だいじょうぶ?マイペット

薬について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / のっぽの母さん

 
2007/04/12 21:04

はじめまして。我が家のメスで、7歳避妊済みの犬が、先日元気がなくなり、ふるえがおきて、病院にかかったところ、アジソン病と診断され、フロリネフ錠をのませるようになったのですが、ネットで調べた所、アレルギー、炎症をおさえるとなっていました。アジソンは副腎のホルモンの病気ということですが、この薬でいいのですか?あまり、効いてるようには思えません。ふるえは、低血糖によるものということですが、くすりはでていません。薬でなく、何かで低血糖防ぐことは、出来ませんか?今飲んでいる薬も高いので、経済的に大変です。このような相談は、病院の先生にいってもいいのでしょうか?宜しくお願いします。

こんにちは、のっぽの母さん。

アジソン病の診断を受けたさつきちゃんですが、低血糖による震えが止まらないのでしょうか?
低血糖の状態にもよりますが、まずはそれらの改善をするために点滴療法が必要だと思います。

また、アジソン病は副腎皮質の機能が90%以上失われたため発病する病気ですので、治療は副腎皮質から分泌されるグルココルチコイド(糖質コルチコイド)とミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)の補給のバランスを取って、副腎皮質の機能を薬で補うことを中心に進めていきます。
たいていの副腎皮質ホルモン剤は、糖質と鉱質の両者のコルチコイドの作用を合わせ持つものが多いのですが、今回処方を受けたフロリネフはミネラルコルチコイド作用のとても強いものになります。
治療の際は、このフロリネフ単体ではなく、もう一方の糖質コルチコイドの作用を持つ薬剤とのセットでの治療が必要になります。

また、実際フロリネフ錠は薬価が高いため、落ち着いてきたら、他の鉱質コルチコイドへの処方の変更も出来ると思います。糖質コルチコイドに比較して、ミネラルコルチコイドの作用の強いものは少ないのですがフロリネフの他にもいくつかの薬剤がありますので、相談いただけるといいとおもいます。

最後に、アジソン病は一生治療の続く病気になります。特に、両コルチコイドの量の調整は症状や、電解質バランスに応じてこまかい調整が必要な病気になります。様々な変化を獣医師と飼主さんが一緒になって話し合い検討して薬の量を調整していく事になりますので、経済的なことを含めてきちんと話の出来る獣医師と信頼関係を築いていくことが大切です。蛇足ではありますが、フロリネフしか無いと突っぱねられた場合、転院も考えた方が良いかもしれません。経済的な事情を考慮せず、自分の治療方針を押し付ける獣医師とでは、今後のさつきちゃんの治療も大変だとおもいます。

参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください

投稿者 のっぽの母 さん からの返答

ありがとうございます。まだ7さいなので、これからのこと、いろいろ相談できるよう、先生と話をしてみます。心のこもった、お返事ありがとうございました。早速週明けに病院にいってきます。

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