だいじょうぶ?マイペット

突発性の攻撃行動について

質問カテゴリ:
その他 / ペットトラブル / しつけ

対象ペット:
/ ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
千葉県 / ちゃま母さん (この方の過去の質問 3件)

 
2012/04/04 02:24

お世話になります。
今回は実家のウェルシュコーギー(11歳♂去勢済)の問題行動(激しく噛む/威嚇する)についてご相談したくよろしくお願い致します。

パピーの頃から気分的にムラのある性格で1歳を過ぎる頃には20キロ超の巨大コーギーに成長。
両親曰く然したる理由もなく反抗したり、突然噛み付いたりする性格を多少なりとも穏やかに出来ればとの期待を込めて去勢処置を行いましたが、さほど変化はなく、今に至ります。

フードはドライと野菜中心で、カロリー的にもそんなに体重が増えるとは思えない量だったらしいのですが、それでもどんどん太るので(去勢すると体重増加の可能性が高まると注意を促していました)今現在は、これが犬の食事かと思えるような低カロリーの食事制限(量的にはボリュームあり)をしているようですが、それでも痩せないとの事です。

運動量としては高齢の両親としては頑張っているように思います。
朝晩各45分程度の散歩を欠かさないようにしているものの、本犬が太り気味で疲れやすいので、積極的に散歩に出かけるとはいえないようです。

父が昨年末に他界し、母一人になりました。

父が存命中から(2人とも)何回か噛まれる事故?に遭い、何とかならないものだろうかと主治医にも相談してアレコレ治療を試みているようですが、改善されません。

主治医は「飼い主さんに愛情があるから大丈夫、そのうちなんとかなります」と言うばかりで、10年過ぎました。

20キロ超のコーギーですから、噛まれ方?によっては大怪我と言えるほどになる事もあり、病院で縫わなければならないほどの怪我もすくなくないようです。

怪我の理由が理由ですので、母は病院に行きたがらずなるべく隠密裏に処理していたようですが、余りの深手に2日ほど経って病院に行ったら血管まで達する傷で縫合治療と破傷風蘭h接種を何度かに亘って受けたとの事もありました。

今は11歳の高齢犬ですが、主治医の治療時にはまず精神安定剤?でフラフラ状態にしてから診察台に数人係でやっと乗せるというスタイルで診察して貰っているらしいのです。

先日も母は激しく噛まれたため、主治医の所に犬を連れずに(連れて歩くのが怖いので…)相談しに行ったところ五日分の錠剤を処方され様子を見るようにと言われたようです(どのような薬か説明受けず)。

2年半ほど前からは「最期の手段かもしれないけれど」とPROVERAーDOGという注射療法を薦められ、高額な代金を支払ったようですが一向に改善された様子がありません。
ネットでアレコレ調べたところ黄体ホルモン様のホルモン治療薬のようですが、人間向けの処方についてで、ペット関連としてはアメリカのサイトで僅かにヒットしただけでした。

このような状態で、父を亡くしてひとりになった母にはセカンドオピニオンを奨めていますが、新しい環境に飛び込む決心が付かないようで首を縦にふりません。
そんな母にアドバイスを戴きたいのです。

よろしくお願い致します。

ちゃま母さん、こんにちは。関東でワンちゃんネコちゃんの問題行動の治療を専門としております獣医師牧口香絵と申します。

何度も過去に咬まれてことがあり、お母様の不安なこともたくさんあったと思います。


ワンちゃんの中には突発性に攻撃をする問題を抱えているワンちゃんもいるのは事実です。

レージシンドロームとも呼ばれます。例えば、電話の音、ワンちゃんの名前を呼ぶ、ソファーで隣どうしでくつろいでいたときに突然攻撃してくるなどのように突発的に攻撃をしてきます。
いつも同じ状況で攻撃をするとは限りません。同じ刺激や同じ状態で攻撃をしてこないときもあるのが突発性の攻撃性の特徴です。


私がいままでカウンセリングを通じてであった攻撃性のあるワンちゃんでご家族が「うちの犬は突然攻撃をしてくる」とおっしゃる場合でもよくよく状況をみたり、ワンちゃんと会いその子のしつけの仕方や接し方などを伺うと理由があって攻撃をしていることがほとんどです。


ですので幸太郎ちゃんが本当に突発的に攻撃をしているのかどうかは分かりませんが、コーギーの場合は特にしつけとして、マズルを握る、叱るために叩いたり、脅したり、体を押さえつけたりするようなしつけから攻撃性が誘発されることが多いです。また攻撃性がでやすい犬種でもあります。


ホルモン剤は数十年前までは攻撃性の治療として使用されていた時代はありましたが現在ではさまざまな副作用がでるため治療薬としては使用されていません。


一度、行動治療の長けた獣医師の方に幸太郎ちゃんのカウンセリングを受けて、どのような治療方法が適切かを時間をかけて伺うことをお勧めいたします。

お母様の年齢を考えると、適切なお薬を幸太郎ちゃんに与えることも必要であると感じます。




投稿者 ちゃま母 さん からの返答

牧口先生
詳細にご説明頂きありがとうございました。
特にホルモン剤に関してお答え頂いたのは初めてで、ありがたく存じます。
先生のご指摘の通り、行動治療を含めた治療をして頂ける獣医師さんをご質問する前に探したのですが、地方でも県下には2件のみで、残念ながら実家の近くに適当なお医者様が見つからなかった経緯がございます。
ただ、私のような心配性の素人からではなく、専門医からまた新たな選択肢を示した頂いたことで頑なになってしまった母の気持ちに再考の余地が生まれるのではないかと期待しております。
ありがとうございました。
また何かありましたらお力添えよろしくお願いいたします。

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