だいじょうぶ?マイペット

カリシウィルスのワクチン注射について

質問カテゴリ:
鼻の異常 / せきやたんが出る

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
福井県 / ようちゃんさん (この方の過去の質問 9件)

 
2011/08/10 18:15

ワクチンとは本来病気に罹る前に打つものですが、掛り付けの獣医さんが症状が酷くないときに注射を打ってもよいと言われました。
3種混合ワクチンとは違うもので8千円程の費用で年1回受けるものだそうです。
もう慢性化しているでしょうから打っても症状が今以上酷くならない程度かもしれませんとも言われました。
そのような注射はあるのですか?
また発ガン性についてはどうでしょうか?

はじめまして。

まず、ネコちゃんの現在の症状が「カリシウイルス」によって起こっているのかどうかの確定が大切だと思います。呼吸困難、鼻の異常、咳などはカリシウイルス単独で起こることもありますが通常は伝染性鼻気管炎との混合感染(同時に感染すること)によることが多いと思います。

猫伝染性鼻気管炎と猫カリシウイルス感染症は、感染初期にきちんとした治療をすると完治することが多いですが、感染から時間が経過したり、感染時に体力が低下しているなど何らかの問題があると完治せず、症状が軽減するだけであったり、良くなったように見えても時々症状が再発する様になります。このような場合に(猫伝染性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症の場合は)ワクチン接種をすることで抵抗力をあげて症状を軽減したり、今以上に悪化しないようにすることがあります。

当院では猫カリシウイルス感染症のワクチンは3種混合ワクチンとして接種しています。通常3種混合ワクチンというと「猫伝染性鼻気管炎ウイルス」「カリシウイルス」「猫汎白血球減少症ウイルス」の3つのウイルスによる感染症を予防するワクチンです。基本的に予防を目的に接種しますが、上記のように症状を抑えるために使用する場合もあります。この場合、あくまでいろいろな治療のなかの一つとしておこない、症状の出ているネコちゃんに「ワクチン接種だけ」をするということはありません。またワクチンが「治療薬」として販売されているわけではありませんので、症状のあるネコちゃんに接種するかどうかはあくまで個々の獣医師の判断によるものです。

ワクチンの発がん性については基本的にかなり低い確率で起こるものですが、ワクチンの種類によってもその確率がかわります。このあたりは実際に使用されているかかりつけの先生に確認するのがいいのではないでしょうか。実際にはそのリスクと比較しても病気の予防の有効性のほうが大幅に上回るためワクチンを使用することがほとんどです。

投稿者 ようちゃん さん からの返答

症状を抑えるために使用する場合もあるのですね。
今いる猫なんですが、年齢とともに鼻づまりが酷くなって無呼吸症候群みたいになりあまりに可哀そうなため昨日ワクチン接種しました。(夏なので症状が良かったため)
“京都微研”フィライン-4でした。獣医さんが曰く、確率は低いが場合によって肉腫が出来るときがあるがガンではないと……。
しかし飼い主としてはこれで良かったのかと不安です。
お答えありがとうございました。

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