼠径ヘルニアでは?と言われました。
今は腫れが出ていないため、緊急性を要するものではないが
酷くなると腸などが出てきてしまう可能性があるため
時期を見て手術をした方が良いと言われました。
実は、訳あって動物病院を変えたのですが、
今迄診ていただいてた先生からは
シルバーダップルのように、白い毛が入っている子は
手術で使用する糸などにアレルギー反応を起こし、
皮膚に穴が開くような後遺症が出やすいと最近学会で発表されたので
手術をする際はよく考えた方がよいと何度か言われました。
今診てもらってる先生にもそのことを相談したところ、
そのような症状が出てしまう子もいることは確かとは仰っていましたが
今までの先生と新しい先生とでは
後遺症に関する考え方に温度差があるようで、
手術をすべきか判断出来ずにいます。
酷くなる前に治してあげたいのですが、
やはりもう少し様子を診た方がよいでしょうか。
アドバイス、宜しくお願いします。