是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|81ページ目
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こんにちは、ちんチロりーんさん
ホワイトシェイカーズドッグ症候群と診断されたとのこと、病名についてのご質問ですので、お答えしますね。
正式には、Little white shakers症候群と呼ばれ、若齢の成犬(生後5ヶ月~3歳)、主に白い小型犬種に多いとされる頭や、身体を小刻みに震わせる症候群をさします。
原因は不明で、肝機能や、毒物などに関係しない震えが起き、興奮とともに悪化、睡眠時には消失するのが特徴です。また、血液検査などの検査でも異常が認められない場合が多いようです。
病気の初期に、ジアゼパム(てんかんの治療などで良く使われます)とステロイドの併用を行なうことにより、劇的に症状が良くなります。その後の経過は個体により異なり、振戦(ふるえ)が治ってしまう子、継続的に治療が必要な子と様々なのですが、概してジアゼパムやステロイドに対しての反応はいいのが特徴です。
今回寝ているときにも振戦状態が起こるとい...2007/03/21 10:08 -
こんにちは、きじとらさん。
さて、チョコくんの脱毛ですが、皮膚自体は赤くなったり、ただれていたり発疹があったりといった異常は無いでしょうか?自傷性(自咬性)脱毛などのように、特に原因がなく主に精神的なものや癖からくる脱毛もありますが、その他にも様々な皮膚病の可能性もあります。
投薬により脱毛がおさまることもありますので、もう一度診察を受けて、必要な検査を受けてみてください。
また、検査のかわりに「診断的治療」といって、薬を試しに使い皮膚の経過をみて判断する場合もあります。皮膚病の場合には時折使われる手法です。
この時期の皮膚病は放置すると、治るものも治らなくなる場合も多いので、もう一度診察を受けることをお勧めします。
お大事になさってください。
2007/03/21 09:34 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、石田さん。
前立腺癌が腎臓に転移し、そのため腎機能不全を起こしているということですね。普通、飲水量の制限を行なうことは、脱水症状を起こす危険があるため、基本的には飲水量の制限はしませんが、心臓疾患や腎不全の場合には、飲水量の制限を行なうケースがあります。
ただ、現在失われた腎機能を飲水により補っている状態でもありますので、尿比重等の検査を行い、充分注意して飲水制限を行なわないと症状の悪化を招くと思われます。
導尿カテーテルで、尿の採取は容易だと思いますので、尿量の確認、尿検査、血液検査などを行ないながら、飲水量の制限を行なうかどうかを決定してもらってください。
どうぞお大事に。
2007/03/19 16:53 -
こんにちは、キビちゃんの飼主さん。
避妊手術の際に膝蓋骨脱臼の手術も勧められたということですね。
麻酔に対するリスクからか、どうも2つの処置を同時にしてしまうというのが最近の主流なのかどうなのか不明ですが、そういう話を時々相談いただきます。
わたしとしては2つの手術を同時にする事には原則として反対です。
往々にして、「麻酔が一回ですみますから」という理由で、歯石の処置、避妊、去勢、膝蓋骨脱臼、耳道のV字切開などを同時にすることを勧める先生もいらっしゃいますが、2つの処置を同時に行なうことにより、麻酔時間が長くなってしまうことのリスク、出血管理や、雑菌感染に対するコントロールがより難しくなることのリスクはどのくらい説明をされているのでしょう。
昨年の年末にも尿道が詰まっておしっこが出なくなった猫ちゃんに結石除去の処置を行なった際、同時に去勢手術をした先生がいて、その後、その猫ちゃん...2007/03/17 15:59 -
こんにちは、チャーコさん。
さて、猫エイズ(本来は猫免疫不全ウィルス感染症FIV)ですが、現在ワクチンは日本で認可されたものはありません。当然日本でのワクチン接種も出来ません。アメリカでは現在認可されたものがありますが、まだウィルスタイプがはっきりしてないものもあり、全部のFIVウィルスを予防するものではありません。予防方法は、感染猫との接触を避けるなどの方法しか現在はないと思ってください。
完全室内飼いであれば、今後外からのウィルス感染は防げると思いますが、念のため今いるサクラちゃん、もしくはもう一頭の猫の血液検査をしていただいた方がいいと思います。お家にいた期間や、仔猫と先住猫との関係から(あまり仲が良くなかったとのこと)、仔猫の血液検査が陰性というだけで先住猫の二頭が陰性だろうと判断するのは危険だと思います。
FIVウィルスその物の感染力は高くなく、感染したからといって発症するわけでは...2007/03/17 15:43 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、福島さん
仔犬の骨をレントゲンで撮影すると、骨端部分は離れて写ります。
そのことをレントゲンの読影の際に見誤った可能性は無いでしょうか。
生後2ヶ月ということで、関節の異常をレントゲンの読影で読み取り、その後の状態を診断するのは、実はかなり難しいと思われます。
股関節形成不全などの病気の診断もある程度関節の形成が為されてからでないと不正確です。かなり熟練した整形外科医で、生後4ヶ月をすぎたところで、股関節形成不全の可能性を示唆出来るようになります。(さらに、確定診断には生後24ヶ月まで待った方が望ましいとされています。これは、アメリカのOFAという整形外科獣医師の専門集団の見解です。)
ジャックラッセルは、運動量が多いため、筋肉の発達と骨の発達のアンバランスさから、歩様が不自然になったりすることもありますので、他の犬種と比べても注意が必要ですが、あまり心配であれば、セカンドオ...2007/03/17 12:28 -
こんにちは、すーしーさん
ランタス(おそらくラムタスではなく、ランタスだと思いますが)を使って糖尿病のコントロールをされているということですね。
ランタスは、もともと透明の薬剤ですので、これが白濁するというのは異常だと思います。この状態の薬をこのまま使うことは危険です。何らかの原因で成分変化を起こしたと考えるべきでしょう。
ランタス注射の際に用いるカートリッジは新しいものに変えましたか?保管場所などは、直射日光が当たったりすることはないでしょうか?その他いろいろな原因で成分変化を起こす可能性があります。
ただ、白濁といっても薬の基剤の性質もありますし、それぞれの薬で白濁を引き起こす理由は異なりますので、一概にはご説明出来ません。たぶん正確なところは薬のメーカーでないとわからないと思います。
HP上でも製薬会社の患者さん向けの電話やメールアドレスが掲載されていますので尋ねることは出来...2007/03/17 10:42 -
こんにちは、うめちゃんの飼主さん。
初めての生理後は、性器や乳腺などの腫れも少し長く続く子がいるようです。乳腺のしこりに固いものが認められない、また性器からおりものなどが認められないのであれば、様子を見ていただいていいと思います。
ただ、あまり乳腺をさわっているとその刺激で乳腺の腫れがなかなか引かないということもありますので、なるべく乳腺を刺激しない程度にそれらの確認だけをしてあげてください。
それらの異常が認められた場合には、念のため病院で診察を受けるようにしてあげてください。
どうぞお大事になさってください。
2007/03/17 10:00 -
こんにちは、megunameさん。
誤飲や誤食は思っている以上に危険な場合があります。以前もストッキングを誤食した経歴があるようですので、早急に診察を受けて、必要とあれば、開腹手術をした方がいいと思います。
お家で処置出来るようなケースでは無いと思いますので、薬なども飲ませないで、まずは診察を受けてあげてください。おねがいします。
どうぞお大事に。
2007/03/17 09:35 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、舞子さん。
腹部だとガングリオンの可能性は低いと思いますが、腫れもなく柔らかいということですので脂肪腫なのではないかなと推察されます。
ただし、腫瘍に関しては、実際に診察して、さらに悪性の可能性もあるのであれば手術をし、組織検査をしなければ具体的な病名はつけることが出来ませんので、安心するためにも、一度動物病院で診察を受けていただくのがいいと思います。
直径1cm程度の腫瘍であれば、悪性であっても早めの処置をすれば、転移なども防げると思いますし、また、良性で特に心配いらないようであれば、万一を考えて不安でいるよりもいいと思います。
どうぞお大事に。2007/03/16 17:35