犬の飼育がはじめてなので教えて下さい

まず必ず守っていただきたいことは、体罰は絶対にしないということです。
体罰を行うと手に対して恐怖心を持つようになりますので、目の前に手がくると、恐怖から攻撃行動にでてしまう可能性があります。秋田犬が本気で嫌がってはご家族が大怪我をされたり、また散歩中に人を咬んでしまって問題になったりするでしょう。
また名前を呼んで怒ることもダメです。
制止の合図は「ダメ」ないし「コラ」のどちらかをみなさんで共通のものにしてください。
じゃれがみを止めさせるにはじゃれがみをしたら、遊びが終わることを覚えさせなければなりません。
「ダメ」の号令をかけ、立ち上がってケージに入れてください。それでも出せ、出せと吠えている場合は部屋からでて完全に接触を断つとよいでしょう。咬む→ダメ→無視→つまらないの条件付けができれば、かんだら怒られて遊んでもらえないんだと理解できるようになりますから減ってきます。
ダメの号令ですっと引くようになったら少し覚えてきた合図です。根気良くしつけしてください。
また子供さんだけでなかなかケージにいれるのが難しいようなら、部屋からでるだけでもOKです。遊びが終わればよいわけですから。
くれぐれも走り回って逃げたりしないでください。ワンちゃんは逃げるものを追う習性がありますので余計興奮して咬んできます。
重要なことは十分に遊んであげることです。このころは一日を起きる・食べる・遊ぶ・寝るの繰り返しであるので起きているときはめいいっぱい遊んであげてください。
遊びが足りないと興奮が高まりすぎて咬む行動が減りません。
散歩に関してですが、ワクチンが終了していないのでまだ下を歩かせることはできませんが、社会化といって外に慣らせる経験をしたほうがよいので、抱っこして毎日お外に連れて行ってあげてください。
ワクチンが終了していないので病気のリスクが100％ないわけではありませんが、生後２～４ヶ月齢は人でいえば幼稚園、小学校の時期ですので、ここでいい経験をしていないと怖がりのわんちゃんになってしまいます。お腹がすいた状態でお外でフードやおやつをあげてもらうと効果倍増です。もちろんワクチンが終了すれば散歩は必要でしょう。
外に向かって吠える行動も外が怖いからであることが多いので、今から外に連れ出せばおさまる可能性が高いです。
興奮して走り回るのは普通ですので特に気にすることはないでしょう。子供さんも走り回って遊んでますよね。
こういうときは咬む可能性が高いので子供さんと遊ばせるのであれば親御さんがついてくださるとよりよいのではないでしょうか。
ワクチンに関しては特に大きな違いはないですから、病院で相談してもらえば結構かと思います。
最後にトイレの失敗に関しては絶対に怒らないでください。失敗したら黙ってかたづけてくださいね。排泄したことを怒られたと勘違いして隠れてするようになる場合があります。
トイレはタイミングをつかんで連れて行き、100％成功“させる”ことにより褒めてしつけてください。
お願いします。

 2007/03/08 15:47 参考になった！ 0