井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|2ページ目
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今晩は。
トイプードルはポメラニアンとともに非常に骨折しやすい犬種です。
この2種を合わせて当院で骨折手術をする8割程度になります。
大変でしょうが、手術しないことには歩行困難でしょうから手術は必要でしょう。
骨質が悪いのであれば主治医の先生と相談し食事内容を見直すことも検討しましょう。
また、骨量を増やすためには散歩による加重刺激が重要ですので骨癒合したら少しづつしっかり歩かせましょう。
お大事にしてください。2024/03/12 21:42 -
今晩は。
尾部は皮下組織がとても薄く血管も少ないので、術後に血行不良を起こしやすいものです。
骨折の手術のほか、腫瘍の摘出を行った場合にも術跡より心臓から遠い方が血行不良で壊死することがございます。
その場合には壊死した部位からの細菌感染を抑えることがとても大事です。
壊死脱落が抑えられそうにない場合にはその部位を再手術で断尾せざるを得ないかもしれません。
経過を観察しながら主治医の先生とよく話して、今後の治療方針を決めていきましょう。
お大事にしてください。2024/02/25 22:58 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 女の子 / 2歳 6ヵ月
人間の場合にはメラノーマの重要なサインになります。
しかし犬の場合には普通によくあることで、これでメラノーマであるとは通常は考えません。
爪に黒い線が入ったり一本だけ黒かったりすることは普通のことです。
ただし、中高年の犬で今まで白かった爪が突然メラニン色素が入ってきた場合には注意が必要です。
まだ若いので杞憂と思われますが、心配であれば生検という方法もございますので相談されるとよいでしょう。
お大事にしてください。2023/11/16 00:11 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 男の子 / 17歳 3ヵ月
点滴は尿毒症成分の上昇を抑える目的になります。
延命希望の場合には週に補液を行います。これにより同時に脱水の補正もできます。
尿毒症は苦痛ですのでそれが訪れる時期を遅くするということですので、和らげるとともに延命になります。
この二つの目的を明確に分けて治療をすることはとても難しいものです。
進行スピードは個々に異なります。毎月検査する子もいれば3か月に一回の子もいますし、飼い主の希望で診断に必要な時だけで以降は一切検査をしないケースもあります。2023/10/14 00:32 -
FIPにはまだ標準治療がございません。
ですので今私が答えているのも正解と決まっているわけではありません。
各動物病院がそれぞれに努力研鑽して、治癒率を上げている最中です。
どうか頑張って治療を続けてください。
我々も少しでも完治する子を増やすため、日夜励んでいきます。
お大事にしてください。2023/10/12 23:28 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 男の子 / 17歳 3ヵ月
今晩は。
積極的な治療をした場合としない場合では平均寿命に大きな差ができますが、たどる症状の変遷に大きな違いはないと思われます。最終的には対症療法が効かなくなり、食欲廃絶・嘔吐・痙攣や昏睡がおきてきます。見ていて辛い場合には安楽死を考えるケースもございます。ただ、検査結果を拝見しますとまだそれを考える時期ではございません。
動物は言葉を話せませんので、人間よりも検査に頼らざるを得ない部分が多いものです。
積極的な治療はしないにしても、悪心がある・実際に吐かずとも吐き気がある・尿毒症が悪化してそろそろ痙攣が起きそうである・・・など、検査結果によって対症療法の準備を考え始めます。
嘔吐やてんかん様痙攣を含めて受け入れて自然に任せるわけではないはずですから、結果によって症状の発現を止められるものは止めたいものです。
検査はした方がよいと思います。ただその頻度はお任せではなく、よく話し合っ...2023/10/12 23:20 -
エネアラは強く推奨されます。私は必要だと考えております。
FIPでは貧血も起こりやすく新陳代謝も悪化します。
エネアラに含まれる5ALA(アミノレブリン酸)は北里大学・長崎大学医学部の研究でコロナウィルスに対する効果が発表されておりますし、ミトコンドリアを刺激して貧血を改善することが確認されております。
どちらもまだ農林水産省は効果を動物薬として認めておりませんが期待できる薬です。現時点では法律上サプリメントとしか言えません。
当院では説明をした上で希望があればに処方しております。
プレドニゾロンは体重1キロあたり1㎎/日で処方します。ただ、肝酵素が上昇したり高血糖になる場合には適宜減らします。2023/10/09 23:23 -
他の病院のことはわかりませんが、この症状ですと当院では心臓の検査・血尿の原因を探るため尿検査と画像診断・食欲不振ですから血液検査も必要でしょう。ざっくりと3万円位になると思います。
初診料は病院によりかなり異なり1000円程度から1万円位のところもあります。
ただし必要な検査をすべて初診時に受けるべきかどうかは飼い主様の選択になります。獣医師の説明を受けて優先順位を考えてご検討すればよいでしょう。
もちろんすべての検査を希望せず、問診・視診・聴診・触診だけで対症療法を受けることも可能かもしれません。ただこれにはリスクがございます。
お大事にしてください。2023/10/05 01:14 -
FIPは非常に感染しにくいですが同腹の兄弟猫にはかなり高率に感染します。血のつながりがないと数年間一緒にいてもまずうつりません。仮説としては遺伝的にFIPにかかりやすい遺伝系統がある・幼少時にすでに同じ株に感染している等が考えられます。
当院では年間数十頭のFIPを治療しておりますがムチアン内服より圧倒的にGS441524注射の方が完治率が良いです。費用もリーズナブルです。12週間注射をしますとほぼ全ての猫でコロナPCRが陰性になります。ただし、20%弱の猫はそこまで行きつかずにドロップアウトか亡くなってしまいます。
GS441524の注射とステロイド(プレドニゾロン)は基本的に併用してください。GSでウィルスを退治しながらプレドニゾロンでサイトカインストームによる種種の症状を抑え込むイメージです。84日間は長いですが完治を期待して頑張りましょう。
お大事にしてください。2023/10/04 18:12 -
- 質問カテゴリ:
- 耳の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(スムース) / 男の子 / 6歳 2ヵ月
耳管で鼻腔に繋がっておりますが耳管はとても細いので圧力をかけなければ流れ込みません。
ただし、中耳にはダイレクトに流れ込みますので、飼い主の方が洗浄するのはお勧めできません。
動物病院で施術していただきましょう。2023/10/01 21:37