井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|182ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 便・肛門の異常 / 吐き気
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
まず、腹腔内の真ん中にある塊が本当に末期癌なのかどうかです。細胞診などの病理検査を行ったわけではないのですよね。
癌では無い可能性も考えて、もう一度診察を受けたほうが良いのかもしれません。脾臓が捻転して脾腫を起こしていただけなのかもしれません。この場合には、悪性ではないのに脾臓が徐々に大きくなり場合によってはハンドボール大の大きさにまで成長することもございます。
エコー検査や場合によっては試験開腹が必要になるかもしれません。癒着がなく摘出が可能な腫瘍であったり、単純な脾腫なのかもしれません。あるいは化学療法によるコントロールが十分可能なリンパ腫の系統かもしれません。
お大事にしてください。2006/12/20 00:59 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
大事では無ければ良いのですが、その部位にはメラノーマという腫瘍ができることがございますので、一度確認してもらうと良いでしょう。
メラノーマとは皮膚にできる腫瘍の一種で悪性黒色腫とも言われます。悪性度が特に高い場合には色素を産生しなくなり、むしろ色はピンク色に見えることがございます。
もともと上唇の端のほうは凸凹しており、ほとんどの場合には取り越し苦労なのですが、犬種柄、腫瘍の発生頻度が幾分高めなので、念のために診察を提案いたします。
次に排尿の問題ですが、膀胱炎や尿石症などの泌尿器疾患のほかに糖尿病や内分泌疾患も疑われます。血液検査や尿検査などを受けておいたほうが良いでしょう。
お大事にしてください。2006/12/20 00:45 -
拝見いたしませんとはっきりとは申せませんが、おそらくあと数日で排卵されます。交配適期とワクチンが重なりますので、交配を行うのであればワクチンは延期してください。また妊娠中は原則としてワクチンは避けたほうが良いです。ワクチンの効果は前回からちょうど一年で失われるわけではございませんので、妊娠したら出産まで延期しましょう。
なお、妊娠を前提としない生理中や授乳中は、体調さえ良ければワクチンを受けていただいても問題ございません。2006/12/15 02:34 -
緊急性は無いと思いますので、飼い主の方のお怪我が良くなってからでも大丈夫でしょう。皮膚病の種類がわかりませんので自宅療養の方法は残念ながら指導できません。
しかし、おそらくその間に皮膚病の範囲は多少広がってしまう可能性はございます。外出が出来る様になったらお早めに診察を受けるか、知り合いの方に連れて行って頂くのも一法です。
症状からすると真菌症や外部寄生虫など、飼い主の方にも症状が出る病気も否定できません。念のために寝室を一緒にする等の濃厚な接触は避ける様にして下さい。診察前に副腎皮質ホルモンの入った軟膏は塗らないでおいてください。
お大事にしてください。2006/12/13 23:23 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
とてもご心配なのですね。私も拝見しておりませんので大丈夫なのかどうかは判りません。本当に心配ないのかもしれません。 しかし、私の経験からすると飼い主の方が何か変だと訴えていらっしゃる場合には、丹念に診察や検査をしますと実際に病気が見つかることも間々ございます。
医療の目的はは心配を拭い去る事でもございます。飼い主の方が納得されていらっしゃらないのですから、セカンドオピニオンを求めるべきでしょう。
飼い主の方には獣医師を選ぶ権利がございます。我々には診療に応じる義務がございます。どうぞご安心ください。2006/12/13 23:11 -
レバちゃんはワクチンを受けているのでしょうか。ワクチンを受けていない場合には猫の伝染性鼻気管炎やカリシウィルス感染症などの呼吸器感染症も疑わなければいけません。しかしワクチンを受けているのであればこの可能性は低いでしょう。
次に考えられる原因としては吸入麻酔の後の一時的な気管の炎症です。吸入麻酔に使われる麻酔薬そのものの刺激で炎症を起こすことや吸入麻酔のときに気管に挿管したチューブの機械的刺激でしばらく咳が出ることもございます。この場合には数日で症状はおさまることが多いです。
食欲に関してはナイーブな子ではまだ出ない事もございますが、これ以上の期間食べなければ診察を受けたほうが良いでしょう。2006/12/13 22:52 -
今晩は。おそらく、腎機能不全はかなり進行している状態だと思われます。毎日吐いて食欲も廃絶している状態にもかかわらず、こうして延命できているのは、点滴により水分や電解質の補充・補正ができているからです。
今の治療により尿毒症の進行がくい止められていると考えてください。点滴をやめてしまうと一日の吐く回数は相当増えてくるのではないかと思われます。
皮下に注射した点滴の薬剤は毛細血管やリンパ管から吸収されて全身に循環して、嘔吐に起因する脱水を補正してゆきます。輸液したそばから尿や嘔吐で水分を失いますから翌日もこれを繰り返さなければ、さらに体調は悪化してしまいます。
もしも飼い主の方が病気と闘うワサビちゃんの状態が不憫でならない。これ以上の苦しみながらの延命を望むのはかえって辛いという考えをお持ちなのであれば、点滴を続けるべきではないのかもしれません。その場合には対症療法のみの続行になるで...2006/12/13 00:57 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
通常、脱腸とは結腸が反転して肛門から飛び出している状態あるいはそれを繰り返す病態を申します。
今回の子は、あくまで文章からですが、鼠径ヘルニアあるいは会陰ヘルニアまたは腹壁ヘルニアが疑われます。この場合にはヘルニア孔から内臓や腹腔内脂肪が皮下に飛び出している状態になっております。腸が飛び出してねじれたり腸内容物が閉塞したりしますと重篤な状態に陥りますので、ヘルニアの穴の大きさや突出している内容物によっては早急な手術が必要な場合もございます。
手術さえすれば通常は健康体に戻れたと考えられますので、一般的には出産のリスクは特に高くは無いと考えられます。
しかし、微妙な状況ですので、獣医師の診察無しには何も言い切れないと思います。
よく検討してみて、慎重にご判断ください。2006/12/03 22:47 -
肥満細胞腫は基本的に悪性であるという考え方で、治療に当たらなければなりません。しかし、そのような中で犬と比べて猫のほうが若干ではございますが再発率も生存率も犬よりも予後が良い傾向にあります。
病理検査結果報告書にはおそらくもう少し詳しい病理結果が出ていることと思います。主治医の先生に、分化型・未分化型などから見た悪性度の度合いも聞いておくとよいでしょう。ただそこまで詳しく知ることが飼い主の方にとって良いことか辛いことかはわかりませんので、飼い主の方の自主性にお任せいたします。
今回のように周囲への浸潤がある場合には、もし場所的にもう少し拡大した摘出が可能であれば再手術を検討いたしますが、その事により機能の損失が生じる場合には慎重に考えなければなりません。
肥満細胞腫ではステロイドや抗癌剤を用いた化学療法もかなり効果が認められております。血管やリンパ管への腫瘍細胞の浸潤が認め...2006/12/03 22:30 -
生後2ヶ月の子猫が下痢をして食欲廃絶であれば、躊躇せずに動物病院へ行ってください。
たとえワクチンを受けていてもまだその効果は出ておりませんし、1回の検便で問題なくても次の検便で原虫が発見されることもございます。
精神的ストレスから来る物かもしれませんが、万が一パルボなどのウィルス性の疾患ですと、一日でも早いインターフェロン療法が必要になります。ここでは、何のデーターもございませんので安易に原因の予想はできません。
お大事にしてください。2006/12/03 01:27