松倉 源太郎 先生からの回答
こんにちは。
クッシングに関しての考え方は、様々ですので、ここでは私の考えとして、書かせていただきます。
まず始めに、もしクッシングであれば、この病気は突然死が起きることがある病気である事をお伝えしなければなりません。もちろん、初期に起こることは少ないと思いますが、血栓症による突然死が必ず付きまとう病気です。
今回の検査では、確かにクッシングを強く疑う状態です。しかし、基本的には、6キロの体であれば、600CC/day以上になった場合に薬を考えるのでもよいと思います。念のために副腎のエコーはしておいてもよいと思いますが、まずは、様子をみて飲水量のさらなる増加や、ALPの上昇が出てきてしまうようであれば、投薬を開始すればよいと思います。
クッシングの薬もいくつかありまして、それぞれのメリット、デメリットがありますので、投薬を始めるにあたっては、その辺りも、十分相談の上で決めていただければよいと思います。
それでは。
2006/12/18 10:30 参考になった! 0
投稿者 イトッサ さん からの返答
とても親切なご回答ありがとうございました。「クッシングとは突然死が起こる病気」と伺いドキリとしましたが、やはりそのままにせず注意深い観察が必要だと再認識することが出来ました。
先生のおっしゃるとおり、年明けに副腎のエコーをしていただこうと思います。加えて、ALP、ACTHの再検査も時折行い、手遅れにならないよう治療していこうと思います。
ここ数日、一人でモンモンと考えていましたが、先生のアドバイスのおかげで今後の道筋が立ったような気がします。本当にありがとうございました。
2006/12/25 10:30
クッシング症候群について
はじめまして。アドバイスをいただきたくご連絡差し上げました。よろしくお願いします。Mダックス(♂)4歳6㎏ですが、半年ほど前から多飲(400CC/day)多尿が気になり検査をしてきました。
尿比重・・・1.024
ALP・・・210(4月)、127(6月)、172(10月)
T-CHO・・・387(4月)、277(6月)、149(10月)
GLU・・・83(4月)、189(10月)
GOT・・・32(4月)、60(10月)
尚、10月採血時に癲癇発作を始めておこし、フェノバール、セルシンを注射しています。その後フェノバールを朝晩3/4錠ずつ服用し、発作は一度も起こっていません。
先日、ACTH刺激テストを行ったところ、刺激前6.45、刺激後30.48でした。
医師から与えられた今後の治療方針としては
①ALP等の数値があまり高くないし、ACTHはストレスにかなり左右されてしまうため、時々血液検査をしながら様子を見る。
②大学病院で副腎をエコーで見てもらい腫瘍が出来ているかを確認する。
③クッシング症候群の薬の服用を始める。
と3つの選択肢をいただきました。クッシング症候群という疑いはあるものの、決定打に欠ける為、診断しかねる状況です。愛犬は車に酔ってしまうため、大学病院まで連れていくのも一苦労で、二の足を踏んでいます。また、目に見える症状としては多飲多尿以外はなく元気であるため、強い薬を飲ませる必要があるのかどうかも考えてしまいます。どういった対処をするのが好ましいでしょうか?よろしくお願いします。