だいじょうぶ?マイペット

門脈シャントで大学病院の療養施設を勧められました。どんなところなのでしょう。

質問カテゴリ:
意識に障害がおこる / ケイレンをおこす / その他

対象ペット:
/ ヨークシャーテリア / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / ほいさん

 
2007/06/06 09:12

はじめまして。
以前にヨーキーを飼っていまして、老衰&病気で2年前に亡くなったのですが、やっと少し立ち直りまして、再びヨーキーを飼う事を決心しました。

5月半ば、ショップで可愛い子を見つけ、早速連れて帰り、10日ほどが経った日の朝食後、突然痙攣と意識障害を起こし、ビックリして病院に駆け込みました。
そのときは、「低血糖では」といわれ点滴で元気を回復したのですが、念のため血液検査をして様子を見るという事で入院しました。
次の日の朝も病院で同じ症状が出て、門脈シャントの疑いがあるという事でした。数日後に出た検査の結果は、アンモニアの数値が高く、門脈シャントであると診断されました。

通常は100程度のアンモニア数値が、当初800あり、病院で療養食と毒素を減らす薬の併用で200まで数値が下がりましたが、それ以上は無理なようです。

先生の話では、「門脈シャントの手術は非常に難しい。何種類かあって開腹しないと判らない。手術できないケースもある。出来るケースでも、何度かに分けてパイパス血管を縛るので、何回か開腹手術をしなければならない。体重が800グラムとまだ小さいので、手術に耐えられない可能性も高い。手術後も元気に回復するとは限らない。」等々、かなり絶望的な話ばかりでした。

またたとえ療養食の様なものを家で与えながら飼うのは、緊急時の対応や体力を考えると非常に難しいとも言われました。
そして、この子が一番長生き出来るのは、療養食を与えてもらい、緊急時も対応出来るよう、きちんと管理された大学病院の施設に預ける事だといわれました。

いろんな事を考えました。「たとえ10日間でも家族であったわけで、何としても家で飼えないのだろうか。」「苦しくなく、長生き出来るのはどの方法だろうか」「結局、実験動物になってしまうのだろうか」「家に連れて帰っても、苦しい思いをさせてしまう。かといって、施設で長生き出来てもそれがいいのか。家につれて帰るのが飼い主のエゴなのか、施設に預けるのがエゴなのか」「子どもたちにはどう説明したらいいのか」等々。苦しくてたまりません。

今回、質問の要点は2点あります。
1)シャントの手術は、その先生のおっしゃる様にリスクの高いものではあると思います。ただ、手術にも色々な方法や、新しい技術もあるのではないかと思います。何か、希望が持てるような方法はないでしょうか?
2)大学病院などの施設というのは具体的にどのような感じなのでしょうか?
預けるというよりも、譲り渡してしまうということで、その後の消息なども聞けないとも言われました。
何段にもなったケージの中で、ただ研究用に飼育されてしまうだけなのでしょうか。
芝生で遊んだり、日光に当たったり、お散歩したりそんな事もしてもらえるのでしょうか。
面会は出来ないにしても、時々の消息確認や、たとえ不幸にも亡くなってしまったにしてもそれを教えてもらう事さえ出来ないものなのでしょうか。

ワンちゃんには何の罪もありませんが、やっと立ち直り、安らぎを求めて再び一緒に暮らそうとした矢先の事で、本当に悩んでいます。
ここでの質問にふさわしいかどうか判りませんが、よろしくお願いします。

こんにちは
ほいさんは誤解しているのではないでしょうか。施設に預けるのではなくて、診断と治療の為に大学病院を紹介されたのではないでしょうか。
大学の施設とは、簡単にいうと設備が整っている動物病院と考えていただいたほうがわかりやすいと思います。
クーちゃん病院に譲り渡したり、研究用で飼育されるところでは決してありません。
本当に門脈シャントなのかは、アンモニアの数値だけでは確定診断は難しいと思います。今は門脈シャントである可能性が高いといので、しっかりと検査する為に大学病院に行ってもらうという事だと思われます。
門脈シャントという病気にもいろんなケースがあり、手術適応なのかどうかは検査してみないとわかりません。
主治医の先生は以上のようなことを言いたかったのではないでしょうか。もう一度先生と充分話し合ってみてくださいね。

投稿者 ほい さん からの返答

重本先生、早速のご回答ありがとうございました。現在はショップ系列の病院に入院しているのですが、状態は安定しています。門脈シャントなのか、手術適応かなどはやはり大学病院などの設備が整った場所で精密に検査してもらわなくてはわからないのですね。希望を捨てず、主治医の先生と話し合ってみます。ありがとうございました。

飯田 恒義 先生からの回答

1) 門脈シャントの手術法は、シャント血管の位置によりやや異なりますが、開腹しシャントしている血管を閉鎖します。
 シャント血管を確認する検査法は、いくつかありますが、血管の位置を確認をして、閉鎖します。
 以前は、珍しい病気とされていましたが、診断される機会も増え、手術を受けられる患者さんも増えています。
  管理としては、今受けられているような食餌管理を主にし、アンモニア値をあげないようにする方法になると思います。しかし、どうしても蛋白値が下がりますので、管理が難しいこともあります。
 
2)ご質問は研究用として、譲り渡す大学病院などの施設のことを聞かれているようですが、この大学の動物病院では、門脈シャントの治療はできないとの説明を受けられているのでしょうか。
 主治医の説明と飼主さんのご理解に、若干の違いがあるのではないでしょうか。
 
 主治医の説明にもありますように、手術のリスクはありますし、どこでもできる手術ではありませんが、手術可能な開業医も多くいます。
 残念ながら、手術中に死亡することや、手術したが、症状が改善しない患者さんも時にはいらっしゃいますし、1回の手術では終わらないこともあります。
 肝臓の状態や全身状態によっても異なりますが、基本的には、早期の手術を行なうことです。
 治療をあきらめられることはないと思います、主治医とよくご相談下さい。

投稿者 ほい さん からの返答

飯田先生、早速のご回答ありがとうございました。2)の件ですが、手術は出来ないことは無いが、大変高リスクでしないほうが良い、という選択の余地が無いようなお話でした。が、過度の期待をさせない様にお話してくれたのかも知れません。シャントであるかも含め、もう一度主治医の先生と話し合ってみます。ありがとうございました。

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