だいじょうぶ?マイペット

愛犬の死について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ トイプードル / 男の子 / 17歳 9ヵ月

質問者:
宮城県 / ゆーちゃさん

 
2021/11/02 00:11

10月19日に天国に旅立った、愛犬の最後の状況について、先生方にお伺いしたいと思い投稿させていただきました。

トイプードルの男の子で、17歳8ヶ月でした。心臓の肥大により、テオドール、チラーチンE等の薬を全部で5種類飲んでました。たまに下痢をして、その時は下痢止めを服用してました。

以下は亡くなるまでの経過です。

10月11日(月) 夜下痢 薬も飲んで夕飯も食べる。

10月12日(火) 朝下痢 ひきつけを起こす。薬は飲まず、朝ご飯は食べず。
病院に連れて行き血液検査の結果、肝臓の数値が高いと言う事ですぐ入院となりました。

GOT(AST)>1000
GPT(ALT) 測定不可
GGT 62
ALPi 965

入院中は点滴してる間は大人しく寝ていて、起きるとご飯を食べていたそうです。(ご飯は、家から持っていった鹿肉のフレークと総合栄養食品です。)

10月18日(月) 肝臓の数値はまだ高いが、毎日通院での点滴に切り替えのため退院。

10月14日(木)
GOT(AST) 236
GPT(ALT) >1000
GGT 63
ALPi >1225

10月15日(金)
GOT(AST) 123
GPT(ALT) >1000
GGT 72
ALPi >1225

その際、8日分のウルソデキシコール酸50mgを処方されました。
家に帰って来た日の夜、薬は飲むが夕飯も食べないし、水も飲みませんでした。
最近出ていなかった咳が続いて、ちょっと酷かったです。
透明状の涎というか唾のようなものを吐きました。
ゲージに入れて寝かせたのですが、寝てる間にも同様のものを吐いたようです。

10月19日(火)
朝8時頃、ひどい咳が続き咳をしながら排便とオシッコをしました。一瞬全身から力が抜け脱力状態になりました。声をかけたら意識が戻ったような感じです。咳も少し落ち着いたのですが、呼吸がゼェゼェしてました。朝の薬は飲んだのですが、朝ご飯も食べず、水も飲みませんでした。私のパンを少し食べました。
9時頃ひどい咳が続き立ったと思ったら一瞬硬直して、全身から力が抜け心臓の音もしなくなり亡くなりました。
その時、それなりの量の排便がありました。

10月21日(木)
荼毘にふしました。その時火葬場の方に「心臓に水が溜まっていたんだね」と言われ、細長いひもの様な焼け残ったものを見せて頂きました。
病院からはそんな事は言われてなかったので混乱しました。あと、体内に便がけっこう残っていた事を言われ、焼け残ったものを見てショックでした。

長々とすみません。
教えていただきたいのは、愛犬の死亡原因はなんだったのでしょうか?

数値があまり良くない状態で退院して大丈夫だったのでしょうか?
そこで、私が心配だからもう少し入院させてて下さいと言えば助かったのではないでしょうか?

心臓に水が溜まっていたような話しがなかったのはなぜなのでしょうか?
亡くなった時の状況は心臓の悪化のようにも思えます。
だったら、早く病院に行っていたら助かったのでは?と思えてなりません。

ご飯を食べていたのに、あまり排便していなかったようなのも、苦しくなかったのかなぁ?何かしてあげる事は出来なかったのかなぁ?と思うと気になるし辛いです。

いずれにしても10月19日(火) 1回目の脱力状態になった時にすぐ病院に行けば良かったのに、落ち着いたからと少し待ってしまった、安心してしまった私が悪いのです。
どんなに後悔しても時はもどりません。
一生後悔して行くと思います。
たくさんの「タラレバ」ですが、このままだと苦しくて辛いです。
でも原因が分からないままだと、その後悔も一生持っていくことになるので、わかる範囲で教えてください。
お願いします。

獣医師の栗尾と申します。

文面を拝見しますと、情景が浮かぶようで、大変な最期だったことがうかがえます。

何点かありますので、順に話をしてまいります。

①心臓に水が溜まるというのことは医学的にあり得ません。心臓が悪くなっていたことが確かであれば、心臓肥大により心筋が脆弱化していたという話であればわかります。「心臓に水が溜まる」を言い換えると → 「心臓に血液が溜まる」=「心臓肥大」ということであれば理解はできます。医学的には心臓肥大ということ正しいのですが、「心臓に水が溜まっていた」と表現されてしまったのではないでしょうか。

②排便についても、心臓が極度に悪くなってしまったりすると、簡単でなくなる可能性はあります。こればかりは仕方ありません。ただ、便がたまっていたからといって寿命に影響することはまず考えにくいはずです。

③数値が良くない状態で退院して大丈夫だったかということに関しては、もちろん大丈夫とはいえません。できれば数値ももちろんですが、全身状態などが改善してから退院は考えるべきです。ただ、それが叶わないケースもあります。体調から考えて、もう積極的な治療に反応が弱くなってきた場合は早期の退院も検討することがあります。病院で最期を迎えるよりは家での時間をつくっていくようにしましょうという考え方です。あとは、通院でも治療として十分可能なものとなれば通院に切り替えることもあります。糖尿病の治療などはそうしたケースが多いです。

④死亡原因については、診察をしていないのではっきりはしませんが、心不全ということでよいのではないでしょうか。心臓が悪化すれば、肝臓が良くなりにくいことも、咳がひどいことも、脱力状態になった時に一度意識を戻したことも説明がつきます。


あとは何にせよ、17歳8か月という年齢です。さすがに寿命と考えていただいて、どちらかというと、すごく長生きで、飼い主様のために尽くしてくれた子じゃないかなと思います。どうしてもいつかはお別れはきてしまいます。最期に家での時間をつくれたことや飼い主様の近くにいれたことは大変幸せなことだったとは思います。後悔するようなことはほとんどないように感じました。

どうぞよろしくお願いいたします。

************************************

konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 ゆーちゃ さん からの返答

栗尾雄三 先生
あんな長い質問に丁寧な回答をして頂き、ありがとうございます。

最後に苦しんで、亡くなったので…
そばにいるだけで何もできなかったので…
もっと何か出来たんじゃないのか?
なぜ、朝一で病院のいかなかったのか?
色々なモヤモヤもあり後悔ばかりで、いまだにどうして良いか分からない日々を過ごしています。

でも先生が丁寧に回答して下さったことで、モヤモヤは解消することができました。
そして先生が言って下さった「最後に家で時間を作れたことや飼い主様の近くにいれたことは大変幸せな事だったと思います。後悔するようなことはほとんどないように感じました。」と言う言葉に救われました。
そばにいてくれるだけで幸せをくれた子なので、最後は私達のそばで幸せだったと思ってくれたのかな?
ちゃんと虹の橋で待っててくれるのかな?って思うことができました。
もう少し時間はかかると思いますが「一緒にいてくれてありがとう」って言って前を向けるんじゃないかなぁと思います。

本当にありがとうございました。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。

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