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慢性腸症と甲状腺機能亢進症の治療について

質問カテゴリ:
体重の異常 / 食欲の異常 / 便・肛門の異常

対象ペット:
/ ミックス / 男の子 / 14歳 8ヵ月

質問者:
埼玉県 / AKKOOさん (この方の過去の質問 1件)

 
2021/05/10 10:58

14歳8か月の雄猫(ミックス)についてご相談させていただきます。
現在の主な症状は、食欲・体重減少、お腹の調子が不安定(時々下痢や軟便)というものです。

かかりつけの病院には、
・慢性腸症疑い
・甲状腺機能亢進症(確定診断)
と診断されています。

経過としましては、
おととし(2019年)の12月にひどい下痢になり、投薬を試みましたが完治はせず、2020年に入ってもたびたび下痢や軟便を繰り返していましたが、投薬はせずに処方食(他フードと併用)を与えながら経過観察していました。
その間、血便が出たこともあり、その都度通院して投薬治療(下痢止め・整腸剤)をしました。

今年に入ってからは、下痢や軟便の頻度が減ってきて改善傾向に見えるものの、元のよい状態までは戻ってはいませんが、ひどい下痢が何日も続くことはほぼないので、引き続き経過観察しています。
ですが、たまにお腹の調子を崩して同時に食欲も消失すると、その都度体重が減少して、元の体重には戻らないため、少しずつ体重が落ちていっているのがとても気がかりです。

もともと食欲旺盛で常に太り気味で、8.5kgを数年キープしていたのが、2018頃を境に体重が少しずつ減り始めました。
2019年の間は、食欲は問題なくよく食べていたのですが、2020年に入り、ごはんの選り好みが激しくなったり、ちょこちょこ食べをするようになったりと以前とは食べ方が変わり、だんだんと食が細くなってきて、今では一定量食べさせるのに、つきっきりで毎日苦労しています。
体重変化は、約2年半の間に2キロ近く減ってしまいました。
(2017.11月:8.5kg → 2018.11月:7.8kg → 2019.11月:7.16kg → 2020.12月:6.74kg → 2021年4月:6.62kg)

2019年のはじめに兄弟猫を尿管結石による急性腎不全で亡くしてから、こちらの猫も体質が似ているため不安に思い、かかりつけの病院で腎臓を中心にほぼ毎月のように定期検査(一般血液検査、SDMA、エコー検査等)を受けてきて、現在まで継続しています。

体重減少が続いたため、今年1月に甲状腺機能亢進症を疑われ、検査したところT4が5.98という結果から確定診断となりました。
副作用と腎臓への影響を考慮して、少しずつゆっくりチアマゾールの投薬を始め約3か月間、T4の変化はわずかです。
(T4:5.98→5.46→5.36→5.78)
チアマゾールは1/4錠?を2日に1回から初めて、現在は1日1回です。
血液検査の結果は、肝臓の数値が少し高め(ALP:92/基準値38~58)ですが、腎臓や他の数値は問題ないそうです。

今後の治療について、主治医には、甲状腺のほうはまだそれほど症状が出ていないようなので、これ以上薬量を増やして積極的な治療をすることで腎臓への悪影響が出る可能性も考慮してとりあえず現状のままとして、それより先に慢性腸症の疑いにより、ステロイドによる投薬治療を試してみてはどうか、と勧められました。

治療を選択する前に、今回お聞きしたいと思うことは以下です。

1.甲状腺機能亢進症で食欲減少と下痢という症状もあるとのことですが、そちらが原因と考えるよりもまず慢性腸症を先に疑うのが普通なのでしょうか?
また、消化器症状以外、他に特有の症状(活動性の上昇や顔つきなど)がみられない場合、高齢猫であっても早い段階で甲状腺機能亢進症を疑うことはないものなのでしょうか?

2.慢性腸症の確定診断せずに疑いでステロイド投薬を始めるのは一般的な治療なのでしょうか?
(慢性腸症の確定診断には麻酔下での内視鏡検査が必要とのことですが、高齢ということもありそこまですることはあまり考えておらず、確定診断せずに疑いでのステロイド投与に抵抗があります)

3.慢性腸症のステロイド治療を先に行う間、甲状腺機能亢進症の投薬治療はストップさせるとのことなのですが、そちらを後回しにしてしまってもよいのでしょうか?
目立った症状がない間は、積極的な治療はせずともよいものなのでしょうか?

甲状腺の治療は他臓器とのバランスを見ながら、きめ細かに進めなければならないという情報を目にして、より専門性の高い病院でセカンドオピニオンを得ることも考えています。

長く読みづらい文章で申し訳ありません。
まずはこちらでお答えいただけるようでしたら、何卒よろしくお願い申し上げます。

甲状腺機能亢進症と慢性腎不全と慢性腸症(あるいは炎症性腸疾患)は密接な関係にございます。
治療の過程で隠れていたもう一つが顔を出したりします。
例えばチアマゾールで完璧に甲状腺ホルモン値を正常にすると多飲多尿が治まり、結果として尿毒症が発現することがございます。
つまり、今まで多飲多尿で上昇が抑えられていたSDMA・BUN・CRNが上昇して尿毒症が発症するわけです。
炎症性腸疾患による慢性下痢は確定診断法があるわけではございません。
他の下痢の原因を消去法で鑑別していき、どれにも該当しなければ炎症性腸疾患と診断されるわけです。

今の病態やそこに至る歴史をご存じの主治医の先生に従い絶妙のさじ加減で甲状腺の治療とステロイドによる症状の安定化を図ってもらいましょう。
診断的治療で、丁度良いチアマゾールの維持量とプレドニゾロンなどのステロイドの維持量を決めていくことになると思います。

もちろんセカンドオピニオンを思い留まらせるわけではございません。疑問点が晴れなければ一度専門医に診てもらうのも良いでしょう。
しかし、この三つの病気が関連して症候群を作っているのは普通のことです。我々在野の一時病院の獣医師は良くこの症例を経験しております。
必ずしも侵襲性の高い検査を受けなければいけないわけではございません。良くご検討下さい。
お大事にして下さい。

投稿者 AKKOO さん からの返答

井上先生、早々に、また丁寧にお答えいただき、ありがとうごさいます。

甲状腺機能亢進症と腎臓病が関わり合っていることは聞いていたのですが、慢性腸症も同様、ということは認識しておりませんでした。

もう2年以上まめに定期的な検診を受けて来ましたが、ここに来て初めて甲状腺の検査をして異常がわかり、それが腎臓の数値にも影響していた可能性を思うと、かなりショックでもありました。

自分なりに病気について理解しようと努めても、複数の病気が絡み合っている複雑さに、診察時の説明だけでは疑問が残り、今回ご質問させていただいた次第です。

猫のことを第一に、どうしてあげるのが一番いいのかを考え、よく検討したいと思います。
ありがとうございました。

投稿者 AKKOO さん からの返答

たびたびのご質問すみません。
先生のご回答を参考にさせていただきつつ検討中に、またひとつ疑問が生じました。

主治医の先生からは、ひとまず甲状腺の治療をいったんストップし、慢性腸症疑いに対してのステロイド投与を試してみることを勧められました。(食欲増進の効果も期待できるとのこと)
ですが、それに私が躊躇していたところ、それを勧めるが強いるわけではないので、チアマゾールの増量を選択してもよいと言われましたが、やはり腎臓のことを考えると怖さがあり、どちらにしたものか…と悩んでしまっています。

ここで疑問なのですが、甲状腺機能亢進症の症状でも、下痢や食欲不振の症状が出ることがあるということですが、チアマゾールの量を増やして先にそちらの治療を進めるというのは一般的ではないのでしょうか?
やはり腎臓への影響を鑑みると、ステロイドを先に試した方がリスクが少ないということでしょうか?

素人考えですと飲む薬の種類が増えるというのは少なからず抵抗があり、(ステロイドへの怖さのようなイメージもありますが…)ひとつの薬で症状が治まるならそちらの方がいいように思いまして…。

いろいろと細かくお聞きして申し訳ありません。
お答えいただければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。

再び 井上 平太 先生 からの回答

同時でも良いですし、私はステロイドとチアマゾールの併用も有りだと思います。
ステロイドは怖い薬ではございません。
両刃の剣と例える方がおりますが、それは正しくありません。
必要な子にとっては素晴らしい薬で、他の薬と比べて特に副作用が強いわけではありません。

なお、チアマゾールで腎臓が悪くなるわけではなく、多飲多尿が治まることにより、隠れていた腎臓病が顕在化するだけです。むしろステロイドの併用で発症が抑えられるとも考えられます。

お大事にして下さい。

投稿者 AKKOO さん からの返答

井上先生、再度の質問へのご回答、ありがとうございました。

猫の病気治療に対し、選択を間違えてあとあと後悔するようなことがあったら…と、必要以上に慎重になっていたかもしれません。
ご意見をお聞きでき、治療に対してやっと前向きになれるように思います。
治療の過程で、色々わからず悩ましいことが出てきて、時に苦しいこともありますが、できるだけ納得したうえで、猫のためになると思われることを選択していきたいと思います。

お忙しいところ、貴重なご意見ありがとうございました。

獣医師の栗尾と申します。

順番に回答してまいります。

1.慢性腸症を疑う場合は、まず甲状腺をしっかりコントロールしないといけません。チアマゾールの投薬の目標値はT4が3.0以下となります。なので、目標に達していない状態で、慢性腸症を疑うというのは理にかなっていません。確かにT4が5.4程度では食欲不振や下痢などの症状はそこまで出ないかもしれませんが、確定診断をした以上は、しっかり治療を優先するべきかと思います。それほど症状が出ていないということですが、体重が2kg近く減っていることはかなりの大きな症状と言わざるを得ません。人間で例えると20kgほど低下していることとなりますので。甲状腺機能亢進症を疑うときは「高齢猫・体重減少・慢性的な肝酵素値の上昇・夜鳴きの増加」などでしょうか。早期に疑うかどうかは獣医師次第なところがあります。特有の症状というのが、はっきりしにくいため、検査が遅れることはよくあります。そこは仕方のないことかもしれません。

2.慢性腸症の確定診断を内視鏡で行うことは賛否両論あるところかもしれません。確定診断をせずにステロイドを投与すること自体は特に問題はありません。内視鏡検査も非常に有効かというとそうではないからです。理由は十二指腸までの確認しかできないこと、全層生検できないこと(腸粘膜の一部しか検査できません)、ほとんど場合はで炎症があるというコメントがあり、診断があやふやであるということ(健全な猫の検査でも慢性腸症という結果となるかもしれません)が理由として挙げられるでしょうか。
あとはステロイドは一度試してみるという認識でよいという側面もあります。甲状腺のメチマゾールのようにずっと飲み続けるということが前提にはなっていません。ステロイドで良くなれば「ステロイド反応性腸症」という診断をしてもよいこととなっています。診断のために治療を優先しても何ら問題はありません。

3.ステロイド投与中はメチマゾールの投薬をやめるということですね。正しい考え方ではあるのですが、やめる必要のあるメチマゾールの量とはなっていないので、そこが微妙なところですね。T4が3.0以下になっていないので、やめる必要はあまりないといえばないです。目立った症状がない間はということですが、体重減少があきらかであれば、それは目立った症状のような気がします。積極的な治療というのもよくわかりません。T4を目標値にするということは通常の治療です。今は不十分な投薬量という評価になります。なお、メチマゾールの投与が腎臓に負荷をかけるというのはあまり聞いたことがありません。むしろ、反対に、甲状腺が活発になっている状態ほど、腎臓に負荷がかかるというのが一般的な考え方のはずです。



以上となりますが、チアマゾールを2日に1回から始めるという時点で、かなりおかしな治療と考えられます。
それはチアマゾールの半減期を考えれば当たり前のことなのですが。
甲状腺の治療に対して、消極的すぎて、あまり意味のない治療となってしまっています。
甲状腺の検査は、ちゃんとチアマゾールを投与して4時間程度で検査されていますでしょうか?それが徹底されていなければ、検査の意味がありません。それすらも疑わしいレベルに感じます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 AKKOO さん からの返答

栗尾先生、質問ひとつひとつに丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。

冒頭部分で、慢性腸症を疑うにはまず甲状腺をしっかりコントロールしなければ…ということなのですが、これは、体重減少や下痢などの症状が甲状腺ホルモン異常から来ているかどうかを選別する、という意味があってのことでしょうか?
もしくはどういった理由なのでしょうか?
(理にかなっていない、というのがピンと来ず…申し訳ありません)

主治医の先生は「甲状腺機能亢進症特有の症状があまり見られないので、体重減少や下痢の原因は慢性腸症の方が疑わしい」との考えのように私はとらえていましたが、私が思い違いしているかもしれません。
「本来的にはT4の数値は3ぐらいまで下げるのが理想だけれど、下げすぎると隠れていた腎臓病が表出する恐れがあるので、深刻な症状(吐き、心臓病など)が出てきてから対処する方がよいのでは」というお話はあったと記憶しています。

チアマゾールの投与量に関しましては、最初私が薬の副作用を恐れたため、リスクを下げるため少しずつゆっくり始めましょうということで、2日に1回からにしてもらいましたが、そこまでする必要はなかったということでしょうか…。
私が恐れるあまり仕方なく、のことかもしれません。
(うちの猫は、抗生剤や外傷時に飲んだステロイドでひどい下痢になり、体重を落としておりますので…)

それから、甲状腺の検査はチアマゾール投与後4時間程度で、ということですが、これは初めてお聞きしました。
そうでないと、正しい数値が測れないのでしょうか?

この度はいろいろと知ることができまして、ありがたく存じます。
上記の疑問点にも再度お答えいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

回答いたします。

①体重減少や下痢などの症状が甲状腺ホルモン異常から来ているかどうかを選別するという意味かということですが、それもありますが、何よりホルモンの治療において中途半端に行うことは、特別な理由を除いてありえないからです。中途半端に行う理由がどこにもありません。ちなみに特別な理由というのは、飲み薬がどうしても飲めない場合や飲んだら吐いてしまうなどです。腎臓病は関係ありません。
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/3663.html
猫の甲状腺機能亢進症に関するサイトはたくさんありますが、例えば上記のサイトでも症状のひとつとして「下痢」があげられています。なので、まずは甲状腺の治療をしっかりしないと、何も進まないはずです。そして「痩せてくる」とも記載があります。目立った症状がないというのは理解に苦しみます。

②「本来的にはT4の数値は3ぐらいまで下げるのが理想だけれど、下げすぎると隠れていた腎臓病が表出する恐れがある」という表現もまったく理解できません。どういうことか説明しようとしても難しい内容です。そんなことをいってしまうと、腎臓を意識して甲状腺の治療が、まったくできなくなってしまいます。担当の先生はT4値を下げるのが怖いというイメージがあるのではないでしょうか。ちなみにT4値は下げ過ぎても薬は継続しても問題ないというガイドラインとなっています。

③薬を少量から始めるというのは、やり方としてはありなのですが、さすがに少なすぎます。基本は1日2回となります。ほとんど意味がない程度の投薬量なので、それでは「下痢が治らなくても当たり前」と捉えられかねません。これから行う慢性腸症の治療についても「2日に1回」の投与量なのでしょうか。きっとそうではないはずです。

④投薬して4時間程度というのは絶対ではありませんが、できるだけ投薬してからしばらくしての検査が理想的であり、複数回の検査の中で時間というのは統一しておいた方がベストかと思います。なお、飲み薬を飲んでいない日に検査することはほぼ意味がありません。また、1日2回の投薬でも効果が出てくるまでに1~2週間かかるといわれますので、2日に1回とう投薬では効果がみえてくるまでに数カ月かかる可能性があります。1日1回の投与でも1カ月はかかるかもしれません。

どうぞよろしくお願いいたします。

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投稿者 AKKOO さん からの返答

栗尾先生、再びの質問に早々に、また詳しくお答えいただき、ありがとうございます。

お教えいただいたサイトも拝見しました。
そちらの解説文章中、「甲状腺機能亢進症の治療をすることでもともと持っていた腎不全を悪化させてしまうこともあります」(血液検査についての項目)という部分があり大変気になります。
栗尾先生も他の先生も、チアマゾールが腎臓に悪影響をおよぼすわけではない、という見解だと思いますが、この一文を見るに別の見解もあるということでしょうか。
私が甲状腺の治療で一番気になっているところはこの部分で、本来の腎臓の状態の表面化とは別に、治療によるさらなる悪化がありうるのか?という疑問です。

主治医とは別の先生が、「チアマゾールによる副作用のリスクを減らすとともに、急激にホルモン量を下げてしまうと、腎臓への血流が急激に減り、腎臓にダメージを与えることもあるので、少量からの投薬を始めましょう」との説明もありました。
投薬が2日に1回というのは最初の1か月だけで、その後3か月間は1日1回で続けています。

それから、解説文中に「症状が進行すると、体力が低下し、食欲も落ち、痩せて嘔吐や下痢を繰り返します」とありますが、主治医にも同じように聞いており、おそらくうちの猫の病気はそこまで進行したものではないと考えているように思われます。
数値もそこまで高くはないので、まだ初期の段階であってほしい、と私自身は思っています。
普通に食欲があった3年前ごろから少しずつ体重が減ってきていたので、もうその頃からホルモンの異常があったのかもしれませんが、T4の検査をしていないので、今となってはわからずじまいですが…。
その頃早期に検査をしていた方がよかったのかな…という思いもあります。

治療について自分なりに納得したうえで…と、理解しようとすればするほど、次々と疑問が生じ、心が折れそうになりますが、先生方のご意見・アドバイスを参考にさせていだき、よく考えてみたいと思います。
長くなり申し訳ありません。

この度はお忙しい中貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

チアマゾール自体が腎臓に悪影響することはありません。ただ、もともと腎臓病がある場合は、注意する方がよいかもしれないということです。ホルモン量を減らすと腎臓への血液量が減ることはありますが、ダメージがあるわけではありません。あくまで、もともと腎臓病があることが数値として表面化するだけで悪化しているわけではありません。

私から提案できる方法として2つあります

・SDMAを測定し、正常であればしっかりチアマゾールを与える。そうでなければ低用量で使用する
・しっかりチアマゾールを与えたうえで、腎機能を血液検査で確認する。BUNなどの数値の異常があれば、内服薬の検討を行う

こういうことではないでしょうか。

確かにT4が5.0程度であれば極端に数値が高い訳ではありません。症状が強く出るようなものではないかもしれませんが、数年にわたりその状態が続けば話は別かもしれませんね。

どうぞよろしくお願いいたします。

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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 AKKOO さん からの返答

栗尾先生、たびたびの質問にお答えいただき、ありがとうございます。
知りたかった病気についての知識を得ることができ、またさらに具体的なご提案もいただき、ありがたく存じます。
こちらでお答えいただいた内容をふまえ、主治医とよく相談のうえ、これからの治療を進めていきたいと思います。
ありがとうございました。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。

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