栗尾雄三 先生の過去の回答履歴一覧|87ページ目
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 クレアチニン値の上昇は腎機能を直接評価しても問題ありません。
 ただ、食事などの影響もなくはないという感じですね。
 
 あくまで「腎不全の疑い」です。断定されたわけではありません。
 通常クレアチニンは犬の場合、1.4までというのが一般的かもしれません。
 1.6であれば再検査が必要なレベルです。
 
 腑に落ちないのは分かりますが、腎機能が低下している可能性はないとはいえません。
 そこを信じられないとなると、検査の意味が無くなってしまいます。
 もう一度ですが、現状は「腎不全の疑い」です。
 案内があったかもしれませんが、今後、再検査をして、1.6以上になる場合は決定的と言わざるを得ません。
 一方で、再検査で数値が下がれば問題ありません。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 konomi動物病院 獣医師 栗尾雄...2021/04/13 12:03
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 ビルデンタマイシン(クリンダマイシン)はおっしゃられるように薬用量は5mg/kgとなっています。
 なので、7.6kgに対して1錠は多いように思えるかもしれません。
 
 ただ、ビルデンタマイシンのような抗菌薬は比較的安全域の広い薬です。10倍量与えても害はほとんどありません。
 
 なので1錠与えても、まず問題ありません。
 
 逆に半錠では若干、量が少ないということになります。
 ここは獣医師により、意見が分かれたりする部分ですが、私は量が少ないよりはしっかり量を与えるべきかと思います。
 イメージとしては、細身の犬ほど量は多めに、肥えている犬は少なめにするように調整しています。
 
 もし、愛犬の体格が細身であれば、より何も問題ありません。
 
 心配であれば3/4錠でも良いかと思います。
 、、、ただ、そこまで気にされる場合は飲ませない方がいいかもしれません。これはあくまで飼い主様の気持ちの問題...2021/04/09 11:34
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連絡ありがとうございます。 
 
 N.C Finch, H.M Syme, and J.Elliot 2014
 
 というのは筆者の名前ですね。
 
 おそらくは『Journal of Veterinary Internal Medicine』という雑誌に掲載された
 「Risk Factors for Development of Chronic Kidney Disease in Cats(慢性腎臓病のリスク要因について)」というタイトルの文献かと思います。
 
 2016年に発表された学術論文なので、比較的新しい知見ですね。
 恥ずかしながら私もはじめて拝見しました。
 でも、非常に興味深い内容です。一言でいえば「良い論文」です。
 
 その中で、ワクチン接種によって腎臓へのダメージが考えられるという記述が確かにあります。
 ワクチン製剤の中に含まれるタンパク質が関係しているかもという考察となっていました。
 その考察を裏付けるものは見出せていませんでしたが、腎臓病に関していえば、ワクチン接種による影響はないとは言い難い内容ですね。
 「ワクチン接種...2021/04/09 11:17
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 ワクチンを打つことで、腎臓や心臓に負担がかかるということであれば大問題と言わざるを得ません。
 可能であれば、「ワクチンを毎年受けていた子ほど、腎臓病になる子が多い論文」というものの出どころを教えていただけないでしょうか?
 今の世の中、フェイクニュースというのが当たり前に出回っています。そういうものでないか確認させてほしいです。
 
 ※ちなみにですが、ワクチンはワクチンメーカーが製造しています。獣医師がつくっているわけではありません。腎臓や心臓に負担があるかどうかは我々、獣医師にも分かりません。本当のことを知りたければワクチンメーカーに問い合わせるのがベストかもしれません。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
 
 アドバイス・意見はすべて無償で行っています...2021/04/08 23:55
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獣医師の栗尾です。 
 
 連絡が遅くなりました。
 
 当該疾患に関して、アトピカの併用は一般的といえば一般的ですが、効果が認められないことが多いので、ステロイド単剤ですすめることで落ち着かせることがほとんどです。
 アトピカは嘔吐が副反応として出ることはよく知られている事実ですので、凍結保存を獣医師は推奨しています。凍らせた状態で服用させると、嘔吐はあまり出ません。※製薬会社は推奨していませんが。
 
 ステロイドの長期服用は副作用を心配しますが、そうこう言ってる余裕のない病気です。
 血小板の数が減るようであれば、ステロイドを多めでも続けるべきかと思います。
 減薬ができないのは仕方ありません。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
 
 アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
 可能であれば...2021/04/04 18:53
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 おっしゃられるようにFIPは猫コロナウイルスの突然変異と考えられています。
 つまりは先天性ではありません。
 
 先天性というのは、母親猫がFIPを発症したうえで、出産したケースが該当します。
 ただ、FIPを発症した中で妊娠して出産まですることはまず不可能なので、ありえません。
 
 なお、猫コロナウイルス自体は半数以上の猫が保有しています。
 ただ、これはFIPウイルスではありません。猫コロナウイルスに関して言えば先天性といってもいいのかもしれませんが、FIPは別物です。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
 
 アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
 可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
 
 ■評価をお願いいたします
 https://search.goog...2021/04/03 20:01
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- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 女の子 / 6歳 8ヵ月
 
 
 獣医師の栗尾と申します。 
 
 しこりがレントゲンにうつらないというのは一般的です。
 特に、肋骨付近という話なので、レントゲンでは肋骨が強調されてわかりにくいかと思います。
 
 大きくなったらまた受診で基本的には問題ありませんが、
 逆にいえば、サイズに変化がなければ経過観察で、大きくなるような場合は要注意ということになります。
 
 どうしても気になるということであれば、手術で摘出すればよいかと思います。
 摘出することも方針としては間違ってはいません。
 ただ、手術というのはどんなものでもそうなのですが、絶対に安全というわけではありません。
 なので、こういうしこりができているケースは大きさの変化をみていくというのが基本方針です。
 大きくなっていき、問題がありそうな場合のみ、手術を検討していきます。それば基本的です。
 
 ちなみに、出来物が何なのか?ということについては分かりません。
 見た目では判断が...2021/04/03 19:55
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- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / バーニーズ・マウンテン・ドッグ / 男の子 / 9歳 6ヵ月
 
 
 獣医師の栗尾と申します。 
 
 お話の感じでは会陰ヘルニアが関係しているように思えます。
 再発しているのではないでしょうか。
 再発はよくあることです。
 
 高齢になり便秘になることはありますが、
 何度もトイレをするということはありません。
 あくまでトイレの回数が減って、便秘になるということです。
 
 なので、少量頻回の排便は会陰ヘルニアが関係していることがほとんどです。
 肛門脇が膨れているかどうか要確認かと思います。
 難しければ動物病院を受診いただくのがよいかと思います。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
 
 アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
 可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
 
 ■評価をお願いいたします
 https://search.google.com/local/...2021/04/03 19:18
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 ①膵炎治療において、
 嘔吐下痢なし、食欲ありで
 ブレンダZを5日投与するとどうなりますか。
 
 ということですが、
 おそらく見た目の変化はとくに生じないものと思います。
 
 
 ②膵炎でなく、他の病気で投与するとどうなりますか。
 
 については、比較的新しい治療薬のため、知見が少ないというのが現状です。肺炎の治療などにはよく使われるようになってきましたが、まだまだ研究段階というイメージです。
 
 
 5日で血液検査が悪化している理由を知りたいということですが、
 単純に膵炎に対して十分な食事をとっているからという印象があります。
 あとは他に疾病がないか、ステロイドなど使用していないか、というところだと思います。
 
 獣医師の中でも意見が様々な部分がありますが、ブレンダZは良い治療薬のはずですが、個人的にはあまり明白な効果が出た印象はありません。もちろん、個人の見解なので、他の先生...2021/03/31 15:17
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獣医師の栗尾と申します。 
 
 膵炎の治療でステロイドを飲むというのは一般的ではないように思えます。
 重度の膵炎の場合にはステロイドを投与することがありますが、重度の場合には飲み薬はおろか、食事もできない状態となるので、注射での投薬となります。なので、飲み薬でステロイドというのは膵炎の場合には適用外となることが多いです。
 
 入院の目安についてですが、1日に5回以上の頻回の嘔吐があらわれ、血液検査にてリパーゼの顕著な上昇があり、飲食が困難な状態と認められた場合に、入院管理(=点滴治療管理)を推奨することがあります。
 数値については血液検査の機器により変動しますので、一概にお答えができませんが、顕著に高い場合と考えていただいて構いません。
 
 下血した場合は、悪玉菌どうこうもありますが、重度の膵炎を伴っているケースにそういう症状が認められます。多量の下血は命にかかわることが多く、年齢が14歳とあり...2021/03/29 12:26

 


















 










