だいじょうぶ?マイペット

受動喫煙による癌の発症について

質問カテゴリ:
鼻の異常 / 歯・舌・口の異常 / その他

対象ペット:
/ 白黒、ハチワレ、ミテッド / 男の子 / 7歳 5ヵ月

質問者:
東京都 / kappachannさん (この方の過去の質問 1件)

 
2018/03/27 12:59

鼻の癌の猫です。
それまでとても元気でした。

症状が出る少し前、チェーンスモーカーの友人が一週間うちに泊まっていました。彼女は、パニック障害があり、なるべくストレスをかけないでいてもらった方がよいと思い、部屋での喫煙を許してしまいました。

猫は、吸い込む受動喫煙だけでなく、毛づくろいすることで、体に取り込んでしまうこと、床に近い位置にいるからより影響を受けることを最近知りました。発癌率もすごく高くなるとのこと。

今、自分の無知を後悔しても、時間は戻らないですが、、、たとえ一週間でも、癌の発症の原因にはなるものでしょうか…。

家にいるのが猫ではなく、人間の赤ちゃんだとしたら、たとえ一週間でも絶対に許さなかっただろうに、自分の無責任さに本当に腹がたち、やりきれないです。

彼女のストレスなんかより、我が子の命の方がずっと大切なのに…。

1つの癌細胞が初めて発生してから発症する大きさになるまでに数か月から年単位で時間がかかります。
ですので、少し前の1週間の受動喫煙は今回の鼻の癌とは関係がないと考えられます。

誠にお気の毒ですが、原因を究明する事よりも、今を大切に過ごしてください。
癌になる前の猫の生涯よりも癌にかかってからの猫ちゃんが何倍も幸せになれるように、これからの時間の使い方を考えましょう。
愛猫ちゃんが、あなたのところに縁があってよかったと思えるように慈しんであげてください。

私の飼っていた猫は数年前に鼻腔腺癌で9歳で亡くなりました。亡くなる日までうちの猫は家族の事をいたわり、私たちは沢山の愛を頂戴しました。それに見合うだけの愛を与えられていたかどうか・・・今でも家族の話題に出てきます。ただ、確信出来る事は、癌が発覚してからの一年間はそれまでの八年間より濃密に家内や子供から愛情を受けて過ごせていました。
どうか後悔の無い様にお過ごしください。

これからいろいろな局面で色々な選択をしていく事になると思います。どうか頑張りすぎずに穏やかにお過ごしください。お大事にしてください。

投稿者 kappachann さん からの返答

井上先生ご回答ありがとうございます。

このところ、日々これでよいのか葛藤することが多く、煙草と癌発症の情報に過剰反応してしまいました。

うちの子(にゃんたさん)は、とても穏やかで優しい男の子で、後から来た子たちの面倒もよく見てくれる、素敵な紳士です。人間の友人達が来ても、おもてなししてくれて、みんなにもとても可愛がってもらっています。

余命数ヶ月と言われてから、もうすぐ2年経ちます。とてもがんばって生きていて、そばにいてくれることが、奇跡だと思っています。

以下、質問ではなく報告ですが、にゃんたさんのがんばりを、知っていただけたら嬉しいです。

2015年12月に鼻炎のような症状が始まり、ひどい鼻炎と診断され、自宅でネブライザー治療をしていました。

2016年7月に、大学病院で検査してもらい、鼻の癌と分かりました。根治治療はないとのこと。自宅で、できるだけ心地よく過ごせてもらえることを第一に考えていくことにしました。

それからは朝晩、止血剤(アドナ、トランサミン)、抗生剤(ビクタス)、胃薬(ファモチジン)をシリンジで飲んでもらっています。

最初、ウエットフードにお薬を混ぜていたのがトラウマになったのか、以後何をどうしても、カリカリしか食べません。

2016年12月から、サプリメントのDフラクションも続けています。

この頃は、右鼻から右目にかけて、腫れが大きく、顔が変形していました。

2017年4月、腫瘍が自壊しました。出血がひどく、危険な状態でした。
舌がしまえなくなり、辛そうでした。
主治医には、もう覚悟をした方がよいと言われました。
3日後、好きなカリカリの前へ行き、食べられなくて去るのを繰り返しているのを見て、まだ生きたい意思を感じたので、シリンジでの流動食を開始しました。
10日後、自壊した場所がよかったのか、すっかり口の中がきれいになり、顔も元どおり、目もぱっちり、拭いても拭いても取れなかった、血だらけの毛皮も自分で毛づくろいしてツヤツヤに。自分でしっかりカリカリも食べられるようになりました。とても元気になり、高いところにジャンプしたり、走り回ったりできるようになりました。体重は、元々4.5kgだったのが、3.6kgまで落ちていたのが、ほぼ元どおりになりました。お鼻のズーズーも全くなくなり、ネブライザーも必要なくなりました。

2017年6月、少し食欲が落ちてきました。口の中を見ると、今度は、右の上の歯並びに沿って、赤く腫れてきていました。抗生剤(ビルデンタマイシン)も始めました。

それからは、手で口をかいてしまったり、カリカリを食べることで、度々多めの出血がありました。

2017年12月、腫瘍が自壊しました。前回は、真ん中からまっすぐ裂けて、2つに割れましたが、今回は、真ん中から、火山の噴火口のように、割れていました。
3日間点滴に通いました。
瞬膜はほぼ出っ放しで、ぼーっとしていて、ずっとじっといています。部屋の隅の寒いところに行ってうずくまってしまいます。暗いところが落ち着くようなので、ケージに覆いをして、暖かくして、入ってもらいました。出入りは自由にしていましたが、ずっとそこで眠り続けていました。
お水も全く飲まなくなり…迷いましたが、2度目の奇跡を信じて、流動食を始めました。
1週間後、お水を自分で飲めるようになりました。だんだんカリカリも食べられるようになりました。10日後、流動食はやめて、カリカリだけで、元気に過ごせるようになりました。
体重は3.8kgまで落ちましたが、落ち着いていました。
前回と違い、自壊したところはすっかりなくなった訳ではなく、腫れは少しなくなったくらいです。

無事に2度目の年越しができ、2018年を迎えることができました!

2018年1月半ばから、カリカリを食べては出血し、なかなか食べられないようになり、またシリンジで流動食を始めました。
2018年1月末、腫れの表面だけ、分厚いかさぶたになり、キレイに剥がれました。口から飛び出ていたところです。
カリカリをまた食べられるようになりました。

2018年2月、体重が急激に落ちてきたので、シリンジごはんを再開しました。
体重は3.2kgくらいになりました。
そこから1ヶ月で、体重は2.8kg。
この3週間くらいは、体重はほぼ安定しています。流動食のカロリーを、もっと早くしっかり計算していればよかったと後悔しています。

今は、朝晩2回、a/d缶5g+キドナ15gを水6mlに溶かした流動食を、食べてもらっています。色々試した結果、この割合が水っぽすぎず、固すぎず、しっかり食べれています。10mlシリンジにそれぞれ6mlくらいを3本に分けて入れたものが、失敗なく、自分はやりやすいです。
1日160kcalの計算で、体重は安定しています。こぼしたりもするので、実際食べれているのは8割くらいかと思います。

今は、この量のごはんを、どのくらい続けるか…を日々迷っています。
ごはんを無理に食べさせられるのは、嫌がるので、洗濯ネットから頭だけ出して、タオルでくるんで、手で抵抗できないようにして、がんばって食べてもらっています。ずっと話しかけながらあげていると、じっと見つめてきて、ペロペロ、カミカミ、ゴクンと、食べてくれます。

今は、口内の右半分は、腫瘍で圧迫されていて、左の空間だけで、なんとか、食べれています。

シリンジ2本目までは、割とスムーズに食べてくれますが、3本目になると、声をあげて抗議するので、ここで止めるか、続けるか、毎回迷います。

ごはんの時は、とても大変な思いをさせてしまっていますが、その他の時間は、のんびり過ごせています。

栄養を摂れているから、身体が楽なのだろう…というのを優先するのか、体重が減ってしまっても、ストレスを減らして、本当に最小限のごはんだけ食べてもらうようにした方がよいのか…。
また、誤嚥もこわいので、様子を見て、慎重にしないといけないと思います。

にゃんたさんが生きるのを、まだお手伝いさせてもらいたいです。
でも、私が生きていてほしいという勝手な思いだけで、無理に、がんばらせてしまうのは、どうなのか、とも思います。

にゃんたさんが発症する数ヶ月前に、にゃんたさんとお互い大好きで、毎日いつも抱き合っていた子が、3歳半で肥大型心筋症で亡くなりました。その時は、最期の最期まで私が諦められずに、病院でとても苦しい思いをさせてしまいました。
あの時、今後は、無理な延命はしない、と決めたのですが、なかなか難しいです。

にゃんたさんの声をよく感じて、日々、ベストを探して、なるべく穏やかに過ごせてもらえるようにしていきたいと思います。

再び 井上 平太 先生 からの回答

飼い主の方とにゃんたさんには素晴らしい信頼関係が築けているのですね。
それが奇跡ともいえる2年以上の生活が得られた理由だと思います。

無理な延命 と、いう言葉が出ておりましたが、通院で自宅で飼い主の方が看護をしていられる限りは無理な延命ではないと思います。
退院の見込みのない入院による延命で、頸静脈からの高カロリー輸液での治療を開始した場合には、それになると思います。
動物の最後まで住み慣れたところで大好きな飼い主とともに居る権利を奪ってしまうと思われるからです。
ただ、時期的に十分な看護が難しく一時的に入院させて、また引き取るのであれば飼い主が疲れて混迷している時のリフレッシュには良いでしょう。

愛猫は飼い主を心配させないために、大丈夫だよ!と、ごろごろ喉を鳴らしたり、頑張って少しずつでも食事を口に含んだりしますよね。
いつまでも飼い主の事を心配してくれていると思います。
どうぞお大事にしてください。
穏やかで幸せな治療生活が続く事をお祈り申し上げます。

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