井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|194ページ目
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確かにこの製品であるかどうかは判りませんが、ホームセンターや薬店で市販されていたノミ駆除スポット薬で今回のような皮膚炎を発症した動物を数例ほど診察しております。
いづれも皮膚に薄い瘡蓋のようなフケのような物ができ皮膚表層の軽度の炎症や脱毛が認められました。
全例が外用薬の塗布で完治いたしましたので心配は無いと思います。動物病院で治療を受けるのが一番でしょう。2006/09/25 23:09 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
先ず病院に行き、皮膚病の有無を調べる事が重要です。これが判りませんと何に注意すればよいのか指導させて頂く事ができません。
皮膚病の可能性がある場合にはさらに、培養検査や顕微鏡検査等を受けて確定診断をして行くことになるでしょう。
そのほかに食物アレルギーの可能性を考え、処方食による診断的治療を行なう場合もあると思います。
お大事にしてください。2006/09/25 00:22 -
猫の場合には特に、年齢によってワクチンが受けられるかどうかは決定できません。10歳でかなり老化してしまう子もいれば20歳で毛並みも食欲も十分で健康的な子もおります。
ここはやはり獣医師に良く診てもらって、ワクチンを受けるリスクと受けなかった場合に伝染病に罹るリスクとで、どちらが高そうなのか、経験上の見解を説明していただいて、決めたほうが良いでしょう。
高齢ですから、できれば血液検査などの健康診断を行い、その結果を見て判断したほうが確実だと思います。
拾った子猫が白血病ウィルス陰性で、さらに5種混合ワクチンを受ける予定であれば、高齢猫はもし受けるとしても3種で十分だと思います。2006/09/25 00:14 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
乳腺腫瘍摘出手術と同時に卵巣子宮摘出を行なうかどうかは、獣医師の間で昔から議論の対象になり、今でも実は決着は付いておりません。
しかし、統計上では卵巣子宮摘出により乳癌の再発率が下がったという結果は出ておりません。
もう少し詳しくお話いたします。
乳腺細胞には女性ホルモンレセプターがあり、女性ホルモンにより細胞の増殖が活性化します。腫瘍化した細胞ではこのレセプターが悪性になればなる程、減少していきます。腫瘍全体としては3から4割の腫瘍細胞にレセプターが存在するようです。ですので、理論上は避妊により多少は再発率が低くなりそうなのですが、実際に研究してみると避妊の有無によりなぜか差が出てこないのです。
では、避妊を一緒に行う事に意義が無いかといいますと、私はあると思います。
先ず感触として再発率は変わらなくても悪化して自壊してしまうスピードが若干遅いような経験がございます。数値...2006/09/25 00:04 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / スコティッシュフォールド / 性別不明 / 年齢不明
繊維肉腫に関しては先ず一番重要なことは境界線上に腫瘍細胞がなくなるところまで(マージンクリアー)外科的に完全切除をする事です。それでも非常に再発率の高いのがこの腫瘍の特徴です。
しかし一般的には転移のスピードは遅いか、転移の確率は低いので完全摘出ができればそのことに関してはある程度安心していただいてよいでしょう。
抗癌剤に対する反応はあまり芳しくなく、比較的効果が出にくい腫瘍のタイプとされております。
放射線療法や特殊な抗癌剤投与方法もございますので、専門的な治療を望む場合には主治医の先生に紹介をしていただくと良いでしょう。2006/09/22 01:06 -
飲ませる期間が20日ずれても、それが度重ならなければほとんど心配はございません。
フィラリアの予防薬は犬の皮下に蚊により注入されてから1から2ヶ月経って脱皮した子虫を殺す薬ですので、もともと一度感染した虫を心臓に行く前に駆虫するシステムです。
今検査をしても、そのときに万が一感染した虫が心臓で親虫になるのは半年後です。それからじゃないと検査に反応しませんので今検査してもあまり意味はございません。今年は今後しっかり予防をして来年の春ごろに検査をしてください。2006/09/22 00:54 -
11歳は人間に換算いたしますと60歳ですので決して高齢ではございません。
この年齢あたりから腫瘍の発生頻度が増加してきますので、年齢で治療ができないとすると人間でもほとんどの腫瘍の手術ができないことになってしまいます。
年齢よりも、この子の病態が重要です。血液検査などでノンノンチャンの健康状態を把握して客観的に手術ができるかどうかを判断して、細胞診そして手術を行なうか、手術により全摘出を行い病理検査をして今後の支持療法を考えるかを考えてゆくのが一般的だと思います。
麻酔が非常に危険な場合には緊急避難的に、糸やゴムで縛って腫瘍を除去する方法はございますし、教科書にも記載はございます。しかしこの方法は非常に再発率が高くなります。2006/09/22 00:47 -
外部寄生虫の検査は何度か受けておられるようですが、細菌培養・真菌の検査はされたのでしょうか。
犬小胞子菌の感染でも似たような症状が出る事がございます。拝見しておりませんのであくまでも可能性の一つですが。
40度の熱の子に関しては、あまりにもデーターが無いので何とも申し上げられません。2006/09/22 00:36 -
一般的な流れを申します。
①先ず麻酔がかけられる状態かどうか、健康診断を行ないます。
血液検査や、レントゲン検査あるいは病院によってはエコー検
査や心電図検査等を行う事になるでしょう。
②口の中ですので麻酔下で穿刺を行ない細胞診(あるいは病理検 査)を行い、腫瘍の診断を行ないます。
③飼主と話し合い、腫瘍の悪性度に合わせた手術の方法を考えて いきます。再発率を減らす事と術後の機能の温存を考えて決め て行きます。
④手術法を決めリスクの話を行い、納得いただければ手術日を決 定いたします。
⑤手術
⑥退院後、場合によっては抗癌剤の投与などを行なっていきま す。
※病院側と飼主の方との話し合いによっては術前の②の検査は行なわずに直接手術で全摘出をし、摘出した組織を病理検査して予後の判定をする場合もございます。2006/09/21 00:53 -
おそらくは乳歯の抜けた跡からの出血だと思われます。ただし、この時期に生えてくる永久歯はまだ歯の象牙質の厚みが薄く歯髄が太いので、あまり手荒な遊びをしていると歯根が破折してしまう事がございます。
あわてる必要は無いと思いますが、念のために獣医師の診察を受けておくと良いでしょう。今の時期は月に1回は診察を受けていらっしゃると思いますので、そのときに聞いてみても良いと思います。2006/09/21 00:39