井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|3ページ目
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消毒は細菌を滅菌するだけではなく傷口を治す線維芽細胞や白血球などの免疫担当細胞も抑えてしまいます。ですので最初の一回でも十分だと思います。
後はしっかりと抗生物質を内服して一週間後に診てもらうので良いでしょう。外陰部付近ですと絆創膏を貼るわけにもいかないので、そのまま開放で良いでしょう。汚れは軽くふき取るだけで問題ないと思います。
次回の診察で感染のコントロールが効いてなければ抗生物質の変更、効いていれば続行あるいは治療終了になると思います。ただ高齢ですと多少お時間がかかるかもしれません。
お大事にしてください。2024/05/20 00:39 -
- 質問カテゴリ:
- 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / イタリアングレーハウンド / 女の子 / 4歳 7ヵ月
確かに4歳にしては少々高めではありますが教科書によっては正常値の範囲内です。
腎臓用の療養食は成長期でなければ特に問題ございません。
淡白な和懐石料理を毎日成長期のお子さんが食べてはいけないでしょうが中年期になればむしろ健康的ですよね。
与えることを心配する必要はないでしょう。
ただ、私の飼っている犬がこの年齢でこの程度の数値であれば療養食に切り替えることは悩ましいところです。
まだ色々なものを食べて嬉しそうにしているところを見たいし、旅行に行って現地のものを食べさせたりおやつのお土産を買ってきたり・・・犬を飼う楽しみの半分はおいしそうに食事をとるところを見ることですから。
長生きのためには腎臓食のような粗食(良質のタンパクが少なめで塩分も少なめ)が健康に良いのはわかっているのですが。もうちょっと先延ばしにしたいところです。
基本的に腎臓食に切り替えることは推奨されます。よく考えて主治...2024/05/08 01:07 -
てんかんはその重症度にもよりますが度重なると発作により脳細胞に負荷がかかります。
てんかんによる痙攣から体温が上がり熱中症になることもございます。
どの程度の発作なのかの記述がありませんのでその辺がわかりかねますが、そろそろ投薬を考えても良いかもしれません。
決して一度始めたら止められないわけではありません。起こらなくなれば徐々に薬を減らしてみるのも可能です。
てんかんの原因はいろいろです。気象が原因だったり大きな音や強い光など物理的な原因もあれば飼い主との関係や他の犬との関係で起こることもございます。
以前に犬が大好きなお子さんが所帯を持って転出して、帰省するたびに大喜びをした後に発作を起こす子がおりました。良きにつけ悪しきにつけ情動も引き金になることがございます。
よく観察して改められることであれば気を付けてみてください。
お大事にしてください。2024/05/08 00:51 -
東洋眼中は第三眼瞼の裏側に逃げ込んでしまうことが多くこの場合には外来で見るだけでは見つからないことも多いものです。
心配であれば麻酔下でもう一度診てもらうと良いかもしれません。
通常自然治癒はしませんがたまたま東洋眼虫の寿命が来ていなくなることもあるかもしれませんし、糸くずや被毛を見間違えた可能性もございます。
お大事にしてください。2024/05/08 00:37 -
猫の大好物はリンが多いものです。
腎不全が進行していきますと尿毒症から食欲が衰えてきます。そういった食材を混ぜないと食べなくなるようになります。
そうなってきた時、リンの少ない食事にさらにリン吸着剤を使い少しでも体内に吸収されるリンを防ぐこと大事ですが、残されたこの子の大事な時間に好きなものを味合わせてあげるのも素晴らしいことです。
少しでも長生きをさせたいという飼い主の願望と年老いた猫の楽しみを奪っていないかどうかを天秤にかけて熟慮することも必要になります。
リン吸着剤を与えながら猫が好む方を与えるのではどうでしょうか。ただ、実際に診察をしていない獣医師の意見よりも診察をしている獣医師に聞いてみるとよいでしょう。最終的には飼い主のご判断が大事な家族への最愛のプレゼントになります。2024/04/29 22:02 -
GWのため富士フィルムにもケーナインラボにも問い合わせられませんでした、
連休明けにかかりつけの先生に上記の検査センターに問い合わせてもらうとよいでしょう。
ただ、検査案内書には記載ありませんでしたので、難しいと思います。
お力になれずすみません。2024/04/29 01:24 -
血中のリンの測定値はどうなんでしょうか。正常値であればおやつ程度であればまださほど心配しなくても結構です。
ただ、正常値の限界に近ければ気をつけましょう。リンを吸着するお薬を処方してもらうのも一法です。
リン吸着剤はたくさん種類があります。かかりつけの先生と相談して飲ませやすいものを処方していただきましょう。
お大事にしてください。2024/04/29 01:07 -
今日は。
FIPは感染しにくいと一般には言われておりますが実際には少々異なります。当院でもGS441524を使った治療をしており多数の猫を治療しておりますが、遺伝的に同じ系統の猫つまり親兄弟には感染します。しまし、まったく遺伝的関連のない同居猫には感染した例がありません。
感染して猫の体内で突然変異をするというよりも猫側がこのウィルスに対して免疫暴走を起こすと発症すると推定できるようです。
コロナウィルスは唾液や鼻汁の飛沫にも排泄物にも検出されるのでワンルームでは防御は困難なので発症しないタイプであることを期待するしかないと思います。
しかし、少しでも防ぐ場合にはトイレや飲水容器や食事容器を共有させないことが必要です。
5-ALAは北里大学と長崎大学の研究でコロナウィルス感染阻止の効果が期待できるという研究論文が出ております。動物用サプリメントとしてはエネアラが出ています。一日1錠を予防的に与えると良...2024/04/24 13:30 -
問題ありません。
ただし、常食すると溶血によりじわりじわりと貧血が進むことがあるので注意が必要です。
量が多ければ急性毒性で溶血性貧血を起こし一発で血尿&貧血で倒れることがありますが、微量を繰り返すとゆっくりと貧血が進みます。
次回から気を付ければ大丈夫です。お大事にしてください。2024/04/01 23:06 -
今晩は。
腎機能が低下しますと特に尿細管という腎臓の中心に近い部分の再吸収能力が低下し、必要な水分の再吸収をして血液中に戻す能力が低下します。このため、常に血液が脱水しがちになります。
脱水が進むと尿毒症も悪化しますので、むくみが出ていなければ十分な水を摂った方がよいでしょう。ドライフードが主体であれば食事から自然に摂取する水分が少ないので飲みすぎの心配は大丈夫です。
要は尿量が増えるのでその分の水分をとる必要があるわけです。ただ、質問者がおっしゃる通りいっぺんにがぶ飲みすると胃の消化能力も衰え食欲低下したり、せっかく飲んだ水を吐出する恐れもあるので、少しずつ回数を多くすることは合理的です。
健康な子は体重の5%程度の水分で十分ですが腎不全が進むと10%程度必要になることもままあります。それが達しない場合に皮下補液で水分を強制的に注入する治療法があるくらいです。
今この子が腎不全のどの程...2024/04/01 23:01