井上 平太 先生からの回答
場所や経過から考えて鼻腔腺癌が濃厚だと思います。
だとすると私の経験から言いますと積極的な治療をせずに経過を見たことを評価いたします。
これからも決して後悔をしないでください。
シビアな治療をしないことにより安楽な暮らしを少なくとも今までは得ることはできたわけですから。
愛猫ちゃんもあなたの判断を信じて一緒に暮らしてきたわけですから。戦ってきたわけですから。
猫は最後の日まで少しでも長く飼い主と一緒に時を刻みたいと思っております。徐々に顔が変形していくし辛そうに見えると思いますが、しっかりと見届けて一緒にいてあげてください。
これからのことですが、起こるか判らないステロイドの副作用を考えるよりも多少なりとも効果があれば長期作用のステロイドを使いましょう。
さらにステロイドやボスミンやナシビンなどの点鼻が気道を広げ呼吸を楽にする場合がございます。
それでも辛ければ酸素テントのリースも選択肢として考えましょう。
お大事にしてください。
2018/09/28 00:07 参考になった! 2
投稿者 樹里ママ さん からの返答
井上先生
お忙しい中、早急にご回答いただきましてありがとうございます。
また大変温かいお気遣いのお言葉も下さり重ねてお礼申し上げます。
先生から丁寧な説明を頂き、迷い・不安・後悔などの気持ちが少し晴れてきました。
新たな気持ちで、この子の為に自分に出来る事を模索しながら、最期まで寄り添っていきたいと思います。
長期作用型ステロイド、点鼻、酸素テント等々、かかりつけ獣医と相談したいと思いました。
本当にありがとうございました。感謝いたします。
2018/09/28 09:30
猫の鼻腔内腫瘍について
7月初旬より、鼻汁、くしゃみなどの症状から、かかりつけ医を受診し、インターフェロン、抗生剤、ステロイドの投与をしましたが、症状が一向に改善されず、細胞診2回(鼻汁、ストロー→外部病理診断)、CT画像診断(片側の鼻がまっしろで、目との間も1箇所薄くなっている・2次診療機関にて)より、鼻腔内の腫瘍の可能性があるとの診断をうけました。
組織診をしていませんので、確定診断には至っていませんが、症状からみて鼻腔内腫瘍(リンパ癌ではない)だろうと、かかりつけ医と話し合いをして結果を受け止めました。
13歳であると共に、腎臓も片方が萎縮してしまっています。
「積極的治療はせず、緩和治療をしていきたい」とこちらの希望を伝えました。
ここ2ヶ月、抗生剤とステロイド、食事がほとんど出来なくなってきているので、週末に輸液を入れてケアを行っています。現在、片側だけでなくもう一方の鼻も鼻汁がつまるようになり、かなり呼吸が苦しそうにしています。
もう少し前に、腫瘍科の先生のところで、セカンドオピニオンを受けていれば良かったと、少し後悔もしています。
今後、今のままの治療で最期まで過ごさせて良いのか、もう少し楽に過ごさせてあげるような薬等はないのか、ご相談させてください。
追加
長期作用型のステロイドの使用はなるべくしない方がいいのでしょうか