井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|179ページ目
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皮膚病の診断は外見からは確定できません。皮膚病は二次感染を併発したり、自虐により表面に創傷ができると、どれも似たような状況になり判別がつきづらくなります。
遠回りな様ですが、瘡蓋や表皮を培養したり水酸化カリウムで溶かして顕微鏡で観察したり、染色標本で細胞診を致しませんと難しいと思います。病態によっては診断のために処方食を使ったり血液検査を行うこともあります。参考のためにIgE検査を行うこともございます。
もちろん当院でも、全ての患者に全ての検査をするわけではございません。症状や飼い主の病状説明によりある程度絞って行き検査を選んで行きます。飼い主の方が希望しない場合には、視診上の推定で治療を開始することもございます。
痒みを我慢することはできません。あなたは我慢できますか?むしろ痛みより苦しいと思われます。りゅうちゃんは痒みと戦っているわけですからその上に叱ってはかわいそうな気が致...2007/03/07 01:06 -
食べたものが肥料であればそれほど心配はございません。急性の中毒を起こすことは無いでしょう。しかし、消化不良は起こす可能性がございます。動物の排泄物から作られた肥料ですと稀に寄生虫疾患の可能性がございます。(通常は発酵の段階で熱で虫卵は死滅するので感染の確率は低いのですが。)すぐ検便をしても意味がございませんので、かかりつけの先生とご相談の上、検便を受けてください。
食べたものが肥料だけであれば良いのですが、農薬は大丈夫でしたか?農薬の場合には内容物のわかる袋や箱を持って動物病院へ行って治療を受けてください。
今からに時期ですと庭には色々な園芸植物が顔を出します。その中には食べると危険な植物も多数ございます。注意してください。春には水仙・福寿草・スズラン・アネモネの中毒が目立ちます。2007/03/06 00:46 -
よく犬は風邪を引かないと言いますが、風邪が上部気道感染などによる体調不良の俗称だとすると、犬も風邪を引きます。
ワクチンをしてあればあまり心配は無いのですが、このような症状の中にはジステンパーのような危険なウィルス病もございます。
一時的なことであれば良いのですが念のために診察を受けた方が良いでしょう。
今でも嘔吐があり食欲が無いのであれば、明日にでも病院へ行った方が良いでしょう。
飼い主の方にできることは、安静にすることと暖かくしてあげる事です。水の制限はしないで下さい。
お大事にしてください。2007/03/06 00:33 -
高齢であるからこそ、そして21年間一緒に暮らしているからこそ何とかしてあげたいという飼い主の方の気持ちが強く伝わってきます。
原因不明だったということは一般的検査つまり腎臓・肝臓・血糖値・内分泌・電解質・・・などは正常だったと解釈してよろしいのですよね。
ということは一般に外来でできる検査をする限りではおそらく原因不明あるいは老化現象という結果になることが多いでしょうし、詳しく検査を行っても答えが出ない可能性がございます。
タロウちゃんに何が起こっているか。考えられる疾患のうち中枢神経自体に起因する障害として特発性前庭障害・脳腫瘍・脳梗塞などが考えられます。感染症に起因するものとしてはクリプトコッカス・猫伝染性腹膜炎などがございます。非常に稀な例ですが猫海綿状脳症の報告もございます。
これはお勧めしているわけでも提案しているわけでもございません。原因を究明してあげたい・少しで...2007/03/04 23:38 -
軟口蓋過長・気管虚脱などが疑えます。様子を見てよいものか・投薬のみで改善するのか・手術が必要なのか・・・
どちらにせよ早めに動物病院を受診した方が良いでしょう。
口臭に関しては強いかどうかはかなり主観的なものです。我々はたくさんのワンちゃんの口の中の匂いを嗅いでおります。正常範囲かどうかは、獣医師に相談した方が良いと思います。
なお、気になるようだったり、将来的な歯槽膿漏や歯石付着を防ぐためには歯磨きの指導も受けると良いかもしれません。
お大事にしてください。2007/03/04 01:08 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
下痢と食欲不振があり、バリウム造影レントゲン撮影で、バリウムが流れにくい、なおかつガスが溜まっている。これらの状況とラブラドールレトリーバーという犬種を考慮すると、異物による腸の不完全閉塞を疑わなければいけません。
ラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーは大人になっても結構変なものを食べてしまう事件が起こります。特に紐状や布状の異物を飲み込んでしまった場合にはこのような症状が認められる事が多いです。
主治医の先生も、確定診断はできないものの、この事を疑っているのだと思います。年齢や飼い主の麻酔への不安を考えて躊躇していらっしゃるのでしょう。
これ以上衰弱する前に、試験開腹も辞さない勇気が必要なのかもしれません。
拝見していない私が断定することはできませんが、詳しく検査も行い他の病因が考えられなければ、私も試験回復を提案すると思います。2007/03/04 00:50 -
リンパ節が腫脹した場合には、大きく分けて3つの事を考えなければなりません。
一般的に一番多いのは細菌感染によるものです。リンパ節は関所の役目をしておりますので、細菌が体中に回ってしまわないようにそこで戦っているわけです。
次に考えなければならないのはリンパ腫です。リンパ細胞が腫瘍化した物です。
3番目に考えられる事は他の部位の癌や肉腫などの腫瘍が転移したために起こるものです。
今回は術後の感染が起きている事を考えると、細菌感染による腫れが一番妥当な予測となりますので、もう少し抗生物質で様子を見ても良いと思われます。しかし、乳腺腫瘍が炎症性乳癌だとすると、手術後にあっという間にリンパ節転移を起こす事もございますが。病理検査結果はどのようなタイプの乳腺腫瘍だったのでしょうか。ご心配であれば、リンパ節の細胞診を行うと良いでしょう。これが一番はっきりとする方法だと思います。
次に...2007/03/03 02:43 -
声帯や咽頭に炎症が起きる主な原因としては2通りが考えられます。
一つ目は麻酔時に行う気管チューブの挿入によるもの。二つ目としては歯石についていた口腔内の雑菌が感染したものです。
どちらも治療により改善されますので、ご安心下さい。
内出血に関しては、拝見していない獣医師では全く見当がつきません。しかし一般的には少し時間が経ってから目立つことも多いです。
お大事にしてください。2007/03/02 15:56 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / むくみがある
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
確かに肝臓が悪い子はGPTが高いのですが、GPTが高ければ肝臓が悪いとは言い切れません。もう少し別の検査を追加して行くか、少し時間を置いて再検査をした方が良いでしょう。
特に下痢をしているときに検査した値はもう一度、腸の炎症が治まってから行った方が良いでしょう。
肝臓病を否定しているわけではございません。相変わらず高値を示す場合には胆汁酸なども測定した方が良いのかもしれません。まだ若いので、念のためにもう少し詳しい検査を受ける事を提案いたします。
もう少し詳しいデーターが拝見できれば、肝臓に詳しい先生も多数いらっしゃいますので、もっと参考になる意見が記述される事と思います。
お大事にしてください。2007/03/02 15:49 -
皮膚病に関してはきちんと順序だてて検査をして行き、治療をすれば、ほとんどのものは完治いたします。しかし、一部の体質的な皮膚病は生涯投薬を続けなければいけません。
どちらにしてもどこが悪いのか、真菌や細菌感染なのか寄生虫感染なのか・内分泌疾患なのか・免疫学的な問題なのか・・・・
このあたりをはっきりさせないと治療法も治療期間の推定もできません。
耳を痒がる症状は外耳炎や中耳炎あるいは耳介の皮膚病から来るものと思われます。
「治るならば病院へ行く」ではなく、治る病気かどうかの診断のためにも、ぜひ病院へ行ってみてください。
妊婦の方ですと、道中転んだり急にワンちゃんに引っ張られてもいけないですから、ご家族の方かご友人といっしょに通院された方が良いと思います。
どうかお大事にしてください。飼い主の方もお体お気をつけ下さい。2007/03/02 15:39