フィラリヤ薬の投与時期のおくれ

質問カテゴリ：: その他
対象ペット：: 犬 / シーズー / 性別不明 / 年齢不明
質問者：: 埼玉県 / びっくんのママさん（この方の過去の質問 2件）
: 2008/05/30 14:20

はじめまして。よろしくお願いします。
今月になってから、シーズー４歳　６．５キロ　が
少し下痢気味でした。心配な程度ではなく、ウンチがいつもよりゆるく水分補給を自分で加減している感じでした。食欲もあり、お散歩のときも元気があったので特に病院に行かずに、ここ１週間ほどはすっかり良くなりました。そんなことで、フィラリヤ薬を与える時期がおくれてしまいました。
前回４月６日　今回５月３０日　と一ヶ月ほど間があいてしまいました。
それで、思ったのですが下痢気味でも１ヶ月ごとに与えたほうが良いのでしょうか？フィラリヤ薬は、効果の持続するタイプのお薬なのでしょうか？
時期の遅れはどの程度なら大丈夫なのでしょうか？

使っているのは、パナメクチン　チュアブルＰ６８　です。

お忙しい先生方とは思いますが宜しくおねがいします。

橋本祥男先生からの回答

シンシア･ペットクリニック（奈良県）

フィラリア予防薬は効果は持続しません。
投薬したときに、体内に居るフィラリアの幼虫を殺すお薬です。

蚊によって感染する事を止める事は不可能なので、
1ヶ月に一度、体内のフィラリア幼虫を駆虫しているのです。
もちろん、蚊に刺されていなくて
感染していないかもしれませんが、
それを確認する事は出来ないので、
定期的に駆虫薬を飲ませているという事です。
すなわち、薬の効果が1ヶ月間持続しているのではなく、
投薬した時に効果を発揮し、それきりだという事です。
効果の持続するタイプは、
注射で予防するフィラリア予防薬だけです。

ワンちゃんの中に入って、ある程度成長すると、
フィラリア予防薬では死なない大きさになります。
ですから、毎月欠かさず投薬をして頂かないといけないのです。

ちなみに、フィラリアの感染を調べるキットなどは、
フィラリアの成虫の成分を調べるものなので、
ワンちゃんの体内で成長中の幼虫を検出する事は出来ません。
成虫になるまでに半年以上かかりますから、
今年の感染は来年の春の検査でしか、検出できません。
今回の投薬の遅れが、結果としてフィラリアの感染と成長を、
成立させたとしても、そのことを確認できるのは、
来年ということになります。