井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|193ページ目
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偽妊娠・甲状腺機能低下・副腎皮質機能亢進・糖尿病は互いに密接な関係にあります。
偽妊娠中は甲状腺機能が低下傾向にございますし、偽妊娠は副腎皮質機能亢進症を悪化させる事がございます。境界型の糖尿病は偽妊娠中に高血糖が発症する場合がございます。
偽妊娠は病気ではございませんが、体には負担になりますし、将来的な子宮疾患のリスクを減らすためにも避妊手術を行なった方が良いでしょう。その上で内分泌の検査を行う事をお勧めいたします。軽度の異常の場合は避妊手術をするだけでおさまる事が多いです。
写真で見る限りはお腹の色素沈着はホルモン異常からくる物では無さそうですが、断言はできません。2006/09/28 21:48 -
お漏らしは尿崩症と言って、腎臓の糸球体の再吸収能力が衰えて尿量が極端に多くなってしまっている場合と、単純に皮下点滴による利尿作用の場合が考えられます。
どちらだとしても今の病態からは止むを得ない事かもしれません。主治医に良く御相談下さい。
どうかお大事にしてください。2006/09/28 00:19 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
下痢の原因は本当にさまざまですので、どのような検査をしていくかは、一般検査の結果により色々と変わってくることと思います。
取りあえずは、検便は必要と思われますので、便を持っていくようにしてください。通院日は念のために絶食していった方が良いかもしれません。
症状のある期間が長い場合には今までの症状を簡単に書いたメモを持って行き、担当医にわたすと良いかもしれません。
お大事にしてください。2006/09/28 00:14 -
きっとびっくりなされた事と思います。小型犬では良くある事ですので心配せずに治療を続けてください。
主治医の先生の指示通りに治療をすれば通常は2週間前後で治まって来ると思います。
繰り返していたり、感染が酷かったりすると漏管ができて治りづらくなる事もございます。その場合には手術による肛門腺の摘出術を薦められる事もあるでしょう。
若いうちにきれいな肛門腺を摘出する場合と異なり、この場合には1回の手術では取り切れない事も間々ございます。2006/09/27 01:45 -
腹腔内手術と膝は、できれば一緒に手術をしないほうが良いでしょう。無理に一緒に行なうメリットはございません。
ただし、術野が同じ場合(膀胱結石と臍ヘルニア)には同時に行なうメリットはございます。
手術を行なった部位には必ず炎症が起こり、そこに体液が集まり、相対的に他の部位は脱水いたします。体全体に対する術野の体積の割合が増えますとそれだけ体内の水分布の不均衡が悪化し、手術の合併症が起こりやすくなります。
長時間にわたる複数箇所の手術を行なうよりは、2回に分けて麻酔をかけたほうが安全といえます。
ただもちろん、交通事故のように危険を承知で複数箇所の手術を同日に行なわざるを得ない事もございます。2006/09/26 00:11 -
レントゲン・エコー・血液検査で子宮蓄膿症はほぼ確定診断できます。
子宮蓄膿症である以上、一般的には手術による卵巣子宮全摘手術が最良の方法です。
子宮蓄膿症は治療しなければ死亡率がほぼ100%の病気なので、リスクの如何にかかわらず体力が少しでも多く残っているうちに手術を受けた方が良いと思われます。
お大事にしてください。2006/09/25 23:57 -
心臓病のほかにも軟口蓋過長や気管虚脱などの疾患も考えられます。是非一度動物病院で診察を受けてください。
2006/09/25 23:46 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明
紙で作った首輪をセロテープなどでわっかにしてつけて細い紙から徐々に慣らせて行きましょう。
今は、猿ぐつわになってしまっても猫が暴れて引っ張ればすぐに取れるようになっている首輪もございます。そういう物を選ぶと良いと思います。
引越しは何歳からでもできると思います。引越し先に慣れるまでは外に逃走しないように特に気をつけてください。
フェリウェイ等のフェロモンを使うと早く慣れさせる事ができます。2006/09/25 23:42 -
細胞診とは採材した細胞をプレパラートに塗抹し特殊な染色を施した物を検査する事を指します。
獣医師のうち病理学研究室(教室)などに所属し一定期間の訓練を受け認定された者が鏡見してはじめて診断が付きます。
当院にも病理学研究室の獣医師がおりますが、まだ認定医ではないので、確定診断をする場合には検査センターに細胞切片を郵送しますので、結果が出るのに1週間ほどかかります。
細胞診をした先生が病理専門獣医師では無い場合には、費用がかかりますが専門獣医師による診断を希望された方が良いと思います。
確定診断無しに軽率なアドバイスはできません。どうか御理解下さい。2006/09/25 23:35 -
マラセチアは健康な犬の皮膚にも存在する状在菌です。宿主である犬側の問題により異常に増えてしまった状態がマラセチア皮膚炎です。そのため、治療をしても繰り返してしまう動物が非常に多いのが事実です。
いったんある程度ケトコナゾールによって除菌できたらその後はシャンプー療法や食事療法に切り替えていくのは良い事だと思います。ただし、それで悪化した場合にはまた治療をしていかざるを得ないと思いますが、できるだけ投薬や休薬はメリハリを付け、使うときには指示通りにしっかりと使い、休むときにはしっかりと休んだ方が良いでしょう。
脂漏性皮膚炎やアレルギーなど基礎疾患がある場合にはその治療も欠かせません。それらによる浸出液がマラセチアの餌になってしまいます。
2006/09/25 23:20