佐々木 厚 先生の過去の回答履歴一覧|11ページ目
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こんにちは。
とても困っていらっしゃるようですね。
この仔の場合は、きちんとした診断が大切だと想います。
犬さんの乳腺腫瘍の50%は悪性です。
その50%が手術等で完治させることができます。
つまり、犬の乳腺腫瘍の75%は完治できるのです。
ところが、炎症性乳癌の言うものがあります。
これは極めて悪性の癌細胞が広い範囲にリンパを介して
広がり、激しい皮膚の炎症を伴うものです。
非常に進行が早く、強い痛みを伴います。
この診断には、組織診断と臨床診断を
きちんと組み合わせて行います。
炎症性乳癌は手術をしてはいけません。
あっというまに再発し、手術をすることで
さらに悪性度をまして急激に広がります。
世界中で様々な治療が試みられましたが、
現在では手術は禁忌、治療目的は根治を
目指すのではなく症状の緩和と生活の質の維持になります。
ですから、ほたるちゃんはいったいどのような
タイプの乳癌...2006/04/08 08:33 -
こんにちは。
大変心配な毎日を過ごされていると想います。
ご自分を責めているようですね。
こういう場合は、人間に置き換えてみると問題がはっきりします。
ご自分の赤ちゃんが元気にはいはいして、同じような経過をたどったと考えてください。
相手の方は、ただの子供好きのただの女性です。
以下のように言われたとします。
「様子がおかしかったら、小児科の医者ではなく
私のところに見せに来なさい」
「病院ではなく、私のところに預けて治療させなさい」
「私が治療したけど、悪くなる一方で死ぬかもしれない」
「病院に連れて行っても、検査や点滴でどうせ悪くなる一方に決まっている」
「どうしてはいはいさせたの!」
「ベッドからだして、はいはいさせすぎて疲れさせたから
死んでしまうのよ!」
もうお分かりですね。
①はいはいしすぎで、赤ちゃんは絶対に死なない。
②直ちに、病院に連れて行くべき。
③このような怪しい無責...2006/04/06 12:04 -
こんにちは。
ちびちゃんはすごい長生きですね!
十分に平均寿命に達しています。
ご家族の愛情の賜物ですね。
さて、「老化」というのは医学的にはすべて病気を
示す総称です。
ですから、あらゆる生き物は病気になって
死亡するわけです。
大切なことは、その病気が動物の生活の質を
落としていないかをきちんと見極めることだと想います。
痛いのなら原因を探って痛みを少なくしてやり、
呼吸が苦しいなら同じように楽にしてやります。
その原因を探るのに、さらに動物の生活の質や
命を短くするような可能性のある検査が必要な時、
治療するのに生活の質をおとす可能性があったり、
命を短くする可能性がある場合、検査や治療を行うことで
動物が得るメリットとデメリットを十分に秤にかけて
評価し判断しなければなりません。
いきずかいが荒いのは何が原因なのか、
それがちびちゃんの生活の質を落としているのか、
落としている...2006/04/06 11:45 -
あいりんさんのつらい気持ちが伝わってきます。
ずいぶん長い間犬さんと一緒に病気に立ち向かってきたのですね。
せめて血便でも留めたいというお気持ちは良くわかります。
ポイントを書きます。
①直腸憩室とは、直腸の筋肉が裂けてそこから粘膜が反転して
出てしまったものをいいます。
直腸拡張症は、筋肉は正常ですが拡張しておりそこに便が溜まって悪循環になる病気です。
この二つは確実に区別する必要があります。
②直腸憩室も拡張も、会陰ヘルニアに合併して起こります。
単独で起こっているならばその原因を調べる必要があります。
③全身麻酔下での綿密な直腸の触診。
直腸の二十造影。
直腸から結腸・回腸の内視鏡検査とバイオプシーによる
確定診断。
④③にもとずく確定診断を得てから、内科療法を
適切行うと同時に、憩室であれば手術をして整復する
必要があります。
2006/03/28 09:00