栗尾雄三 先生の過去の回答履歴一覧|85ページ目
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獣医師の栗尾と申します。
高齢で腎臓病がある猫の場合は、便秘になりやすいというのはどうしてもあります。ただ、何点か疑問があったので、そこを検討しながら話を進めます。
①巨大結腸症は便秘になりやすい最たる疾患ですが、手術などはされましたでしょうか?もし、可溶性繊維食事だけでの管理の場合は、便秘になっても仕方のないこととしか言いようがありません。
②エイズ、白血病ウイルスの陽性反応がある場合、抗癌剤の使用にはかなり注意しないといけないように思えます。リンパ腫とあるのですが、サイズが計測できる腫瘍病変が存在するのでしょうか?抗癌剤の使用によってサイズが小さくなっているのでしょうか?もし、腫瘍のサイズが不明の場合は、抗癌剤の使用は注意が必要に思えます。
③腫瘍ができているのは胃腸に関係する部位でしょうか?胃腸に関係する場合は、便秘になっても仕方ありませんが、多くの場合は、腫瘍がある場合は下...2021/05/22 09:31 -
年とともに尿の回数は減るといえば減るかもしれませんが、ほとんど変わらないといった方が正しいかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
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どうぞよろし...2021/05/20 23:44 -
獣医師の栗尾と申します。
外陰部から何か出ているという状態ということでしょうか。
実際にみてみないとなんとも言いづらいところですが、外陰部にポリープができたりすることは比較的よくあります。
写真を拝見する限り、非常に小さなものであり、血が出たり、腫れあがっている訳ではなさそうなので、大変な事態に陥っているということではないのかなと感じています。
突起物がどんどん大きくならないか、痛がっていないか、尿がちゃんと出ているかなどに注目して、確認していただければよいかもしれません。
とはいえ、もちろん動物病院に受診していただくことが一番ではあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセー...2021/05/20 23:00 -
獣医師の栗尾と申します。
かなり小さな子猫なので、率直に管理が大変そうに思えます。
とにかくミルクを与えることが重要そうです。
あとは部屋を暖かくしてあげてください。
鼻づまりに関しては食べて免疫力をつけてもらうことが一番重要ですが、もちろん飲み薬等での対策も大切です。
2日だとまだ薬の効果は出てこないとは思います。1週間程度はかかるのではないでしょうか。
獣医師によって意見が分かれるところかもしれませんが、ビクタス錠とプレドニゾロンはあまり使用しない方がよい気がします。
ビクタス錠は子猫には強すぎる薬であり、プレドニゾロンは感染症に対しては不向きな場合があるためです。
ディアローズの点眼もやや疑問なところではあります。プレドニゾロンと合わせることが少し心配です。
あくまで、ひとりの獣医師の意見としてとらえていただきますようお願いいたします。
不安要素を増やしてしまったかもしれ...2021/05/20 22:55 -
獣医師の栗尾と申します。
猫の排尿についてですが、
平均的には3~4回程度かなと思います。
ただ、個人差もかなりあり、1日1回の排尿の猫ちゃんもいます。もちろん、それでも健康体ですね。
回数が4~5回ということであれば、平均的で問題のない回数に思えます。
あとはポイントとして
尿の色(赤い血尿が出ていないか)、におい、陰部を必要以上に舐めていないかなどに注目していただくとよいかもしれません。
食欲や、元気さなども重要ですね。
すぐに病院に行くべきという状況ではないような気もしますが、10回近くトイレに行く場合はさすがにおかしいので受診していただいた方がよさそうです。
ストレスによる膀胱炎や、結石による痛みなどが可能性としてある場合もあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣...2021/05/20 22:43 -
獣医師の栗尾と申します。
去勢手術の次の日からということなので、手術がきっかけになっている可能性はあるかと思います。
手術の際に気管挿管という医療行為を実施されているかもしれません。
その刺激で咳が出るようになることがたまにあります。
もちろん、ほとんどは数日で改善しますが。。
食欲があって、レントゲンなどで異常がなければ、そのまま経過観察でも良いと思います。
もし、心配であれば、インターフェロンの注射や、抗菌薬の投薬を試みてもよいかと思います。
それらはいわゆる猫喘息の治療ですね。
ちなみに猫はあまり咳をしないということはありません。
1日数回咳き込むことは許容範囲かなとも思います。
回数が多くなったり、呼吸困難になるようであれば注意が必要ですが、きっとそういう状況ではないはずです。
様子をみてもよさそうですし、治療をしてみてもよいような状態ですね。
どうぞよろしくお願いい...2021/05/18 11:17 -
チアマゾール自体が腎臓に悪影響することはありません。ただ、もともと腎臓病がある場合は、注意する方がよいかもしれないということです。ホルモン量を減らすと腎臓への血液量が減ることはありますが、ダメージがあるわけではありません。あくまで、もともと腎臓病があることが数値として表面化するだけで悪化しているわけではありません。
私から提案できる方法として2つあります
・SDMAを測定し、正常であればしっかりチアマゾールを与える。そうでなければ低用量で使用する
・しっかりチアマゾールを与えたうえで、腎機能を血液検査で確認する。BUNなどの数値の異常があれば、内服薬の検討を行う
こういうことではないでしょうか。
確かにT4が5.0程度であれば極端に数値が高い訳ではありません。症状が強く出るようなものではないかもしれませんが、数年にわたりその状態が続けば話は別かもしれませんね。
どうぞよろしくお願いいたし...2021/05/14 23:49 -
回答いたします。
①体重減少や下痢などの症状が甲状腺ホルモン異常から来ているかどうかを選別するという意味かということですが、それもありますが、何よりホルモンの治療において中途半端に行うことは、特別な理由を除いてありえないからです。中途半端に行う理由がどこにもありません。ちなみに特別な理由というのは、飲み薬がどうしても飲めない場合や飲んだら吐いてしまうなどです。腎臓病は関係ありません。
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/3663.html
猫の甲状腺機能亢進症に関するサイトはたくさんありますが、例えば上記のサイトでも症状のひとつとして「下痢」があげられています。なので、まずは甲状腺の治療をしっかりしないと、何も進まないはずです。そして「痩せてくる」とも記載があります。目立った症状がないというのは理解に苦しみます。
②「本来的にはT4の数値は3ぐらいまで下げるのが理想だけれど、下げすぎると...2021/05/14 10:44 -
獣医師の栗尾と申します。
順番に回答してまいります。
1.慢性腸症を疑う場合は、まず甲状腺をしっかりコントロールしないといけません。チアマゾールの投薬の目標値はT4が3.0以下となります。なので、目標に達していない状態で、慢性腸症を疑うというのは理にかなっていません。確かにT4が5.4程度では食欲不振や下痢などの症状はそこまで出ないかもしれませんが、確定診断をした以上は、しっかり治療を優先するべきかと思います。それほど症状が出ていないということですが、体重が2kg近く減っていることはかなりの大きな症状と言わざるを得ません。人間で例えると20kgほど低下していることとなりますので。甲状腺機能亢進症を疑うときは「高齢猫・体重減少・慢性的な肝酵素値の上昇・夜鳴きの増加」などでしょうか。早期に疑うかどうかは獣医師次第なところがあります。特有の症状というのが、はっきりしにくいため、検査が遅れることはよくありま...2021/05/13 23:12 -
獣医師の栗尾と申します。
ドキソルビシンを使用していない理由は3つほど考えられます。
①猫の場合、腎臓への負荷が懸念されるものであるため、泌尿器系のトラブルをかかえている場合は敬遠することがあります。
②オンコビン(ビンクリスチン)で効果がなければ、ドキソルビシンでも効果がないことが多いということが一般的に多いため、期待値が低いということ。(抗癌剤に対する耐性ができてしまうためです)
③血管内に確実に投与しないといけない薬剤であるため、体のどこかで出血などがあるとためらうかもしれません。
以上になりますが、、、おそらくは②ではないかなと思います。投与しても良いが、効かない可能性が高いだろうという判断かと思います。
インターキャット(インターフェロン)についてはまず効かないと考えた方がよさそうです。免疫力を高めるということで、理論的には効果が期待できなくもないのですが、、、その免疫機能...2021/05/13 20:23