だいじょうぶ?マイペット

飼い猫の死因について

質問カテゴリ:
尿の異常 / その他 / ペットトラブル

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / tara0002さん

 
2014/08/26 02:44

初めまして。
飼い猫の死について、納得できないので質問させてください。

9歳の雄猫で慢性腎不全の治療を3月頃からしていました。
当初はBUNも70近くあり食事療法や皮下点滴、フォルテコールなどの処方で8月にはBUN49 Cre3.1 リン4.8 という数値でした。
8月のある日の診察で、尿検査で細菌が確認されたため、獣医師がコンべニアという抗生剤の注射をしました。また、その日の血液検査でカルシウム値が14ほどであった為、リンパ腫などの疑いもあるとのことで、副甲状腺検査に提出しました。エコーやレントゲンでは腫瘍は全く確認されませんでした。
その翌日から急激に具合が悪くなり、2日後に受診しましたが、副甲状腺の結果が来ないので処置が出来ないとのことで皮下点滴、吐き気止めを投与されました。
3日後にはトイレまで行けず垂れ流しの状態になり食欲もほとんどなくなりました。
4日後に再度病院へ行くとBUNが140越えで尿毒症になっていました。
すぐさま入院と言われ、静脈点滴を続けましたが数値は一向に下がらず、入院6日目で尿糖が出て、7日目に白血球が400まで下がり、そのまま死亡しました。(入院中に上記の検査結果が戻ってきており、リンパ腫とは考えにくいと診断されました。)
色々な獣医師に見解を聞くと、腎臓を介して排出されるコンべニアを投与したことが大きな原因となり、腎臓がこわれたのではないかと言われましたが、
当の担当医は10年以上獣医をやっているがそのような症例は見たことがないと言っていました。元気だったので問題ないと判断したとのことでした。しかし死因がそれ以外考えられません。

高齢で、慢性腎不全のネコにコンべニアを投与することが危険だとする、決め手となるような説明や、裁判を起こしたり、医療ミスというほどの案件がネット上では見つからず、事実を解明したい思いで懸命に調べております。

亡くなる直前に白血球が大幅に下がった理由として、静脈点滴のプラスチックの注射針を入れた場所が真っ赤になり内出血を起こして腫れてしまうため、もともと異物に対するアレルギー反応があるのでは?それが白血球を下げたのでは、と説明されましたが、納得できません。
末期には微量のステロイドを投与していたようです。

コンべニアが理由ではないのであれば、4日後に急に腎障害を起こした原因として、血栓なども挙げられますが、その場合尿糖は出ないのではないでしょうか。

ネコが戻ってくるわけではないですが、せめて事実を解析したいと強く願っています。
是非見解をお聞かせください。
よろしくお願いします。

あくまで文面から読み取れる、個人的な意見として書かせていただきます。

慢性腎不全の治療中、腎臓の状態が急に悪化する理由には様々なものがあると考えられます。検査を幾つかされており、腫瘍性のものなどは否定できていますが、すべての原因を自然に調べることは難しいでしょうし、後から原因として考えるのは難しい場合もあります。

気になるのはコンベニア注射前にカルシウム値が上昇していたことで、これがなぜ上昇していたのか、これが試飲につながるようなものだったのではないかという可能性は完全に否定できていません(文面からは高カルシウム血症の検査としては妥当な検査がされており、主治医の先生がきちんとこの問題を解決しようとしたことが伺われます)。

コンベニアに限らずどのような薬でも、体内に入ると肝臓か腎臓、またはその両方から排泄されます。そのため投与により「腎臓に負担にならないか」と言われるとそれを完全に否定するのは難しいでしょう。

末期の腎不全は急に進行することはありえますし、腎臓の状態によっては尿糖が出ることもあります。白血球が低下した理由は何でしょうね・・・体の状態が悪ければ敗血症などもあるのかもしれません。

少なくとも腎臓がどのような状態で末期を迎えたのかを確認するためには、亡くなった後の腎臓組織やその他組織を保存し、病理専門医に確認してもらうのがいいでしょう。現在は死後死因究明のために詳しく検査をしてくれる病理医もいますし、かかりつけの病院を介して依頼することに不安があれば大学病院などを介して依頼することもできるのではないでしょうか。
はっきりした証拠なく何が原因かを考えるのは難しく、例えばコンベニアの投与と同時に治療のための投薬をしていればそうしたものが原因ということもありますし、体調が悪い状態であれば呼吸した空気中の細菌が体内に入って死因になることだってありえます。

かかりつけの先生を擁護するつもりがあるわけではありませんが、症状に対して治療を行って「絶対に治る」ということは(一部の病気を除いて)ありません。手をつくしても亡くなってしまうこともありますが、われわれも常に「何とか助けたい」と思って治療をしていますが、期待通りの治療効果が出ないことがあることもあります。もちろん明らかに過誤のあるようなこともあるかもしれず、その場合はきちんと原因究明がされるべきと考えますが、今回のような慢性腎不全の際に他の治療もきちんと行っている場合のコンベニア投与が「問題である」ということはできないのではないかと思います(腎臓の組織検査などを行い、より詳しい治療経過や検査結果がわかればこの限りではありませんので、あくまでお書きになられている文面から判断した私個人の考えと思っていただければ幸いです)。

腎不全の治療を頑張ったネコちゃんが、安らかに過ごせることを願ってます。

投稿者 tara0002 さん からの返答

杉浦先生
ご丁寧なご回答ありがとうございます。
注射を打つその瞬間までとても元気でしたので、1週間でみるみる弱ってしまったことが信じられませんでした。
担当医の先生はコンべニアではなく別の抗生剤という方法もあった、ご自身の勉強不足で大変もうしわけありませんでしたと誤っておられました。
原因を確定することは今となっては難しいですが先生のご回答を頂き、少し納得できたような気がします。
お忙しい中、ありがとうございました。

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