だいじょうぶ?マイペット

ステロイドについて

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
埼玉県 / ケラさん (この方の過去の質問 6件)

 
2008/01/18 23:13

いつもこのサイトを参考にさせて頂いてます。

我が家のミニチュア・ダックス(♀・3才・避妊済み)の子に
ついての相談なのですが。よろしくお願いいたします。

約1年ほど前から原因不明の下痢を繰り返しており、
その度に注射や投薬を受けておりましたが、2ヶ月半ほど前に
腹部の異常な張りを確認しまして、血液検査、レントゲン、
エコー検査を受けたところ腹水を確認され、その結果『蛋白喪失
性腸症』であることが判明しました。
その際、胃腸と膵臓の異常は血液検査ではわからないと言われ、
「確定診断をするには開腹手術が必要だが、この病院ではそこ
まではせず、今の検査結果で考えられる疾患の治療を始めて
様子を見る」と言う事で、数日の入院で腹水が改善されたよう
で、体重が4.9キロから3.8キロに落ちました。

退院後の2日間は注射に通い、その後は抗生物質、ステロイド、
粉末蛋白の投薬を受け、フードは『消化器サポート』を
処方されました。
その約1週間後には状態が良いということで抗生物質のお薬は
なくなりましたが、状態が良いということもあってか「今後、
しばらくは受診せず受付でステロイドと粉末蛋白のお薬、フードを
購入するだけいいですよ」ということででしたが「もし尿量が
今までの2倍以上になるようならお薬の調整をしますので
受診して下さい」とのことでした。

現在は尿量が2倍ほどではないのですが、頻尿のような状態で
薄い尿を大量にしたり、少量の尿を度々しています。

家族同様の命ですので、罹患後は考えられる限りの情報を
探しました。
その結果、ステロイドの過剰投与や、少量でも長期にわたる
投与では副作用が強くでるという事を知り、かかり付けの
獣医師さんを信頼しつつも、少しの不安に苛まれています。

現在の愛犬の体重は4キロほどで、毎日5mgのステロイド剤を
約2ヶ月ほど処方されているのですが『長期』の基準となるのは
どのくらいの期間なのでしょう?
今現在「お薬とフードを取りに来るだけでいい」と言われて
いるので、先に指摘された『多飲多尿』の症状がでない限りは
ずっとこの状態を続けていいのでしょうか?
ステロイドの副作用には多飲多尿のほかに気をつけることは
ないのでしょうか?

長くなりましたが、よろしくお願い致します。




難しい病気になられて、大変だと思います。
心中お察しいたします。

ご質問の件ですが、
ステロイドの長期投与における、
長期という定義は特に無かったと思います。
可能ならば、投与は短期で少量にしましょうという事です。
ただし、ステロイドを慢性的に必要とする病気もあります。
最も知られているのがアトピー性皮膚炎です。
また、免疫系の病気などもそれに含まれます。
このような病気の場合は、出来るだけ少量になるように、
病状を見て徐々に減薬していくようにしますが、
完全に休止することが出来ない子もいます。

副作用が心配だからということで、
中止してしまうと、
結局病気の症状で動物を苦しめてしまいます。
副作用のリスクと、
薬の薬効によるメリットとどちらを
優先するべきかという話になります。

今後の投薬をどのようにしていくかという事と、
副作用についてどのように考えておられるかは、
主治医に相談しないとならない内容だと思いますよ。
現在の不安や疑問は、率直に主治医に相談なさってください。

投稿者 ケラ さん からの返答

橋本先生、お忙しい中アドバイス頂きありがとうございました。
現在の愛犬の体調が良いことからステロイドのリスクにばかり目が
いっていたような気がします。一度主治医の先生にお薬についての
相談をさせて頂きます。ありがとうございました。

 ステロイドに副作用があるのはよく知られています。
私もこのお薬を使用する機会はしばしばありますが、特に1ヶ月以上継続して飲むときは、必ず副作用の症状が出ていないか評価し、必要なら血液検査で副作用について調べています。
 
 長期間とは?という質問をよく受けます。
私はこの問いに対して、3ヶ月であろうと確実に投薬を中止できるなら、この3ヶ月は長期間というよりも短期間との間をとって中期間と考えます。
しかし、投薬を少なくとも3ヶ月は続けなくてはならないというケースではこの3ヶ月を長期間と考えて治療にあたる方が賢明でしょう。
 
 また、投薬量も副作用と密接に関連します。
病気が病気だけにどうしてもステロイドを低用量から始めても効果がないということで5mgを毎日投与していたのでしょう。量としては多いので、必ずしっかりとした定期検査は必要です。そして、下痢の症状が落ち着いているのであれば、減量計画も立てていくようにしましょう。
 また、開腹しなくても内視鏡などで腸の病気を見つけることができるかもしれません。
一度、このあたりも検討してみてください。

 副作用の症状として、食欲増進、体重増加、呼吸が荒い、腹部のはり、筋肉量の減少、あるいは数種類の皮膚症状を見ることがあります。
また、血液検査で異常が出やすいのは、ALP、ALT、コレステロール、中性脂肪、血糖値、白血球数などでしょうか。
 ACTH刺激テストという検査もあります。しかし、この検査を副作用のチェックとして使用するには問題もあるようですね。

 私は数ヶ月以上内服を続けるときは、症状のチェックと血液検査を定期的に実施しています。定期的にというのは副作用の出やすいワンちゃんは数週間毎、出にくいワンちゃんは3ヶ月ごとなど工夫が必要です。

投稿者 ケラ さん からの返答

今道先生、患者(犬)、そしてその命を託されている飼い主(私)へ対しての丁寧かつ解りやすい回答をありがとうございました。

人間の病院でもそうかも知れませんが、患者(罹る側)からには、医学的な無知もあって、自信もなく・・・・
主治医の先生の判断におまかせの状態なのが
現状でしたが、今後は飼い主(私)の不安を
素直に申し出て、、、
定期的な検査をしてもらうようお願いします。
ありがとうございました。

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