是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|82ページ目
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こんにちは、たけおさん。
イチロー君の異常ですが、おそらくは顔面神経麻痺では無いかと思われます。特に多いのが、中耳にある顔面神経枝が炎症や感染、腫瘍などによって障害を受けることにより発症する例が一般的です。
中耳部の耳鏡検査を注意深く行ない、炎症などの異常がないか確認します。耳鏡の検査結果で異常が見られなかった場合には、レントゲンで中耳部周囲(鼓室胞)の異常がないか、腫瘍などの可能性の有無などを見ます。犬猫での、脳内異常による顔面神経麻痺はまれです。
また、特定の原因が見つからない例もいくつかあり、その病態も様々です。経過がいいものもあれば、長く麻痺が続く例もあると思ってください。
中耳の炎症や感染が原因の場合には、それらに対する適切な処置で症状の改善が速やかに見られます。ただ、イチロー君の場合、すでに2ヶ月くらい経過しているようなので、急速な治癒は難しいかもしれませんね。食事をこぼ...2007/03/16 17:20 -
こんにちは、長野のまっちゃんさん。
個人的には垂れ耳のパピヨンは、可愛いなと思っていますが、早速ご質問にお答えしますね。
まず、酔い止め薬と耳が再び折れてしまった事の因果関係ですが、市販の酔い止め薬ということで、どういった成分が含まれているか不明ですので、はっきりはお答え出来ません。しかし、市販のものの中に耳介軟骨の変化をもたらすような成分が含まれているとも思えないので、おそらくは関係ないのではないかなと推察されます。
立ち耳や、シェルティなどのような先折れの耳、などなどその犬の特徴とも言われる耳の形も、全くの矯正無しに理想的な形になることは少ないですね。
小丸くんも垂れ耳を直したいのであれば、まずテーピングによる矯正をお奨めします。いままで立っていた耳ですので、早めに処置をすれば治ると思います。
テーピング箇所等は可能であれば、近所のブリーダーさんに実際に見てもらいながら教えてい...2007/03/16 16:48 -
- 質問カテゴリ:
- 背中・腰を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、きなパパさん。
さて、椎間板ヘルニアの原因遺伝子として、CLIPのスレオニン型(正確にはCILPタンパクの395番目のアミノ酸がスレオニンに変わっているタイプ)の発表がされていますが、このCLIP蛋白の椎間板変性への関与の発見は発表されてまだ間が無い知見ですね。獣医学分野での遺伝子解析はまだこのレベルまでは為されておりません。遺伝的因子の関与は示唆されているものの、大勢が統計的な発表によるもので、まだまだ再生蛋白の遺伝子タイプの研究までは遠い道のりと言わざるを得ませんね。
またヒトでのCLIPのスレオニン型以外のヘルニア関与因子の研究もまだまだ途中課程だということ、ご理解下さい。
きなパパさんが今回あげてくださったハンセン分類によるヘルニアの分類ですが、人間のヘルニアにも同じような分類があり、一般にI型を脱出型、II型を膨隆型と呼んでいます。簡単にいえば、髄核を取り囲む繊維輪にひびが入るか、...2007/03/15 21:58 -
- 質問カテゴリ:
- 吐き気
- 対象ペット:
- 猫 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ガラガラさん。
元気はあるのに吐き気が続く。
こういった症状だと、診察を受けるべきかどうか、判断に迷うところだと思います。猫は、毛繕いなどをして出来る毛玉を吐いたり、少し胃の調子が悪くても吐いた後にけろりとして、いつの間にか問題なく過ごしてしまうことも多々ありますので、我々も、「様子を見て」と「連れてきてもらって診察を」と「腎臓等の異常の可能性もあるからすぐ検査をしましょう」との間で迷う場面も案外あるものです。
今回も、食欲もあり、元気もあるということなので、おそらく毛玉が一番疑われますし、1,2日単発的に吐くのであれば様子を見てもらうというのがセオリーですが、3日間連続でとなると、毛玉のコントロールをする必要や、他の病気の可能性も考えないといけませんので、安心するためにも動物病院で診察を受けていただいた方がいいと思います。
病院で毛玉をとかす薬などを使うと、吐き気も止まる...2007/03/15 17:22 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、たかせさん。
ピンクちゃんと同じような症状がゴン君にも出始めているということでご心配なことと思います。
皮膚病の診断については、実際に診察を受けてもらって、鑑別をしていただくとして、予防注射やフィラリア予防薬と皮膚の異常の関係についてですが。
ワクチンで予防する病気には、今回のような皮膚の異常を症状とする伝染病はありませんので、ご心配はいらないと思います。フィラリアも同様です。
ワクチンやフィラリア予防をきちんとしていなかったことと、皮膚病との関連はないと思っていただいて構いません。
皮膚病の治療で使う薬との関係もありますので、ワクチンの接種時期については、皮膚病を診察した獣医師に相談していただければいいと思います。
皮膚病の病状が快方に向かうといいですね。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事に。
2007/03/15 11:11 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
センティネルスペクトルに関しては、日本での処方は許可されていないと思いますので、回答を控えさせていただきます。
おそらく輸入代行を使われての購入だと思いますが、薬事法的にもグレーの行為で、事故が起きた場合には自己責任ということになりますので、お気をつけください。
また、日本にも、システックという、フィラリア予防とノミ予防、消化管寄生虫の駆除が出来るものもありますが、この薬剤にはダニの予防効果はありません。
ノミの予防ということであれば、内服の薬もあります。ただ、ダニの予防も同時ということになるとどうしても、スポットタイプの外用薬か、首輪タイプのものから選んでいただくということになるとおもいます。フロントラインの基剤が気になる子はたまにいますので、その場合には首輪タイプのダニ駆除剤をお勧めしています。また、ダニ専用の効果時間の長い首輪もありますので、お奨めです。
参考になればいいの...2007/03/15 10:55 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、鈴木さん
チビラちゃんの下痢、長期にわたり続いたようで、大変でしたね。鈴木さんも看病大変だったと思います。
経過をずっと読ませていただきましたが、どうも特定の蛋白源に対しての腸管のアレルギー反応性の腸炎が疑われる症例のようですね。
特に3月に入ってからは、弱った腸粘膜に細菌感染を起こし出血性腸炎に移行した可能性も示唆されますね。
今回鈴木さんの判断で、食事からササミを始めとする動物性たんぱく質の制限を行なった際の反応がいいようですので、特にステロイド投与を継続する必要も無いと思います。
確かに長期のステロイドの投与後は、投与をやめる場合も急に投与をやめてしまうことによる副作用の発現を抑えるために、徐々に量を減らすなどの処方が必要となりますが、今回のようにごく短期間の投与であれば、このまま処方を止めても構わないと判断します。
また、尿量の増加などの副作用も見られるようで...2007/03/14 18:37 -
- 質問カテゴリ:
- しつけ
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、satoさん
犬の多頭飼いは、単独で飼っているときに比べると、楽しさも倍以上ですが、最初の導入期には今までになかった苦労もありますね。それが、多頭飼いの醍醐味でもありますが。
さて、先住犬(名前がわからないので、こう呼ばせてくださいね)とライトくんの関係ですが、今現在、先住犬がフリーで室内にいる時間が長いということから、順位的にも飼主>先住犬>ライトくんの順番でしばらくは固定するのがいいと思われます。食事の順番には特に気をつけて、先住犬より先にライト君に食事を与えたりすることの無いように気をつけてくださいね。
取っ組み合いが始まったときの飼主さんの対応ですが、頃合いを見計らって、ライト君の首を飼主さんが押さえ込むと言った行動で制御していただいていいと思います。押さえ込む時はくれぐれも怪我をさせないように、首全体を手のひらで包むようにお願いします。
ただし、今現在のライト...2007/03/14 16:40 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、Ladymamaさん。
さて、KIDくんの口の傷ですが、ケージの隙間から、顔を出したりした状態でつく傷の可能性はないでしょうか?よくケージから鼻先だけ出した状態で過ごしていると、丁度ケージの柵に押し付けられた部分がおっしゃるように少しへこんで赤くなったり、固くなったりすることがあります。お留守の間、柵の隙間に顔を挟んでLADYさんや、ASHくんを眺めているのかもしれません。
左右同じようについているということから、単なる咬み傷とは異なると思うのですが、かといって、内分泌系の病気で、その部分に限局して左右対称に出る疾病というのも特に思い当たらないのですが、ふとケージの柵で出来たものではないかと思い回答させていただきました。
参考になれば幸いです。
お大事になさってください
追記(3/14)
>>傷の穴の感じからすると、尖った物が刺さった様に見受けられ、
>>擦り傷というよりは刺し傷と思われます。
...2007/03/14 11:11 -
こんにちは、りゅぅさん。
リュウ君の様子、12日に何度も痛がるそぶりを見せたようですね。
レントゲンでの診察の結果に異常がないながらも、頻繁に痛がるように悲鳴をあげ、特に頚部に異常のある様子ですので、お話を聞いた限りでは、頚部の靭帯などを痛めた可能性が大きそうですね。
引っ越しの際などに、踏ん張ったりしたときに痛めた可能性もありますね。
慣れないお家で緊張もあったのかもしれませんが、頚部を痛めていたので、消炎剤が効果的で、13日には症状が落ち着いたのではないかと思われます。
もう2,3日は散歩も控えめに、ゆっくりとお家で過ごすようにして様子を見ていただければいいのではないかなと思います。
りゅぅさんも生活が変わられて、調子など崩されませぬようお身体にお気をつけくださいね。
お大事になさってください
2007/03/14 10:27