井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|196ページ目
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- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
犬の4歳は人間に換算すると32歳くらいで7歳ですと44歳くらいです。
このあたりの年齢は人間でもそうですが遺伝や食生活や環境でかなり外見が違って見える年齢です。飼主の方に簡単に見分ける方法がないのと同時に私たち獣医師にも判りにくい所です。
経験豊富な獣医師であれば多少誤差は減りますが、はっきり言って感でしかありません。一度動物病院で健康診断がてら、聞いて見るとよいでしょう。2006/09/17 22:59 -
プレドニンの投与では、程度の差こそあれほぼ間違えなく多飲多尿(頻尿)が起こります。しかし、基礎疾患としてクッシングや糖尿病や腎不全があるといけませんから、検査は受けた方が良いでしょう。
今回の場合には日を争って検査を受けるような緊急性はないと思われますので、10日後でも問題はないと思います。しかし拝見しているわけではございませんので、心配であれば善は急げで検査を受けても良いとは思います。2006/09/17 22:33 -
フロントラインは非常に優れた薬ですが、それでもノミがついてしまう場合には①フロントラインプラスに切り替える②フロントラインスプレーを併用する③アドバンテージやレボリューション等の他の薬剤に切り替えるなどが考えられます。
量や投薬間隔を変更する事も可能だと思いますが、その場合には必ず処方した獣医師の指示を仰いでください。
市販の薬は獣医師処方薬よりも効果が低い事が多いので、そちらに変更しても効きが悪くなる事が多いでしょう。
ただし、ノミ駆除薬といえども、生体に使うわけですから、ついたとたんにノミが即死するような劇薬を投与するわけには行きません。寄生数を完全にゼロにする事は困難である事を心得てください。2006/09/17 22:06 -
トキソプラズマはほとんどの猫では無症状か軽い下痢が起こる程度なのですが、今回の場合のように劇症の全身症状を起こすことがございます。
治療としてはサルファ剤でトキソプラズマ原虫の駆除を進めると共に各臓器に対する治療を行い、体脂肪の異化による更なる肝リピドーシスを防ぐために点滴で栄養分を与える事です。
ただし、不幸にして治療に反応しない事もございます。全身状態を正確に把握し対症療法をしっかりと行なうことが治療の鍵となります。
トキソプラズマは妊婦が初感染を起こしますと危険ですので、トキソプラズマに感染したことの無い妊娠の可能性のある女性は排泄物に気をつけるようにしてください。
確率は低いのですが、妊娠初期に感染すると流産・初期から中期では水頭症・それ以降ですと生まれた子供が思春期に網膜症を発症する事がございます。感染した本人はほとんどの場合には無症状か軽い風邪を引いたと思...2006/09/17 21:53 -
- 質問カテゴリ:
- 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
今の食生活ですと逆にミルクを摂取しないとカルシウムが相当不足してしまいます。カルシウムとリンの比も相当崩れているようです。
出来るだけ早めに総合栄養食に切り替えませんと栄養バランスが崩れてしまいますよ。
もちろん手作り食を否定しているわけではございませんが、それなりに栄養学の勉強が必要です。正確なレシピを数日分主治医の先生に点検してもらうと良いでしょう。2006/09/16 00:19 -
老齢性白内障はほぼ全てのワンちゃんに訪れる病気です。病気といわずに、肌のしわと同じで経年変化と説明する先生もおります。
皆に訪れますが個体差が激しく数年異常の開きがございます。そのために、点眼薬は理論上は進行を遅くするといえますが、進行スピードを何%遅くするとは言えないのが現状です。
完治のためには基本的には手術が必要になります。点眼薬は何もしなければ3年後に真っ白になるのを4年後に延期できるかもしれない薬という程度にお考え下さい。
失明してしまいますと当然ながら群れでの順位は変わると思われますが、目の見えないワンちゃんを他の犬がいじめてしまう事は通常はございません。しかし、順序が変わった場合には、飼主もそれを受け入れて、犬同士の順序を尊重しませんとかえって問題を複雑化させてしまいますので御注意下さい。2006/09/16 00:11 -
腎臓の細胞には残念ながら再生能力はございません。尿毒症が起こった時点で、通常は残された腎臓の細胞は25%以下になっているとされております。
原因にかかわらず治療法は如何に尿毒症の進行を防いでいくかになります。
やはり、補液と食事療法とコバルジンなどの吸着薬がメインの治療になります。
原因としては先天性・中毒・腎アミロイドーシスなどがございます。確定診断には腎臓の病理検査が必要になります。
腎毒性のある中毒としては、不凍液中毒・ユリ科植物中毒がございます。ユリの花は花びら1枚食べても腎不全になることがございますので猫を飼っている御家庭ではユリの生け花は要注意です。
どうか頑張って治療を続けてください。2006/09/15 23:23 -
やはり何とか血液検査を行い腎不全の進行具合を見極める必要がございます。
全く危険性が無いわけではございませんが、何もできないよりは良いわけなので、浅い吸入麻酔で少しぼうっとさせ、採血と皮下補液を行なった方が良いでしょう。
尿毒症が進行しているのであれば初期の頃であれば月に数回の吸入麻酔下の補液でかなり安全に維持できると思います。
まだ尿毒症になっていなければ食事療法とコバルジンなどの吸着薬による尿毒症の予防で問題ないと思います。
どちらにしても敵を知らなければ効果的な戦い方もわかりません。どうか頑張ってください。2006/09/15 23:15 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
現時点では乳腺の位置地何らかの腫瘤があるといえるだけでしょう。
子どもを生んだばかりですから単なる乳腺の過形成かもしれませんし、良性の腫瘍かもしれませんし、もちろん乳癌の可能性もございます。
手術前に細胞診という検査を行い、手術が必要かどうかあらかじめ診断をつけることもできます。その結果により乳癌のときだけ手術で摘出する事も選択肢の中にはございます。
先ず手術による全摘出を先に行なう場合、たとえ悪性のものでも20日の遅れは大きな問題ではございません。御安心下さい。2006/09/15 23:01 -
口内炎はさまざまな問題をはらんでおります。
猫エイズや白血病ウィルス感染症による免疫不全からくる慢性感染症から来る場合や、逆に免疫の暴走から来る病態で免疫の抑制が有効な場合。同じ感染でも細菌感染やカビの仲間による場合もあります。
また同じ口内炎でも口腔内のどこに発症しているかでも治療法が異なってきます。
歯周囲の炎症が強ければ確かに全顎抜歯が有効な事が多く、その後口内炎から開放され、ほとんどのフードを痛がらずに食べる事が出来るようになります。
ラクトフェリーも有用な薬ですが、効果が実感できるまでには少々時間がかかりますので、抗真菌薬・抗生剤・抗炎症薬と併用して行き、治まってきてからラクトフェリーのみで維持するような形になると思います。
細菌乳酸菌の口腔内塗布も有効との報告もございます。
もちろん13歳ですからほかに合併症がないかどうか検査をしておきましょう。お大事にしてく...2006/09/15 22:54