浅川雅清 先生からの回答
こんにちは。
なかなか難しいご相談ですね。
まず、トライコアとウルソに関してましては、調べても併用注意の情報はありませんでした。
作用機序としても、特に併用に問題はないと思われ、効果にも影響はないと思われます。
一度かかりつけの先生に確認してみるといいと思います。
慢性腎臓病で使われる一部のサプリメントに、活性炭を用いた吸着材がございます。
そちらに関しては、薬を吸着して効果を減弱することが懸念されます。
イパキチン、カリナールコンボに関しては、甲状腺の薬を吸着するような話はあまり聞いたことがありません。
そのあたりはむしろメーカーさんが一番詳しいので、問い合わせをしてみるとよいでしょう。
また、サプリメントとは言えど治療の一環ですので、獣医師側としては把握していたい事実です。
是非共有して頂いた方が良いのではと思います。
恐らくは、ご相談様がされてきた投薬は、ちゃんと意味のあるものだったと思いますよ。
ご参考になれば幸いです。
2024/02/21 11:01 参考になった! 2
投稿者 チョコ さん からの返答
この度はお忙しいところご回答下さいましてありがとうございます。
深く御礼申し上げます。
実はたまたまAmazonレビューで見かけたあと
不安になり、
某知恵袋で薬剤専門の方を指名してお聞きしてみました。
もちろんそれが総意だとは思っておりませんが、
甲状腺の薬(チラーヂン)とリン吸収剤(炭酸カルシウム系)を併用することにより
チラーヂンが減弱する。
高脂血症の薬・トライコア(フィブラート系)と肝臓の薬・ウルソを併用することにより
ウルソが減弱すると言われました。
チラーヂンとウルソの販売元の薬剤URLが貼付されていて
開いてみると確かに記載されていました。
それが真実ですと
4種を混ぜて与えることによって
リン吸収剤とトライコア以外の2種は減弱することになります。
獣医師からは
うちの犬に必要な薬の順位をつけるとしたら
①甲状腺の薬
②肝臓のウルソ
と言われていましたので
①と②が減弱では本末転倒に思えてなりません。
もちろんこれが正確=真実であればですが。
かかりつけ医の獣医師が何もかもご存知だとは思ってはいませんが
疑うことを知らずに何年も意味のないことをしていたのかもしれない
と自分を責めています。
纏まりのない長々とした文章で申し訳ありません。
もしももう一度お返事をいただけましたら幸いです。
本当に申し訳ございません。
2024/02/22 00:16
再び 浅川雅清 先生 からの回答
ご返信ありがとうございます。
再度検索させて頂きました。
仰る通り、添付文章に記載がありました。
確かにそれを踏まえると、チラージンとサプリメントの同時投与は避けて頂いた方がいいかもしれませんね。
ウルソとトライコアは、「本剤をコレステロール胆石溶解の目的で使用する場合は」という限定的な表現ですので、犬において上記の目的では使わないと思われますので、併用は問題ないように思います。
もちろんどれも人においての知見なので、犬にそのまま当てはまるとも限りません。
一度かかりつけの先生にご相談してみましょう。
ご参考になれば幸いです。
2024/02/22 07:19
投稿者 チョコ さん からの返答
浅川先生殿
この度は2度に渡りご回答下さいましてありがとうございました。
心から感謝いたします。
納得いたしました。
心に引っかかっていたものが軽くなった気がいたします。
こちらでお聞きさせていただき本当に良かったです。
かかりつけ医の獣医さんが不愉快になられないような聞き方をしたいと思います。
今となってはやってきたことが意味のないことだったのか
やっていて良かったことだったのか
どちらでも変わらなかったことなのか
金銭面と、毎日服用させる肉体的精神的疲労困憊だけが
かかっていただけなのか(笑)わかりませんが、
(毎月の薬代だけで11,000円、笑 再診料・検査代・処置代など含まず)
現在まだ一緒にいてくれる幸せを噛みしめながら過ごしていきたいと思います。
私の不信感に真摯にお答え下さいました浅川先生に
心から感謝と尊敬と御礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。
2024/02/22 16:46
処方薬の飲み合わせについて教えていただきたいと思います。
再来月で17歳になるトイプードルです。
一昨年秋に慢性腎臓病のステージ1と診断され、
現在はステージ3に近い数値です。
処方薬の飲み合わせについてお伺いさせていただきます。
4年ほど前から
◯甲状腺の薬(当初はピンク色で途中から紫色)
◯高脂血症の薬・トライコア
◯肝臓の薬・ウルソ
を服用しています。
元々食が細い犬で、
小さい頃から半生タイプのドッグフードを与えていました。
上記の薬を飲ませるために
お肉をトッピングして薬を混ぜ込んでいました。
かかりつけ動物病院の獣医さんに
薬を与えるために肉を盛々乗せても大丈夫なのか
何度も確認しましたが
薬が優先のためやむを得ないと言われました。
しかしながら肝臓の数値もいっこうに良くならず
不思議ではありましたが
本人=犬自体は元気であったため信じて服用させていました。
そのうちタンパク質の取り過ぎで遂に慢性腎臓病になりました。
*慢性腎臓病に関しては加齢のせいかもしれませんので
問いてはおりません。
慢性腎臓病に罹患後からは
リン吸収剤のイパキチンとカリナールコンボを
薬と併用させていました。
ずっと疑問もなく過ごしていましたが
たまたまリン吸収剤のレビューで
甲状腺の薬を併用するとお互いに効果がなくなる
ことを知り、愕然としました。
そこで色々調べてみると
高脂血症の薬・トライコアと
肝臓の薬・ウルソも併用すると
お互いに効果がなくなることを知りました。
もう茫然自失状態になりました。
今まで私は何をやって来たのだろう。
愛犬も意味のない薬を長年飲まされ
(最近ではリキッドに混ぜてシリンジで無理やり飲まされています)
どれだけストレスだったか
悔しさと悲しさと虚しさでいっぱいです。
獣医師にこのことを伝えたほうが良いでしょうか?
どうかご教授いただけますようお願いいたします。
わかりにくい長文で大変失礼いたしました。