井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|180ページ目
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漢方薬とは数千年の人体実験により中国や韓国や日本で編み出された生薬の特殊な組み合わせ処方です。組み合わせは厳密に決められており、それにより六君子湯・補中益気湯・桂枝加竜骨牡蠣湯・八味地黄丸・・・という名前がついております。
それらの中には医学界で効果が臨床的に証明されており、実際に人間でも動物でも医療の場で実践されているものもございます。
残念ながら、今回相談を受けているものは漢方薬として承認されているものではございません。あくまでも自己責任で利用することになると思います。しかし、念のために、今処方されている薬と相互作用が無いかどうかを主治医の先生にお聞き頂くと良いでしょう。
しかし、今はサプリメントとしてしか使えないものから、将来の有望な抗癌剤が生まれてくる可能性はございます。たとえばきのこ類に含まれるベーターグルカンは、免疫活性効果が証明されつつあります。さめの軟骨は癌病巣...2007/02/28 22:45 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
下痢の原因をまず大きく分けると
①食事に原因
②環境に原因
③病原体の感染
④体質
⑤消化器に異常
⑥中毒
⑦上記すべてが正常・原因不明の下痢(炎症性腸疾患)
などが考えられます。
鑑別のためには血液検査・検便・内視鏡検査・レントゲン検査(Ba造影)・エコー・病理検査などが行われます。
検査はその内容(項目)や組み合わせが重要です。単に血液検査といってもどのような項目を検査したのかが重要です。丹念にひとつずつ打ち消して行かなければなりません。
その他に、診断がつく前に処方食や薬を使い始める診断的治療もございます。
3週間続く下痢は単純な消化不良とは考えにくいです。何らかの腸疾患が起こり、腸の粘膜に慢性的な炎症が起きているのか、リンパ腫のような消化管の腫瘍が起きているのか、ジアルジアのような原虫によるものなのか、特殊な処方食が必...2007/02/28 22:21 -
先が見えないことに大変な苛立ちと悲しみでとても辛い日々を過ごしていらっしゃる事と思います。飼い主の方もクルタちゃんも大変苦しんでおられるのですね。
この病気の患者さんがいらっしゃいますと、私もこれから先の治療の試行錯誤と飼い主の方の辛さを考え、治療を始める前から憂鬱になります。
この病気の基礎疾患としては耳の病気が原因であることが多いのですが、アレルギーや自己免疫性疾患やそれによる血小板減少症などが隠れていることが良くございます。
一般的な治療法としては外耳炎や中耳炎などの目に見える疾患を処置しながら耳介切開・婁管(ドレーン)の設置・皮膚と耳軟骨を癒着させるための数箇所の縫合・圧迫止血・・・などの外科的処置を行います。別の方法としては止血剤やステロイドなどの免疫抑制剤を用いながら局所の処置を行う内科的療法がございます。
上記のものを組み合わせながら治療して行きます。初回の治療...2007/02/28 19:30 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明
真菌培養は完全な診断法ではございません。たとえ真菌症であっても、培地には真菌が繁殖しないことも良くあります。
理由としては、たまたま採材した皮膚の場所が悪くそこにだけ菌が居なかった・量が少なかった・より繁殖力の強い菌が混在したために病原菌が繁殖しなかった・治療薬により表層には菌が居なかった・環境が菌の繁殖に適さなかった・・・などが考えられます。
今回の場合には培養前に抗真菌薬を塗布していらっしゃるようなので、真菌症であるにもかかわらず陰性と出てしまった(あるいはでてしまう可能性あり)と考えられます。
全身に真菌症の病変が散在する場合には内服薬の方が完治の近道になる事もございます。
皮膚病が真菌症ではない可能性も考慮しつつ、検査や治療を慎重にすすめて行きましょう。お大事にしてください。2007/02/28 00:48 -
心臓の治療、特に僧帽弁閉鎖不全などの弁膜症の薬物療法は、心臓の弁を薬で治すわけではございません。
薬の投与により心臓にかかる負荷を減らし、全身に血液が流れやすくし、結果として心臓病の進行を抑えてゆくものです。
ですので進行を完全にくい止めたり完治するわけには行きません。ただし、近年はとてもよい薬がたくさん開発され、毎年のようにより効果的な薬が発表されておりますので、決して悲観的になる必要はございません。
薬を欠かさず服用させ、特に夏場の高温多湿に気をつけて過ごさせてください。興奮しやすい子やアルファー(権勢)症候群の場合には今のうちに改善をしておきましょう。
肥満は心臓病を悪化させますので体重管理も重要です。
途中経過の検査については主治医の先生とよく相談されると良いでしょう。お大事にしてください。2007/02/27 01:57 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
膿性のおりものだとすると子宮蓄膿症の可能性がございます。早速動物病院へ行って検査を受けてください。
そのほか、泌尿器感染症・尿路結石症・膀胱腫瘍なども考えられます。
若齢ですので、膀胱腫瘍や子宮蓄膿症の可能性は比較的低いとは思われますが、2歳では有り得ない訳ではございません。
お大事にしてください。2007/02/27 01:39 -
- 質問カテゴリ:
- のどの異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
悪性リンパ腫の治療は、基本的には化学療法が推奨されております。
しかし、化学療法には本当にたくさんの方法がございます。抗癌剤の値段にもかなり廉価なものから高額なものまで多種類あり、投与法・投与量・投与期間・組み合わせなど、多種多様です。
比較的廉価に行われるCOPという方法からマヂソンウィスコンシン法に代表される高額なものまで色々ございまして、その差は10倍以上になるでしょう。値段が10倍だと寛解率が10倍になるわけではございませんので、主治医の先生とよく相談して治療法を選択してください。
ただし、ラブは体重が重いですので、ダックスやシーズーなどの小型犬と比べれば薬の投与量が多いので比例して薬価が高くなってしまいます。
また、途中経過の血液検査にかかる費用は、できるだけ惜しまないようにしてください。副作用がでないように最大限の治療をするためには、これが決め手になります。
お...2007/02/27 01:32 -
まず思い浮かぶのは糖尿病ですが、検査もせずにその疑いが濃厚だとは一概には申せません。
内分泌疾患では体重が減少して飲水量が多くなる病気が多いものですので、動物病院で詳しく検査をしてもらってください。
緊急事態ではございませんが、早めの受診が必要です。お大事にして下さい。2007/02/24 00:08 -
これ以上アルブミンの値が低下いたしますと、血液の浸透圧が維持できなくなり重篤な状態に陥ることもございます。
非常に申し上げにくいのですが、まだ麻酔をする体力が残されているうちに内視鏡検査・組織検査(病理)を行い、確定診断を考慮した方が良いと思います。
どうかお大事にしてください。2007/02/24 00:01 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
たとえ市販の風邪薬でも劇薬に分類される成分も入っております。体重から考えて人間の10倍以上の量を服用したことになるでしょう。
成分がわかりませんので確かなことは申せませんが、薬品名とできれば箱を持ってかかりつけの病院を受診してください。薬品の種類や量によっては腸に移動して吸収される前に吐かせた方が良いことがございます。
この質問はネットを利用するよりは動物病院にすぐに連絡すべき事態であった可能性がございます。2007/02/23 23:52