だいじょうぶ?マイペット

自力でおしっこが出ずに3ヶ月・・。

質問カテゴリ:
尿の異常

対象ペット:
/ ミックス / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / coorikiさん

 
2012/01/07 00:01

はじめまして。どうしてよいのかわからず、藁にもすがる思いで質問させていただきます。
雑種の猫で推定13歳のメスです。元野良猫で、うちに来たときにはFIPに感染しており、毎月インシュリン注射をしています。避妊手術も野良のときに、地域猫を世話する方々によって済んでいましたが、雑だったのかオリモノが出ることもあります。
そんな子が3ヶ月前に自力でおしっこを出すことができなくなってしまい、それと同時期に餌を食べなくなってしまいました。当初は強制的にk/d缶を与え、抗生物質を服用させ、カテーテルを挿しておしっこをさせていました。
数日入院後、カテーテル挿入のまま退院し、在宅で看護していました。かれこれ6~7回カテーテルを抜いてしまい、そのたびに挿しなおしてもらいましたが、肝心な自力での尿を出す行為はできずに新年を向かえたその矢先、とうとうカテーテルが入らなくなってしまいました。挿し試みたカテーテルを抜くと血が混じっており相当痛そうでした。
ここ一週間は朝預けて夜引き取りに行き、おなかから膀胱に針を刺し尿を出す毎日です。先生いわく毎日カテーテルを挿入することを試みてはいるとのことですが、それが膀胱口を傷つけて炎症が収まらずに尿が出ないのでは・・と、最近は素人考えではあるのですが思ってしまっています。
また、肝心の原因は雌なので「不明」だといいます。自力でおしっこが出るように治療をしているというより、ずっとこれの継続なのかと思うと不憫で仕方がありません。
けれど、とてもお世話になっている先生で、今後も緊急時にはまず駆けつける病院なので意見が言い難いこともあり、困ってしまっています。
泌尿器系に明るい別のお医者様に一度見てもらったほうがよいのでしょうか・・。
わかりにくい文面で恐縮ではございますがアドバイスをお願いいたします。

coorikiさん、くぅちゃん、こんにちは。

かなり深刻な状況のようですね。
いくつかに分けて考えさせてください。

①おうちに来たときにはすでにFIP(猫伝染性腹膜炎)に感染していたとのことですが、
おうちに来てからどのくらいの期間がたっているのでしょうか。
FIP感染症は、治す方法が確立しておらずほぼ助けられない病気です。
生きている間に確定診断を下すことも難しいことがあります。

②毎月インスリンを注射しているとのことですが、
FIP感染症の治療にインスリンを使う方法は、
私の知る限り報告されていません。
FIP治療にインターフェロンを使うことはあります。
もしかしたらインターフェロンかもしれませんね。
インターフェロンを使う場合は、月1回ではなく、
もっと頻繁に接種することが一般的です。
ただ、お注射費用がそれなりにかかる薬剤のため、
接種間隔を広めにしているのかもしれません。
毎日病院へ行かれているとのことですので、
ホームドクターさんと相談してみると良いかもしれません。

③避妊手術をしていてオリモノが出るのは一般的ではありません。
coorikiさんのご心配されているように、
オリモノではなく泌尿器のトラブルではないのか、
検査が望ましいと思います。
尿検査や、腹部のエコー検査など、
くぅちゃんに負担のかからない検査なので、
ホームドクターさんと相談して、
再検査してみると良いのではないでしょうか。

④女の子の猫さんで、カテーテルがないと排尿できないというのは相当な問題です。
オシッコしようとする様子があるけれども、排尿できないのか、
オシッコしようとする様子すらないのか…
そのあたりの評価も重要です。
繰り返しになりますが、
エコーで膀胱がどうなっているのか見てみると
状況が推測しやすいのではないでしょうか。

ご心配されているように、毎日オシッコを吸い出すというのは、
問題点の解決に直接は結びつかず、
現時点でのくぅちゃんの問題点を緩和している処置です。
しかし、「お薬の効果が出るまで、尿を抜いて待つ」という、
医療的な戦略なのではないでしょうか。
今後のプランについてもホームドクターさんと相談してみましょう。

信頼できるホームドクターさんがいるのは素晴らしいことです。
私達、獣医師としても、ご家族がどんな心配事をお持ちなのか、
説明のどこがわかりにくかったのか…
教えていただけると、非常に診察・治療が進めやすいものです。
信頼しているホームドクターさんであればあるほど、
いろいろ相談すべきですよ!

限られた情報からの推測なので、
疑問点にお答えできたかわかりませんが、
少しでもお力になれていたら嬉しいです。

お大事になさってください。

アイビーペットクリニック 宮澤 裕

投稿者 cooriki さん からの返答

宮沢先生、早速のご丁寧な回答ありがとうございます。

まずはFIP治療の注射はインターフェロンです。慌てて間違えてしまいました。

そして宮沢先生の言うようにホームドクターに再度相談してみます。

それで納得ができなければセカンドオピニオンで別のところに連れて行くことも検討してみます。

とにかく今の状態から早く解放してあげたいと思います。

本当にありがとうございました。

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