是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、ケラさん
今回、しつけ教室での集中力の持続が出来なくなってきているのは、薬の影響もあるのかというご質問ですが、抗てんかん薬として主に使われるフェノバルビタールや臭化カリには、運動失調や集中力の低下などの副作用があります。
そのため、こつるちゃんのようにしつけ教室での集中力が落ちてくるといった形で変化が現れる子もいると思われます。
日常生活に支障をきたすほどのケースであれば、投与量の見直しなども必要になってきますが、その場合は、発作の頻度も増す可能性もよく考えながらの獣医師との連携が必要です。
また、ステロイド剤も併用しているということですので、肝毒性なども心配されます。定期的な血液検査をすることで、肝臓への影響も把握できると思いますが、その他にも性格に変化が現れたなどの現象が出た場合はすぐに獣医師に相談してあげてくださいね。
しつけ教室でこつるちゃんの集中力が切れ、飼い主であるケラさんもつらいかもしれませんが、こつるちゃんも飼い主さんの要求にうまく応えられないことでつらいこととも思いますので、場合によっては教室を少しお休みするなど考えてあげてください。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2011/01/30 11:07 参考になった! 0
投稿者 ケラ さん からの返答
是松先生、ご回答ありがとうございました。
集中力の低下には抗癲癇薬の副作用の可能性があるとご回答頂き、今後のトレーニングについてあらためて考え直す気持ちになれました。4年以上一緒に頑張ってトレーニングを受け、最近は高度な課題もこなせるようになっていたので残念ではありますが、内容の見直しや場合によっては休講するなどしてこつるの負担にならないように考えていきたいと思います。また、肝臓の検査も定期的に受けさせるようにいたします。
ありがとうございました。
2011/02/06 11:07
処方薬の影響
以前に何度か質問させて頂いたM・ダックス(6才・♀)
避妊済みです。
数年前から、蛋白喪失性腸症によりステロイド剤と整腸剤を
服用し、療養食を与えています。
重ねて、数ヶ月ほど前から抗癲癇薬も服用するようになり
ました。
最近はお散歩後の足裏からの出血に悩まされていましたが、
靴や靴下を履かせたりお散歩の時間を短縮することで調整
して、体調のコントロールはできているのですが、
4年ほど前から通っている「しつけ教室」でのトレーニング
での集中力の持続性が無くなってきています。
この状態を『しつけ』の観点で捉えて厳しく接するべきか、
それとも服用しているお薬が影響していることろもあるのか、
と悩んでいます。
お薬の影響で『できない』のであれば、矯正しようと
するのは酷なので。
ステロイド剤と抗癲癇薬の影響が少なからずあるのでしょうか?