是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、眞那さん
首が曲がったままになったコロ君ですが、実際に診察をしないとこの検査が適しているかどうかの判定は難しいのですが、わたしなどが診察室で行なう簡単な診断法を書いておきます。
まず、犬の対軸に対して、正面に立ちゆっくりと顔を両手ではさみ、リラックスさせた状態で、首を左右に曲げてみます。この際に痛がったり、首が硬く動きが悪いようですと、頸部の腱や、頚椎または胸椎などの骨や関節の異常が一番疑われます。
また、ゆっくりと動く様であれば、次に眼を見ます。
首を左右、前後に揺らした際に眼球が顔についてこず、横目のように見えるようであれば、頭蓋内の異常、目の震盪が見られるようであれば、内耳前庭部の異常等が一番に疑われることになります。
もちろん、上記の簡単な検査ですべてがわかるわけではありませんし、それぞれに例外事項はあります。あくまで目安だと思ってください。
実際は、それらの触診や視診であたりをつけた後、必要な検査を次にオーダーしていくことになるのですが、上記の検査くらいであればお家で行なってみてもいいかもしれません。
もっと具体的に原因を探るのであれば、CT,MRI等の設備を使っての検査を進めていく事になりますが、まずは、簡単に上記のことだけでも調べてみるといいのではないでしょうか。
毎日こまめに散歩に連れて行ったりと、大事に看病されていること、コロ君もとても幸せだと思います。
原因がわかったからと、年齢などを加味しても治ることは難しいかもしれませんが、ゆっくりと病気とうまく付き合って楽しい毎日をお過ごしください。
参考になれば幸いです。
2007/10/04 12:04 参考になった! 0
投稿者 眞那 さん からの返答
是松先生、本当に有り難うございます。
早速チェックさせて頂きました。
首は痛がらないですが、やや動きが悪いかなぁ…と思います。
眼球はついてきて、若干揺れる感じがしたので
今度病院に行って相談してみたいと思います。
病気とうまくつきあうためのアドバイス有り難うございました。
心から感謝致します。
2007/10/11 12:04
首が曲がって歩けない症状について。
初めまして、アドバイスをいただけたらと思いまして質問させて頂きます。
柴犬15歳です。今年の5月3日に庭で吐き、その後強烈な痙攣を起こし
一時は覚悟して頂くことになるかも…と言われつつ、現在まで生きてます。
5月一杯くらいは立てない、歩けないという状態だったのですが、6月
くらいから、何とか自力で立とうとするのですが、首が右に傾いて
やはり立てません。現在は布のバッグで作ったもので首を吊るようにして
散歩に行ってます。一日5~6回、一回45分前後歩いてます。
排泄時、空腹時に、何とか立ち上がって動こうとばたばたもがき、
頭を強打します。散歩や食事で要求が収まると落ち着きますが、何故か
夜寝られません。病気になる前は一日の大半の時間を寝ていたのですが。
検査は5月中に2度血液検査を行いましたが、肝臓の数値以外特に
異常がなく、こんなに肝臓の数値が悪いのに食欲があるのは不思議と
言われるくらい食欲は落ちません。
これが脳の障害なのか、なんなのかさっぱり分からず対処に困っております。
なにかこれをしたら原因がつかめる可能性があるなどありましたら、
教えていただけると幸いに存じます。よろしくお願い致します。
薬は現在抗生物質とビタミン剤を毎日投与しております。