栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
口臭にはパターンがあります。
それぞれのパターンにより経過が変わります。
①口や歯そのものが悪いパターン
この場合は、口腔内の洗浄や、歯石の除去などによってかなりの改善が見込めます。
②胃などの消化管の臭いが原因のパターン
これは若齢の猫に多いものですが、単純に食事の臭いとなります。なので病院で治療するというよりも、食事内容を変更することで改善するかみていく必要があります。
③腎臓病が関与しているパターン
高齢猫は腎臓病が非常に多く、同時に口の臭いが出てきます。腎臓病がある場合は麻酔をかけての処置自体が難しくなることが多いため、腎臓病の治療中心となります。残念ながら腎臓病はなかなか良くなることはありませんので、口の臭いもなくなりにくいというのが現状です。
④エイズやカリシウイルスのような感染症を伴うパターン
猫はウイルス性の病気で口腔内の環境が悪くなり、とくに歯肉炎がひどくなることが多々あります。この場合もなかなか改善させることが難しいことが多いですが、歯を抜くことでウイルスの増殖をおさえることはある程度できたりします。
愛猫がどのパターンにあたるかは動物病院を受診していただく必要があるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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2021/05/25 18:40 参考になった! 1
投稿者 ラブニャン さん からの返答
栗尾先生、治療方法についてのご説明よく分かりました。
最寄りの動物病院で診てもらうことにします。
ありがとうございました。
2021/05/25 19:16
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
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2021/05/25 19:31
口臭が数年前から起きています。
口臭がひどくなり、歯も茶色くなっていて口や歯が気になる様子で、口をくちゃくちゃしたり、首を振ったりをよくします。口の中を見ようとすると非常に嫌がります。
歯槽膿漏がかなり悪化しているようですが、どの様な治療法があるでしょうか?
また、獣医さんで麻酔をかけて志向を除去したり歯茎の治療をしてもらっても一度の治療ですっかり良くなることはあるのでしょうか?
約2歳年上の”小雪”も少し口臭がするようになってきましたので、参考にしたくお伺いしたします。
まだ口臭や歯槽膿漏での診察は2匹とも受診したことはありません。
よろしくお願いいたします。