井上 平太 先生からの回答
残念ながら全ての薬には副作用がございます。しかしそれにより得られる健康上の利益が上回っていれば処方は続けざるを得ない事もございます。
さてそこで今回の件ですが、プレドニゾロン等の副腎皮質ホルモン製剤を長期にわたり使用しますと、医原性クッシングと申しましておなかがポッコリ出てきて皮膚が薄く弱くなり多飲多尿となることがございます。その他に免疫力が低下するために皮膚の感染症が起こりやすくなります。
しかし自分で勝手にプレドニゾロンをやめないで下さい。慎重に必要最低限の投薬量を決めないといけませんし、処方をやめることが命取りになる場合もございます。
先ずは主治医の先生とよく相談をして皮膚の検査を行い皮膚病の治療を行なうことです。もちろん並行して今の状況が抑えられる物なのか、受け入れざるを得ない物なのかを考えていかなければなりません。
決して副作用と言う言葉に感情的にならずに冷静に対処していきましょう。症状が安定すればプレドニゾロンは時間をかけて減らしていくのが通例ですが、それが不可能な病態もございます。
どうかお大事にしてください。判りにくい文章になってしまい申し訳ございません。
2006/08/04 00:28 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ご回答していただき、ありがとうございました。丁寧にご説明していただき、多飲多尿も当てはまります。まずは、もう一度病院に連れて行って、先生によく見てもらおうとおもいます。
2006/08/11 12:28
薬の副作用について
半年ほど前質問させていただきました、潰瘍性大腸炎の5歳の雑種犬のことで、再度質問させていただきます。薬と食事療法で元気、便共にもとの状態に戻った我が家のポポですが、一ヶ月前くらいから、散歩に行きたからず、ずいぶんゼーゼーと息をしているように思います。体も何箇所か湿疹のようなものができていて、お腹がぽっこりと出ています。先生に相談したところ、気温が高いのでということと、体重が増えたからといわれました。体重は入院時より、6キロ増え、以前と同じ体重(20kg)になりました。薬はシングル250mgを1日2錠とプレドニゾロンを1日6錠与えています。食事はセレクトスキンケアとセレクトプロテインの缶詰を与えています。因みに薬の量は半年間変わっていません。体調の変化は暑さからくるものなのでしょうか?心配です。