井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|191ページ目
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ほとんどの内科疾患は悪化しますと食欲廃絶・下痢・嘔吐などの症状が出てきます。病名を絞る事は出来ません。
もう一度精密に血液検査やレントゲン検査を受けていただいた方が良いと思います。病院の大きさは、あまり関係ないと思います。飼主の方が信頼できる病院、相性のあう獣医師が良いでしょう。2006/10/04 18:16 -
漏斗胸である可能性がございます。もちろん写真もレントゲンも無く、見てもいないのに診断はできません。そのような外観の子犬に対して我々が何を疑って検査をするかと言う事です。
もし漏斗胸だとすると、呼吸困難・運動能力の低下・高齢になってから心臓病になった場合に呼吸障害が重症化しやすい・・・
等の症状が出る事がございます。しかし、明らかな漏斗胸でも、全く症状が出ていない患者もおります。
手術で治療する方法がございますが、そもそも手術が必要なほど重症な場合に、あえてそういう子を選ばれてあなた自身が後悔しないのかどうかもよく考えてください。逆に「だからこそあなたが飼ってあげて守ってあげたい。」と、言う事であれば、話は別になりますが。2006/10/04 18:04 -
疥癬症とは、主として穿孔ヒゼンダニの寄生で起こる皮膚病です。非常に痒いのと細菌の二次感染を起こし化膿性皮膚炎を伴う事が特徴です。ステロイドの投与で悪化する事があります。
穿孔ヒゼンダニは検査ですぐ見つからない事も多いです。数回検査して初めて捕まえる事ができることもございます。しかし、症例としてはめったにいないわけではなく、地域差もあるのでしょうが上尾では時々見かけます。
穿孔ヒゼンダニは一時的には人にも感染いたします。私自身は感受性が強いのか、疥癬症の患者を拝見した後に皮膚の痒みとフケを伴う皮膚肥厚が腕に起こる事がございます。イバメクチンを塗布するとすぐ治りますのでたいした事ないのですが、おそらく一般的な外用薬でもすぐおさまるのでしょう。
今回の皮膚病が疥癬症かどうかはわかりません。もう一度皮膚の顕微鏡検査や真菌培養を受けてみた方が良いかもしれません。2006/10/04 17:46 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 尿の異常 / むくみがある
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
客観的なデーターがありませんので、何とも難しいのですが。
腹水の検査やエコー検査などは行なっているのでしょうか。例えば胆嚢から胆汁がうまく出なくなる病気は、最初は黄疸を起こしますが、時には急に胆嚢が穿孔して胆汁がが腹腔内に溜まり腹膜炎を起こして腹水がたまってしまう場合がございます。この場合には非常に難しいですが手術が必要になります。
肝硬変や肝臓癌による場合には、確かにある程度の延命以外は難しいと言う事を覚悟しなければいけないでしょう。
肝臓自体の問題ではなく循環不全から慢性うっ血肝になり、結果的に肝不全になる事もございます。
伝染病もお考えとの事ですが、ワクチンは受けていたのでしょうか。そうでなければ、伝染性肝炎やレプトスピラも鑑別するべき病気として考えなければいけません。
状態を詳しく検査して判断していく事が重要です。
お大事にして下さい。2006/10/03 23:08 -
30日に1回と言う投与間隔はかなり安全性を考えての事です。平均して大体1ヶ月に1回服用していればまずフィラリアに罹る事はございません。たまたま1.5ヶ月空いてしまっても焦らずに以降しっかり飲ませてください。
ただし、絶対とはいえませんので念のため来年は必ず検査をしてから飲ませてください。
今検査をしても今回の状況は反映されませんので結果として無駄に終わります。この検査は体内に入って半年以上育った親虫を検出する方法なのです。2006/10/03 22:50 -
飼主の方が心配されている通り、糸状菌による白癬の可能性もございます。この場合には放っておきますと飼主の頭などにもシラクモが発生する事がございますので、念のために診察を受けると良いでしょう。
検査にはウッド灯による視診・水酸化カリウムを使った顕微鏡検査・真菌培養などがございます。どのような検査を行っていくかは、かかり付けの先生とよく御相談下さい。
そのほかに、疥癬やデモデックスなどの外部寄生虫が原因のこともございますので、けっしてステロイドなどの入った市販薬で様子を見てはいけません。2006/10/03 22:36 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常 / 手・足の異常 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
麦芽腫なのかマイボーム腺腫なのか、単純な結膜炎が悪化したのかわかりませんし、場合によっては緑内障による一連の症状かも知れません。
目に関してはあまり様子を見ずに早急に診察を受けた方が良いでしょう。
左足に関しては別に検査をしていかないと何ともいえません。単純に太り過ぎだけなのか、検査結果から判断しないといけません。、2006/10/03 22:18 -
肝臓は大変再生能力の高い臓器ですので、特殊な感染症や肝硬変や肝癌でなければ、充分完治の可能性があるものです。しかし今回の場合には肝臓の状態が客観的には判りませんので、ムーミンちゃんの場合がどれに当てはまるのかはわかりません。
腎臓に関しては、おそらく尿毒症から推察して腎不全と判断されているのでしょうが、腎前性か腎性か腎後性かが判りませんと予後が悲観的かどうかは断言できません。結石により一時的に堰き止められて排尿できずに尿毒症になった場合には充分回復の余地があると思われますが、腎臓自体の細胞が3/4以上壊死を起こしている場合には治療をずっと続けなければいけないでしょう。
今の段階ではこちらには病態が判りませんので、最善の治療は診察無しには語れないのが実情です。
どうかお大事にしてください。前向きに頑張ってください。2006/10/03 21:58 -
猫や犬に寄生する原虫のうち鞭毛虫類に属する物にはトリコモナスとジアルジアがいます。
一般的にはジアルジアのほうがシストという卵状態で外界で長時間生きていられるので再感染を起こし易い傾向にございます。しかし、トリコモナスの場合でも患者が弱っていたり免疫力がもともと弱かったり別の病気に混合感染しておりますと、なかなか完全に駆虫できずに、投薬をやめたとたんに再燃する事もございます。
全身状態を把握するためにウィルス検査を行う事は良い事だと思います。そのほかに基礎疾患が無いかどうか、検査が必要になるのかもしれません。
どちらの原虫も人間への感染の可能性が指摘されておりますが実際には感染例は少ないようです。念のため、手を良く洗い衛生面に気をつけておいて下さい。
FIPは可能性の一つでありまして、症状からこれに感染している危険性が予想されているわけではないでしょう。
お大事にしてください。2006/10/03 21:44 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
腸閉塞を起こせば、食欲不振・嘔吐・沈鬱などの症状が出ます。また単純なレントゲン撮影でもガスの貯留などである程度判断ができることもございます。
今の所食欲も元気もあるようですので、もう少し様子を見ても良いのかもしれません。実際には食べていない可能性もあるでしょう。
本当に記載の大きさのままで飲み込んだとすれば、便の中に排泄されるのは難しいと思いますが、胃の中に滞留していたり小さく噛み千切っていれば無症状でしょう。
腸閉塞を起こした場合には手術が最善の治療法と言えます。2006/10/02 21:13