遠藤 薫 先生からの回答
こんにちは。
お気持ちよく解ります。私も最近猫で同じような経験をしました。
選択枝は
1:継続した治療
2:痛みと苦しみのみを取り除く治療
3:ホスピス
4:安楽死
どれを選択しても間違いではありません。今素直に飼い主さんが一番してあげたいことを選べばいいと思います。
ちなみに私は2を選択しました。
当院では最近付属施設としてホスピスを始め、利用者の方から感謝されております。
2007/08/05 10:50 参考になった! 0
安楽死を勧められました
13歳のキャバリアについてお伺いします。
3月に鼻血を出し病院で診てもらいました。しかし、すぐに止まったため医師は腫瘍の恐れはないと判断しました。しかし、5月頃から鼻づまりが目立つようになり、7月に入ってからまた鼻血をだし、呼吸困難の症状が現れました。睡眠中はほとんど呼吸ができなくなりました。そのため、別の病院へ行ったところ腫瘍の疑いがあるということですぐに大学病院を紹介されました。結果は悪性腫瘍、片方の鼻の穴は完全に塞がり、もう一方も呼吸を正常にできるだけの空間は残っていませんでした。鼻からすでに目、脳まで達してしまっているため、手術はもちろんできず、放射線治療も気休め程度だろうという話でした。これから脳への進出が進んでいくと、痛みや痙攣を起こすため、安楽死も選択肢の一つとして提示されました。
現在は、寝ている間は呼吸が特に苦しいようで、ゼーゼーハアハア言って起きます。3分と寝ていられません。そのためもう本当に疲れきっているようです。とても苦しそうで寝ている間はこのまま楽にさせてあげたいと考えてしまいます。しかしトイレも一人でできますし、ご飯も食べるので安楽死をするべきではないのではとも思います。ただ、一日のうちのほとんどの時間を寝ようと努力しては呼吸困難に陥り苦しそうな姿を見ていると、どうしたらいいのかわかりません。
最後まで看取るのが飼い主の責任だと思います。しかし、苦しそうな様子を見ているとこの子は幸せなのだろうかと考えてしまいます。この段階で決断するのは早すぎるのでしょうか。それとも、今後もっと苦しい毎日が待っているだけだということは確かなので、それなら現在の苦しみからも早く解放してあげた方がこの子のためなのでしょうか。安楽死を選ぶのも、効き目のない薬を与えながら「もう少し頑張って。少しでも長くそばにいて。」と思いを託すのもどちらも人間の勝手に思えて、もうどうしたらいいのかわかりません。
何かアドバイスをいただけませんでしょうか。
予想していなかった結果だけに精神的にまいってしまし、文章もわかりづらいかと思いますがよろしくお願いします。